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第十八章、労わり

この物語はフィクションで、登場する人物や建物は実際には、存在いたしません。

尚この技は架空であり、実際に物理的に出来る技では有りません。


次の日、朝から玲菜はベッドの布団の中にこもり、



辛さを隠せない様子で、酷く心を痛めて泣いていた。



それを心配する母静香ではあったが、



慰めても玲菜のショックは納まらなかった。



目の前で愛する竜彦を、



元スケートコーチがナイフで刺した事を、



目の当たりにしたショックは大きく、



その事が何度も蘇ると、心が張り裂けそうであった。



竜彦は美術商の水野鑑定師と会いに行っていたが、



午後は喫茶店サファイアに寄って、



玲菜の今の状態を伝えると、



客と秋山夫婦は、同情して気を落とした。



今まで玲菜は秋山夫婦や常連客に、



明るく元気に振る舞い接しただけあって、



裕子の行動は許し難かった。



だが竜彦は秋山と常連客に、



明日には喫茶店に復帰させると告げて、



店を跡にしたのであった。



自宅に戻るとリビングに居た母静香が、



ソファーに座っている姿を見て、



「玲菜相変わらずですね」と、



尋ねると静香は何も言わずに頷いた。



それを確認すると竜彦は、自分達の寝室に向かった。



寝室のドアを開け、ベッドで掛け布団を被り泣いている玲菜を、



目の当たりにした。



竜彦はそっとベッドに腰掛けると、玲菜の名を呼んだ。



玲菜はその時、掛け布団をそっとずらし竜彦に顔を見せた。



その表情は窶れて泣き疲れ精神的にも、



追い込まれている様子であった。



すると竜彦は、「起きてごらん」と、



指示をすると玲菜は、ベッドから上半身を起こした。



玲菜は掛け布団が胸から落ちて、美しいバストが露になった。



すると竜彦は玲菜の瞳に口を付け、



「さあ泣いてごらん」と、



指示すると玲菜は、声を出さずに涙だけが瞳に溜まって行く。



するとそれを竜彦が飲んだ。



両目の瞳に溜まる涙を交互に、竜彦が口を付けると、



玲菜は目を瞑る。



そして涙を竜彦が吸った。



その時、玲菜は目頭が熱くなるのを感じると、



急に「あー」と、悶えて仰向けでベッドに倒れ込んだ、



一緒に竜彦もベッドにうつ伏せで倒れると、



仰向けの玲菜の瞳にキスし続け、



溢れ様とする涙を飲み続けた。



これが玲菜の心を癒す、最大の特効薬であった。



すると玲菜の表情が泣顔から、穏やかな表情に変わる。



まだ涙を出し続けていたが、それは既に玲菜の甘えに変わっていた。



泣いて涙を流すと、玲菜の涙を口に含んでくれる行為が、



玲菜にとっては最高の癒しであった為に。



一番 玲菜が竜彦の愛情を感じる行為であった。



玲菜はその竜彦の行為に甘えていると、強く愛されたくなり、



甘い声で「抱いて」と、囁いた。



竜彦はベッドで玲菜を抱きながら服を脱ぐと、



竜彦に絶え間なく抱かれて来た玲菜の体はもう、



立派な女としての成長振りを露にする。



玲菜は差ほど愛されても無いのに、激しく悶えた。



すると竜彦は一度、 愛するのを止めて玲菜の顔を見詰めて竜彦は、



「玲菜そんなに自から激しくしては駄目だ。



こんなに心が病んでいる時に、



激しく感じてしまうと麻薬だ」そう告げると、



玲菜は急に感情的になり、「いや、激しく抱いて欲しいの、



壊れてしまってもいいの、私を壊してお願い」と、求めた。



その時、玲菜は裕子の恐怖に駆られて、竜彦の強い愛の力で、



解消して貰いたくてねだるのであった。



竜彦はそんな玲菜の唇にキスをして、



「玲菜今の精神状態では壊す事は出来ない。



営みが終われば我に返る。



愛した分だけ現実感が更に襲ってくる。



麻薬と同じになる。



もっと体の力を抜いてごらん」と、答えると玲菜は言われた通り、



悶えたいが体の力を抜いた。



竜彦は玲菜が穏やかな表情になると、玲菜を優しく愛して行った。



玲菜は先ほどとは違い、眠る様な眼差しで人差し指を銜えて、



穏やかな愛の世界へと誘われた。



竜彦は激しく欲望に駆られずに、玲菜を愛して行くと、



穏やかに玲菜の体が反応して行った。



その時、徐々に玲菜は妖精が住む、明るい世界が見えて来ると、



その世界へ飛んで行った。



天使が妖精の世界に導くと、二人はそこで遊んでいた。



