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兎を狸殺害容疑で逮捕 福井

作者: 川里隼生
掲載日:2019/10/11

 福井警察署は4日、殺傷の疑いで、福井市に住む住所不定無職の兎容疑者(3)を逮捕した。兎容疑者は容疑を認めているが、「狸は殺されて当然の男だ」と供述しているという。


 被害者の狸氏(当時5)は兎容疑者に騙されて先月21日に泥の船に乗り、溺死した。地元漁師の「海面に水死体が浮いている」との通報によって事件が発覚し、警察が行った司法解剖の結果、背中一面に火傷の跡も見つかっていた。


 兎容疑者は「儲かる話がある」と狸氏を福井市内の山中に誘い込み、隙を見て狸氏の背中に火傷を負わせた。さらに兎容疑者は自身を薬剤師と偽り、火傷用の塗り薬と称して唐辛子を狸氏に渡した。後日、兎容疑者は仲直りだとして、共に釣りをする約束を狸氏に持ちかけた。


 兎容疑者は木製の小さな船と泥製の大きな船を用意し、「より多くの魚を乗せられる」と、狸氏に泥の船を勧めた。狸氏は泥の船に乗り、福井県沖およそ1キロメートルの場所で溺死した。警察の取り調べに対し、兎容疑者は一連の容疑を全て認めているが、「狸は殺されて当然の男だ」と話しているという。


 会見で犬警察署長は、「差別的な意思をもっているようで、極めて許しがたい犯行」と断じた。福井警察署はさらに詳しい事件の経緯や動機を調べていく方針。鳥取県で昨年発生した、いわゆる『因幡の白兎事件』に続く兎の犯罪に、国民の兎への目は厳しくなる一方だ。

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