a scar
冷たい波 呑まれていた
無情な関係に畏怖して
積みゆく砂 埋もれていた
異常な感覚に自負して
罪の砂漠を彷徨う
絡みつき食い込む刺
明日を探し暗闇を這う
少しずつ光に近付く
もうすぐ開花する
Awakening flower
現実から逃げ、微睡み
幼い頃に植え付ける種
いつまでも枯れない花
いつまでも消えない心的外傷-トラウマ-は
きっと ずっと これからも
心の中を締めつける
棘のように…
紅 花 生まれていた
非常な感覚に麻痺して
終に最期を迎える
空回り悔いる無限
未来を探し砂丘を這う
少しずつ光に近付く
もうすぐ開花する
Awakening flower
真実を恐れ、瞬く間に
幼い頃を 走り抜けたね
いつまでも朽ちない花
いつまでも癒えない心的外傷-トラウマ-は
もっと もっと これからも
心の奥に植えつける
棘のように…激しく
現実から逃げ、微睡み
幼い頃は ただ逃げていたね
いつまでも咲かせる花
どこまでも消えない心的外傷-トラウマ-は
きっと ずっと これからも
罪重ねる砂を抱き続ける
経験になり生き続ける
もっと もっと 傷付くだろう
棘の中で…華やかに
心の中で…強さに変わる
連載小説の息抜きに投稿。
過去に友人に頼まれて、「作曲に使いたから歌詞書いて」と無茶振りされた時に書いた詩。
完成して送ったところ、「想像していた以上にクオリティ高くて、逆に持て余すわ…」と言われ、どうなったのかわからなくなった詩を、ここに投稿してみました。
好きに使ってくれとは言ったものの、特に音沙汰無かったので恐らく使用していないと思うので投稿しても問題ないと思います。
作詞前提ということで、メロとかサビらしき部分は韻を踏んでたり、文字数合わせてたりと結構気を使ってます。
詩というのは「あなた」とか「きみ」といった、主に恋愛をテーマに書くのが一番楽だと思っています。と言ってみるものの、この作品は一切恋愛要素無しな上、ちょっとダークな雰囲気がしている気がします。