天子に愛される妖精は今、地獄から天使の力で這い上がり、



その身を天使に委ねた。



天使と遊び疲れた妖精は今、ベッドで安らかに眠っていた。



しばらく眠っていた玲菜を見ていたが、



玲菜の体を掛け布団で巻いて抱き上げ、自分はトランクスだけを履いて、



寝室から出ると玲菜は目を瞑っていた。



それを母静香が廊下の片隅で見ていたが、



竜彦も静香も言葉を交す事は無かった。



竜彦は玲菜を抱き上げて、



玲菜に与えたプライベートルームに足を運んだ。



そしてその部屋のソファーに玲菜をそっと下ろすと、



バスルームのドアを開け、シャワーを出して温度を調節する。



調整が済むと玲菜の所に行き、玲菜に巻いた掛け布団を取った。



裸になった玲菜の体を抱き上げて、バスルームに行くと、



バスタブの縁に玲菜を座らせ、バスルームのドアを閉め、



シャワーを背中に浴びせると、顔にもシャワーを浴びせた。



玲菜はまだ目を瞑り、竜彦にされるがままでいた。



玲菜の体全体にシャワーを浴びせると、



玲菜の顔に洗顔ソープを泡立て洗った。



それをシャワーで流した。



営みで汗ばんだ玲菜の体を、専用のスポンジにボディーソープを付け、



丁寧に洗い上げると、その泡を丁寧に手を使ってシャワーで流して行く。



そして洗い終わると、バスルームに掛けられたていた、



バスタオルで丁寧に体を、吹き上げて行ったのであった。



そしてまた玲菜を抱き上げ、バスルームのドアを開け、



玲菜をドレッサーの椅子に座らせた。



玲菜はその時もまだ目を瞑っていた。



すると竜彦は部屋の衣装ルームの扉を開け、



そこに備え付けられている引き出しを開けると、



玲菜の下着が綺麗に畳んで置かれていた。



玲菜が好む普段着けている大人しいタイプの、



白いレースのブラジャーとショーツを出して来て、



それを竜彦が玲菜の身に着けて上げると、まだ玲菜は目を瞑っていた。



その時、玲菜の耳元で竜彦が、「これは玲菜がねだって、



俺が買って上げた事は、お母さんには内緒だぞ」と、



告げると玲菜は目を瞑りながら微笑んだ。



そして今度は衣装ルームから白いブラウスと、



青い膝位までの、タイトスカートを持って来て着けて上げた。



そしてドレッサーの引き出しを開けて、



中から化粧類を数点を取り出すと、



竜彦は玲菜の顔に、薄くファンデーションを塗る。



今度は薄紅を玲菜の口に塗った。



そして薄手のピンクのアイラインを引く。



そこで手を止めた事が玲菜に伝わると、



初めてここで玲菜は目を開けた。



先程とは違い泣き付かれ腫れていた顔が一変して、



美しい玲菜のハーフの顔立ちが蘇ったのであった。



その光景を部屋のドアを少しだけ開けて、



伺っていた母静香は部屋にそっと入って来て、



「そうか玲菜はいつも、



こうして竜彦君に慰めて貰い甘えていたのね。



それと竜彦君におねだりするのは、



見えない所だったか」と、気づくと玲菜は微笑んで、



「竜彦君しか私を癒す事が出来ない事それは、



この優しさなの。



そうよ私のおねだりする物それは、



私が想像して竜彦君がデザインしてくれた、



特別注文のユニホームと下着そして化粧よ」と、



告げると母は呆れて竜彦に、「ねえ竜彦君、



玲菜を目に入れても痛くない程、可愛いのはよく解るけど、



あまり甘やかし過ぎるのも玲菜の毒よ」と、



忠告すると竜彦は微笑んで、「今の内だけですよ」と、



言い訳をするのであった。



次の日の午後一時頃、



ランチタイムの時間も落ち着き、



玲菜は職場復帰で、来るお客皆んなに励まされた。



そうあの事件の噂は瞬く間に広がり、



裕子が出所した時点での、その身の安全確保が危ぶまれていた。



客は皆それは仕方が無い事とした。



今日もお昼は母静香がカウンターの椅子に座り、



コーヒーを飲み寛いでいた。



客が捌けると秋山の仲間内だけが、喫茶店で寛いでいた。



すると静香は、「竜彦君の作品はどれも、



オークションで高値を付けるわ。



玲菜の作品以外も横浜の風景を描いた作品も、



高値で取引されてる。



才能有るわね」と、関心していた。



すると玲菜は母静香に、「お母さんの取り分少なくしてよ。



私達だって生活掛かっているんだから」と、



また文句を言うと静香は、「よく言うわね。



竜彦君が玲菜に掛けているお金は、どれだけなのかしら。



可愛い玲菜にねだられて、竜彦君だけに愛されたいから、



玲菜が他人には見せない所にお金を掛させて置いて、



メイクまで竜彦君にやらせて、あのメイクは玲菜好みでしょう。



竜彦君も甘やかし過ぎてると思うけど」と、



静香も玲菜に文句を言うと、



秋山は竜彦の気持ちが解る様で、「そりゃーしょうがねーなー。



可愛い玲菜ちゃんが、裕子に嵌められて泣いてりゃー、



竜彦は不便でしょーがねーや。



ついつい過剰に愛情注ぎたくなるさ。



あいつも親から勝手に見離されて、寂しい思いをして来たんだ。



玲菜ちゃんが信じて来たコーチの裏切りに、



竜彦だって堪らない思いが有るんだよ。



玲菜ちゃんの気持ちが解るから、竜彦はそれを補う様に、



自分が過剰な愛情注いで、



そんな玲菜ちゃんを癒したくなるんだ」と、



察すると玲菜と静香は竜彦を、後ろめたく感じてしまうのであった。



そして静香が、「そうね、ここまで玲菜が立ち直っているのは、



全て竜彦君のお陰ね。



昨日の玲菜の姿を見た時、私はどうする事も出来なかったけど。



竜彦君は 一日で玲菜をここまで、



立ち直らせる事が出来るのだから立派ね」と、感心した。



だが玲菜は、「まだ空元気よ。



辛いけどいつまでも、くよくよししてられないし、



秋山さん夫婦に心配掛けたく無いし、私が居ないとお店大変だから、



がんばって立ち直ろうと努力したの」と、



意欲を見せると明子は、「だから竜彦は男の中の男なのよ。



玲菜ちゃんが辛ければ、竜彦だって辛いしね。



あの馬鹿コーチとは違って、玲菜ちゃんが求める物を与える。



与える事で玲菜ちゃんが元気になって、



それで玲菜ちゃんはスケートリンクで、皆んなに元気を与える。



決して竜彦は玲菜ちゃんを独占しないけど、



守る所は守って、しっかりと俺の女だと言う所を主張する。



カッコイイじゃない」と、関心すると玲菜は微笑んだ。



すると静香は、「そう言えば亡くした夫もそうだったわ。



私も今の玲菜の様に飲食店で働いていると、



他の客に私が言い寄られても、見向きもしないけど、



客に手を出され私が嫌がると、



もうその時点で客の背後に立っていて、



片手でその客の首を掴んで、



聞き分けが無いとそのまま持ち上げるの。



すると夫は必ずその客にこう言うの。



『嫌がっているだろ、止めろよ』その一言。



すると客は大人しく成り、



何事も無かった様に夫は元いた席に戻り、



仲間としゃべっていた。



出会う男が私とそっくりな所は、親譲りなのね」と、思い返した。



秋山、「竜彦もこの店ではそうだぜ。



どの男が玲菜ちゃんに言い寄っても、口説いていても見向きもしない。



竜彦を知らない客は、玲菜ちゃんを口説くが竜彦は知らぬ顔だ。



だがいざ裕子が玲菜ちゃんに襲い掛かると、落ち着いて事を処理する。



決して自分の感情に流されず、その場の適切な判断を下して対応する。



奴も相当大人に成ったよ、いや玲菜ちゃんが竜彦を大人にさせたんだ。



そう言う意味じゃー、玲菜ちゃんの存在は、



竜彦にとっては偉大だな」と、悟ると静香は、「そうだったわね。



私の夫も私と付き合う様に成ってから急に更正して、



まともな人生を歩み始めた。



お互い自分には無い要素を、照らし合わせて互いに改めたのよね。



それが本当のお互いの、労わりなのかもね」と、考えさせられた。



すると急に玲菜の顔が強張り、「お母さんも若い頃は、



辛く泣きじゃくった後は、お父さんに抱かれてお風呂入れて貰って、



体を大事に洗って貰ったなんて、言わないでしょうね」と、



激怒すると秋山夫婦は同時に、



「オイオイ」と、言って暴走する玲菜の話を止めた。



静香はその時 一つウインクをして、



「そんな事が有ったかも知れないわね」と、意味し気に答えた。



すると秋山夫婦は驚いて同時に、「えー」と、叫んだ。



呆れる玲菜は母静香が真実を語ったと確信して、



「もー、人の事を言えないじゃない」と、膨れたのであった。



相変わらず間の悪い竜彦が、



そこに来店すると即座にその空気を読んだか、



急に「出直す」と言って、店を出て行ったのであった。



その時、耳が大きく成っていたのは、



秋山の知り合いの客で有った事は、言うまでもなかった。


数日後の土曜日。



大滝スケートリンクは午後の 一時になると、



玲菜のショータイム程では無かったが、人々が集まって来ていた。



玲菜の演技を人目見様と、場所の確保であった。



だが今日は様子が違っていた。



約束通り元玲菜のチームメイト十人程度が、



名古屋から大滝スケートリンクに、滑りに来たのである。



まだ高校生ではあったが、チーム解散後個人練習に励んだ結果、



持ち前の技を極めて、玲菜のショーの前座を務める思いで、



曲に合わせて滑っていた。



前座ではあったが、しっかりとしたフォームに、



シャープな技を繰り出すと、



会場からは多大なる拍手や、歓声が上がるのであった。



彼女達も練習には励んでいたが、大勢の人々の前で滑るのは久しぶりで、



フリースタイルで滑るチームメイトは、玲菜同様人々に喜ばれると、



その時点で自信が付き、練習の時よりも大胆に技を繰り出せたのであった。



まさに褒めて技を伸ばす、若き女子スケーターであった。



演技が終わると玲菜が、リンクの外で待ち構えていて、



喜びを分かち合っていた。



元チームメイトは皆、滑り終わると玲菜と抱き合い、



昔幼かった時の様に、はしゃぐのであった。



今日は裕子が逮捕され、まだ保釈されてなかった為に、



身の安全は確保され警護が居なくても、



玲菜はスケートリンクに居る事が出来た。



昔、名古屋でチームメイトと、



滑っていた感覚が蘇ったのであった。



その時、何気なく竜彦の優しさを思い出していた。



こんな素敵な舞台を与えてくれたのも、



裕子のお陰で引き裂かれたチームメイトが、



自分の元へこうして戻って来てくれた事も、



またこうしてチームメイトと 一緒に、スケートが出来るのも、



切欠は弘美と竜彦に有る事を感じると、目頭が熱くなるのであった。



古く寂れてスケールが無いスケートリンクでは在ったが、



彼女達がそれを補い華を咲かせたこのリンクは、



氷の上で舞うアイスエルフィン達が、



このリンクを守っている様であった。



するとそこへ竜彦が、大扉開けて場内に入って来た。



続いて真理、静香が何か楽しそうに話しながら場内に入ると、



玲菜の所にやって来た。



急にその時、竜彦を見て玲菜の頬から涙が伝った。



零れ落ちる涙を押さえる玲菜は俯いた。



その思いは元チームメイトにも伝わった。



その時、竜彦はそんな玲菜に微笑んで、抱き締めるのであった。



玲菜、「駄目、今抱き締めると涙が止まらないから」と、



拒むと真理が、「このおっちょちょい。



プライベートの話は、身内だけでしなさいよ。



喫茶店でお母さんと、言い争うから浜では噂が広がっているよ。



竜彦が泣いている玲菜を慰める方法は、



玲菜の涙を飲む事だとか。



今日店の女性客からも聞いたよ」と、



注意すると竜彦は実際に、玲菜の瞳にキスをして涙を口に含むと、



瞳に溜まった涙は消えて行くのであった。



皆その光景を見て、竜彦の愛情が伝わるのであった。



同時にそんな玲菜が、皆羨ましく感じたのである。



それを見た真理が、また意地悪そうに、「ははーん。



もう泣き枕では、玲菜の涙は吸収し切れないから、



竜彦はそれを飲まないと、



ベッドのシーツが玲菜の涙で、溢れてしまいそうなのね」と、



からかうと、皆んなは玲菜を冷やかした。



すると竜彦は玲菜を庇う様に、「妖精の涙をたらふく飲んで、



俺の毒気を洗浄してるんだよ。



お陰で俺は大分は落ち着いたろ」と、



屁理屈をこねると皆んなは笑った。



静香、「大分飲んだみたいね。



飲み過ぎると今度は毒気を取り除き過ぎて、



なよなよしてしまうわよ」と、



からかうと玲菜が怒って、「お母さんだって、



辛い時はお父さんに甘えてた癖に、



私の事は悪く言うのね」と、母を非難した。



真理、「そこが噂が広がる要素でしょう。



お互い公での傷のなめ合い、



突き合いは止めなさいよ」と、忠告した。



玲菜、「お母さん焼いてるのよ私達の事を」と、



敬遠すると母静香は腰に手を置いて、



「ふん、焼いてなんかいませんよ。



母としてあまりに甘やかす竜彦君と、



それに溺れる玲菜が目に余っただけよ」と、



非難すると真理が呆れて、「そこが始まりなのよね。



これで売り言葉に買い言葉になるのよ。



それで見境無くお客の前で言い合うから、



竜彦と玲菜のプライバシーが巷に暴露されて、



噂が広がってしまうのよ」と、警告した。



竜彦は、「お母さん秋山さんはどうですか。



元不良でかなりぶっきら棒ですが」と、



尋ねると静香は口を押さえて、「ふふ、タイプよ。



普段はふざけているけど、



いざとなると鋭い眼差しで、冷静な判断を下す。



かっこいいじゃない」と、意味し気に答えた。



それを聞いた真理は笑いながら、「こりゃー、明子さん荒れるぜ」と、



冗談を言うと竜彦が、「昔はロックンロールと港近くのバーで、



バーテンやっていた事も有って、



あー見えても、アメリカ人の客相手にしていたから、



英語も堪能なんだよ秋山さんは。



月一回のミニコンサートで、店でアコーステックギター抱えて、



バラードを弾くと同世代の女性を痺れさせるぜ」と、



アピールすると静香は微笑み、「私も痺れたわ。



何時に無く渋い顔付きで歌う姿に」と、



語ると真理は、「おーおー、皆さん御盛んで羨ましいねー。



私は男を辞めて、禁断の恋にでも走ろうかね玲菜」と、



玲菜に問いかけると竜彦は、



「玲菜を泣かさない程度にやってくれ」と、



呆れるのであった。



その時、皆んなは笑ったのであった。


あれから一週間が経ち、玲菜も落ち着きを見せていた。



日曜日の夕方の出来事、今日は喫茶店のバイトと、



スケートリンクでのショーを終えて、



夜の喫茶店でのバイトとスケートの練習は、休みにしたのであった。



玲菜とその母はやはり親子であり、



静香は竜彦に対する、玲菜には多少の嫉妬は有ったものの、



ずっと母子家庭で育ち、日曜日は母が仕事に疲れて寝ている毎日で、



あまり玲菜とスキンシップが図れなかった分、



今日は母と二人きりで、楽しく日曜日を過ごしていた。



竜彦は今日も美術商の水野鑑定士と一緒に、



来週横浜で開催される竜彦の展覧会の、打ち合わせに行っていた。



すると玄関のセキュリティーが反応して、



確認のアナウンスが居間に流れると、



壁に備え付けられていた、



セキュリティーモニターが、その画像を映し出した。



すると弘美がモニターに向かって手を振っていた。



セキュリティーモニターのマイクに向かって玲菜は、



「今、鍵開けるね」と、答えると弘美は玄関の施錠開放を待っていた。



遠隔操作でモニター画面の下の、



玄関の鍵を開けるボタンを押すと、



モニターに写る弘美は、ドアノブを捻って訪問した。



弘美は廊下を走り リビングに来ると、静香から篤い包容を受けた。



続いて玲菜からも包容を受けた。



そして弘美は、「兄ちゃん今日は、仕事の打ち合わせでしょう」と、



尋ねると玲菜は、「そうよ、もう時期帰るはずよ」と、告げた。



弘美は、「お姉ちゃん良かったね。



ママと日曜日にお話出来る様になって。



私も喫茶店にお姉ちゃんが、働く様になってから私のママも、



私と遊んでくれる様に成ったんだよ」と、



喜ぶと玲菜は弘美の愛しさが更に増して、



また弘美を抱き締めるのであった。



抱き締めながら玲菜は、「それは全て弘美ちゃんのお陰だよ。



弘美ちゃんが導いた幸せなんだよ」と、



感謝すると弘美は、「そんな事無いよ、



お姉ちゃんが兄ちゃんを変えたの、



だから皆んな幸せに成ったの。



お姉ちゃんはやっぱり妖精だね」と、



称えるとそれを見ていた静香も感動して、



「弘美ちゃんは妖精を引き寄せる、



不思議な力を持っているのね。



兄ちゃんも玲菜も、それで幸せに成れたのね」と、悟った。



すると自慢げな態度で、弘美は鼻を人差し指で擦った。



そして、「お姉ちゃんのママは、パパを幸せにしているね」と、



意味し気な発言に静香は笑い、「お姉ちゃんのママも幸せかも」と、



やはり意味し気に答えると、弘美はニヤニヤしていた。



しばらくこの三人はリビングのソファーに座り、



弘美を交えて、楽しく会話をしていた。



弘美、「兄ちゃんお姉ちゃんみたいな、



優しい人と付き合った事なんて無いんだよ。



いつも私の店に連れて来る女の人は、



威張っていて兄ちゃん喧嘩が強いから、



その女である事を自慢するの。



兄ちゃんが好きになった訳じゃなくて、



勝手に兄ちゃんにくっ付いて来るの。



それで変な自慢ばかりしてた。



『私は竜彦と何回遣った』だとか、



『今は竜彦の女は私よ』だとか、



兄ちゃん今みたいに優しい顔じゃなくて、



いつも誰かが狙っていて負けたくないから、構えてる様な顔で、



友達が喫茶店で呼び掛けたりすると、



凄い目付きでその友達を見るの。



喧嘩が始まるのかといつも思ってた。



でも初めて兄ちゃんが、お姉ちゃんを店に連れて来た時、



あんな優しい顔の兄ちゃんを始めて見たの。



こんな美人で綺麗で優しそうな女の人を、



連れて来たのも始めて見たけど、



その時から急に皆んなが変わり始めた。



真理姉ちゃんも亮兄ちゃんも、パパもママも皆んな、



凄く優しく成ったの」と、



自分の気持ちを伝えると、急に弘美は切ない顔になり、



弘美は涙を流し、「お姉ちゃん有難う、



私もお姉ちゃんと出会ってから幸せに成れたの。



皆んな私の夢を叶えてくれた。



皆んな優しく成ります様にって。



全部全部お姉ちゃんが叶えてくれた。



最初は兄ちゃんを私から取ったので悔しかったけど、



今は反省しているんだよ。



でもその後から幸せに成れたから、



今はお姉ちゃんの事が兄ちゃんよりも大好きだよ。



ずっと私の側にいて欲しい、ずっとずっとずっと、



お姉ちゃんに優しくして貰いたいもん。



兄ちゃんにも私にも皆んなにも。



そうすれば皆んな優しく居てくれるから、



やっぱりお姉ちゃんは妖精でいて欲しいよ」と、



涙ながら語ると万感の思いが込み上げ玲菜は、



立ち上がりソファーに座っている弘美を、抱き上げ抱き締めた。



玲菜も涙を流しながら、「有難う私も皆んなの支えで幸せに成れた。



ずっとずっと 一緒にいようね」と、



答えると玲菜は、弘美の頬に自分の頬を付けて泣いた。



そんな二人を見て母静香も涙した。



全ては弘美から始まり、竜彦と玲菜を結ばせた弘美。



仲間内が互いに癒し合う鍵を、



握っていた者は弘美であった事を、忘れない仲間達であった。



時に人はいがみ合い、傷つけ合う事を余儀なくされるか。



その柵を解決に導いたのは、



一人の女の子であった事を、忘れないだろう。



皆その思いを噛み締め、この子に愛情を注ぐ人達は、



この子を天使と呼んでも、過言では無かった。



今人々の心の闇の中に輝き、光に満ちあふれた妖精は、



この 一人の女の子が導いたのである。


夕暮れ時、竜彦の自宅にお邪魔していた弘美を送ろうと、



家の玄関に立つ玲菜と弘美であった。



楽しそうに外の玄関先で話をしていた弘美と玲菜は、



弘美は手を振り帰りの挨拶を済ませると、



玲菜も微笑んで手を振って見送った。



弘美の自宅は目と鼻の先で、弘美が自宅に着くのを、



玄関先で見守る玲菜であった。



丁度弘美が歩いて数秒後の事である。



急に電柱の陰から、一人の女性が出て来て玲菜を睨んだ。



玲菜は驚いて血相を変えて駆け出した。



弘美はその電柱の影から、出て来た女性を立ち止まって見詰めた。



玲菜は焦りながら、「だめー」と、声を張り上げながら、



弘美の元へと駆けて行った。



ほくそえむ裕子は、弘美の腕を掴もうとした瞬間、



弘美の背後から手が出て来て、弘美の両肩に両手を乗せた。



玲菜はその場で立ち止まり、ゆっくりと見上げると、



八十歳位の男性の老人であった。



頭は全て白髪で坊主刈。



だが老人だとは思えないほど、体格が良かった。



優しい表情で弘美の祖父であった。



玲菜はその時、ほっとした表情になり、



弘美の祖父は穏やかな眼差しで、「わしゃーずっと、



家の二階の部屋の窓から弘美を見とったよ。



行く時も帰って来る時もな。



いつも弘美をここで見守っているよ。



あんたこの頃ずっとここら辺を、



ふらふらしておる様じゃが、噂は出回っておってのー。



妖精を脅かす悪魔の様じゃが、



玲菜ちゃんは近所でも評判で良い子でのー。



誰にでも明るく振舞って、町内会の集まりもちゃんと出る子でな。



ワシの空手の教え子には、もったいないと近所では評判なんじゃ。



この頃、近所では変質者が多くて困っておってな。



常日頃から防犯対策を取っておる。



もうこの町も年寄りが多くての、



暇だから朝から晩まで近所の見回りをしておる。



あんたは今日からブラックリストじゃ。



竜彦が駄目なら、今度は玲菜ちゃんを慕っている、



ワシの孫まで手を付け様とするとは、お粗末な話じゃな。



今度近所をフラフラしとったら、即刻通報するから、



覚悟しとくんじゃな。



あんたはもう余罪があるからの。



警察も直ぐあんたを取り押さえに来るからな、



覚悟をしておけ」と、



裕子に警告すると、俯いて立ち去るのであった。



立ち去った後、玲菜は弘美の祖父に駆け寄り頭を下げて、



「申し訳御座いません、



私のせいで弘美ちゃんを、危険に晒してしまって」と、



深く謝ると祖父は優しく、「あんな人のふんどしで、



相撲を取ろうなんて奴は大した事はない。



弘美もワシの孫で可愛いが、竜彦もワシの教え子での。



あいつはいつか更生すると思ってたよ。



家の息子同様、大事な教え子の嫁になる子じゃから、



玲菜ちゃんもワシの孫だと思っているよ。



そんなに謝らんでも、ワシがあの女を近所で管理するから、



心配しないでスケートに励むんじゃよ」と、優しく応援してくれた。



だが玲菜はこの時、また一つ裕子の恐怖が増してしまったのであった。



その夜の事である。



玲菜は居間のソファーで、頭を抱えてしまった。



玲菜の精神状態はもう限界に達していた。



愛する者全てに、手を付けて来る裕子に対して。



泣く事も忘れてただ悩むしか無かった。



そんな姿を見ていた竜彦は、「必ず狙って来ると思って、



師匠に頼んで置いたんだ。



快く引き受けてくれたよ。



玲菜の近所の評判が良いだけに」と、



告げると玲菜は急に大声で、「駄目よもう。



全ての私に関わる人々を狙って来る。



どうしたら良いの、私はあの女に従えば全て解決するの。



従ったとしてもその後は、どうなるって言うの。



解らない」と、窮地に追い込まれた。



竜彦はソファーで指を組みそれを膝に置いて、「想定内だよ。



だから俺は全て、裕子の陰謀を阻止して来た。



奴はもう見境が無い。



だけど玲菜に関わる全ての人々が、それを見守っている。



玲菜が今窮地に追い込まれている事も、近所の人々は全て知っている。



今日もそうだったが、俺の怒りは近所の人々の怒りでもあるんだ。



裕子の遣り方にはいささか、



頭に来ているのは、玲菜を応援する横浜市民全てだ。



気を確かに持つんだ。



戦うんだ玲菜はもう一人ではない。



俺は最初からそこが狙いだった。



玲菜一人では解決出来ない。



だからあえて裕子に目立つ様に、玲菜に演技を磨かせて、



あいつをおびき寄せた。



その時、玲菜には大勢の味方がいる事を祈ってた。



見事実現出来た。



いいか落ち着いて考えるんだ。



もし玲菜は今でも 一人で逃げていて、



あの大滝スケートリンクで滑っていたとしても、



裕子は時間が有れば、日本全国のスケート場を虱潰しに探す。



この狭い日本にスケートリンクは幾つ有るんだ。



時間の問題で玲菜を見付け出せる。



後は海外に逃げるしかない」と、



語ると玲菜は、「それも考えたわ。



でも出来なかった。



母を日本に残して、自分は密かに海外で暮らせなかった。



なぜなら」と、言った所で竜彦が、「なぜなら裕子が母を狙って来たら、



直ぐ母の元に帰れる場所に居たかったからだ。



玲菜は既に裕子の遣り方を悟っていたはずだ。



携帯電話で常に母と連絡を取り合い、裕子の動きを観察して、



なるべく東海道山陽新幹線の駅が在る街を選び、



母に何かあれば飛んで帰れる地域に居たかった」。



何気なくドアを開けて、廊下からリビングを伺っていた母静香が、



リビングに入って来て、「玲菜結局どう転んでも同じ事なのよ。



私で無ければチームメイトを全て狙うわ。



玲菜が愛する者を全てを、ターゲットにして行くはず。



竜彦君の言う通り玲菜を見付け次第、



裕子は玲菜の関わる者全て説得させる材料に使うわ。



時々名古屋で私が裕子と、ばったり会うのも行為的よ。



私にお伺い立てたかっただけ。



玲菜ここで質問するけど、



どうして私を脅かして来なかったか解る。



それが解ったら、悩まなくて済むわよ」と、



問いかけると玲菜は考えていた。



静香、「竜彦君は解っていると思うけど」と、



告げると竜彦は微笑んだ。



しばらく目が泳いでいた玲菜ではあったが、



自信が無さそうに答えた。



玲菜、「裕子はもしお母さんが、私の居場所を知っていたとしても、



きっとお母さんは裕子に、



私の居場所はどうせ、教えないだろうと思ったから。



例え裕子は母にナイフを突き付けても、



私の居場所の口は割らないだろうと思ったから。



私の母にナイフを突き付けると言う事は、



私にも同じ様に突き付けると言う事を、



母に悟られるのは承知しているから、



裕子は母にはナイフを突き付けた時点で、



自分の策略が終わると踏んでいたから。



つまり我が子を危険に晒す位ならば、母は裕子に殺されてでも、



私の居場所を教えないだろうとする考えが働いたから。



なので無理矢理私の居場所は、裕子は母には追及しなかった」。



竜彦、「その延長で考えて見ると、



確かに今日、裕子は弘美に手を掛け様としたが、



暴行は加えないはずだ。



玲菜が裕子に従う事を約束するまで、弘美の手を放さず、



口で暴行すると脅かすだけだ。



なぜならもし本当に、裕子が弘美を暴行してしまうと、



警察に捕まり複数余罪が有るだけに、



その名を全国に晒す事になる。



凶悪な犯罪暦が残れば、自分の目的は果たせない」。



玲菜は落ち着いて、「よく考えてみれば、



お母さんは裕子にとっくに、脅かされているはず。



幾ら気が狂い血迷っていたからと言っても、



その辺の思考は働いているのね」と、察すると静香は、



「裕子は根本的に玲菜しか見えていない所は、



裕子の現役時代からその裏付けが出来るの。



竜彦君が裕子の肩を持ち、既にここまで技が磨かれ完成され、



尚且つ玲菜の絵を、高値で取引されているという事は、



その基礎を作ったのは裕子ですと、玲菜が言えば忽ち裕子は、



フィギュア界に多大なる評価を齎す事に成るのに、



それを裕子に言っても条件を飲まないのよ。



真理ちゃんも言っていたけど、



玲菜だけを奪わないと、気が済まない独占欲の塊。



その遣り方は利巧ではないでしょう。



玲菜が今までも、そして今後も技を保ち続けさせる要素は、



愛する竜彦君と信頼出来る、



真理さんが陰に居る事に気づかないのよ」と、呆れた。



玲菜、「全て自分本位の、考え方しか出来ない」と、



悟ると竜彦は、「玲菜が一番その事を、



よく知っているだろ」と、忠告した。



静香、「よく玲菜が私に対して竜彦君が描いた、



絵画の報酬の取り分の事で文句を言うけど、



それも独占欲でしょう。



独占欲を抜かせば、正当な要素が出てくる。



まず絵画の報酬の権利を言えば、



妖精と歌われそれを、モデルにした玲菜が一番多く取れる。



その次にそれを描いた竜彦君ね。



そして仲買人の私が一番報酬が少ない。



でも例えば、私が裕子だったらこう言う考え方になる。



『私が産んでここまで丈夫に育て、



尚且つ玲菜の器量が良い要素は私にあるわ。



私が報酬を独占してもおかしくないわ』とね。



玲菜の考えは、『私の為に竜彦君が描いてくれたのに、



お母さんが 一番報酬を多く取るのは卑怯じゃない』でしょう。



玲菜は愛している竜彦君に、その多くを愛に置き換えて、



報酬を上げたいからそう言うの。



竜彦君は、『俺が描いた作品だけど玲菜を愛してるし、



玲菜を産んでくれた母親に感謝しているから、俺達の報酬の取り分は、



玲菜の母親が俺達の生活を、考てくれた上での金額で良い』とする。



つまり竜彦君は玲菜がこれから、オリンピックでメダルを取らなくても、



神技が出来る玲菜は世界に置いても、まれに見ないスケーターである為に、



今後スケートを続けて行けば、アイスショー以外でも世界から注目されて、



スポンサーが付き、高いギャラが支払われる様に成ると、



それを管理する人が欲しくなる。



従い昔は不動産を切り盛りしていた私が、



それを管理する事で皆フェアーな立場に成る。



竜彦君の絵画の報酬と、今後予測出来る玲菜の可能性。



どう、人の感情を読める様に成れば、



自然と裕子を怖がらなくて済むのよ」と、



玲菜に学ばせると、玲菜は思いに更けるのであった。



竜彦、「さて玲菜、少し裕子から距離を置く事にしようぜ。



俺を刺した事で浜は大騒ぎなんだ。



自分では言いたくは無いが、『横浜のドンを刺殺した女は未遂に終わり、



ドンは自ら防弾チョッキを着て、大事には至らなかったが、



その背景にはドンが愛した妖精の事で、



彼女の為に血を流す事は避けた』と噂なんだ。



そうなると、玲菜の熱狂的ファンの感情を、



逆なでする事に成ってしまい、玲菜を思うばかりに熱狂的ファンが、



裕子がスケートリンクや、近所をうろうろされると、



奴は本気で玲菜の熱狂的ファンに、殺される可能性が出て来た。



殺されても困るんだ、今度はその反動で玲菜の評判も危ぶまれる。



玲菜カナダに行かないか。



玲菜の本当の故郷にね」。



オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1536491.html

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