表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぼんじゃーのネタ帳  作者: ボンジャー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/42

閑話 しっかりチートを植え付けられとるやん

書いたのですが、入れる隙間が無いので閑話としてねじ込みます。ネタだから無茶も許されるのだ。

 邪悪なる未来国家日本国。その招きによりかの国を訪れた招待客は多くの軍関係者を含んでいた。これはホンの数年前の猖獗極まる戦争を経て尚、軍事と言う物がスナック感覚で国を富ませる手段との認識が残っている1920年代ゆえの日本国の判断であり、未だ各国で燻る日本国に対しての軍事的対抗手段の模索を完全に潰す為の処置であった。


 要は力量の差を未来の英雄たちに理解して貰おうと言う事である。例え10何年か後に発生予定の乱痴気騒ぎで超拡大する軍事力を持って、世界が一丸となり列島に押し寄せようと、全ては水漬き草生す運命となるのだと彼らの脳内に撃ちこむ為である。


 軍隊の最小単位である一人の兵士を作り出す段階で向こう100年(チート入れてるのでもっと)決してたどり着けない高みに日本国はいるのだと理解して貰わなければいけない。故にホストとなった陸海空の自衛隊は叩き上げから生まれながらのエリートまで嬉々として新隊員教育から実地で見て貰った。


 そしてドン引かれた。1920年代の兵士を消耗品と割り切る考えを持つ人々でさえ、日本軍(自衛隊)の異質な教育体制は、捨ててはいけない人間としての大事な部分をぶん投げているとしか思えず、視察した将官佐官たちは始終宇宙の真理を悟った猫の顔していた。


 彼らが本国に提出したレポートにはこうある。


 「頭おかしい」「人としてどうかと思う」「人権どこ…」「効率的なのは認める、でも何と言うか手心と言うか…」「大真面目にミュルミドン作ってる」「スパルタのがまだ優しい」「我が国では絶対に真似できないし、してはいけない」


 概ねこんな評価であった。それほどまでに非人道的な自衛隊の教育とは如何なる物か陸上自衛隊新隊員教育課程を例に出して紹介しよう。46個師団。46都道府県に一つの師団を配置するチートバカの構想を数年で実現し、北朝鮮を爆速でシバキ上げた自衛隊の急拡大はこうして成し遂げられたのだ。


 

 現在自衛隊は35歳までを新隊員として受け入れている。急拡大の際は職にあぶれる若者を強制徴募プレス・ギャングし、促成栽培クローン投入と言う禁忌にも手を染めたが、そのクローンたちが各地で子をなし、チートバカによる少子化対策により例え元ニートの独身であろうとも一人は子供(自分のクローンデザインヒューマン)を持つ必要になって働き口を求める様になってからは、やや穏やかな方法になった。


 メリットで釣っても人は集まる様になったからだ。自衛官となった者は一般国民に優先して肉体的、精神的な調整を受ける事が出き除隊の際機能がオミットされるとは言え頑健な肉体と強靭な精神を手に娑婆に戻れる。2000年代米国を元にした軍人恩典も付く。故に日本国では少数派であった軍人家系と言う物が、国家総夜逃げの時点で構築され自衛官の輩出先として機能を始めていた。


 因みに定年は陸曹で60歳。幹部で65歳である。老親衛隊作ってどうする!の声は的外れな非難だ。ナノマシン、細胞活性化薬剤、脊髄ぶち込み型強化MODの存在は老兵をして最盛期の働きを問題無くこなせる人材を作り出している。


 問題として。営内にとぐろを巻く古兵(最大4任期いる)が復活してしまったが、入ってくる新兵もMODマシマシ肉体改造済みの強者なのでバランスは取れている(物乾場ないし営内裏に呼ばれてもなんじゃコラ!出来るし、腕立て1000回くらいでめげない)


 これを可能としているのが先ほどから連呼しているMOD、脊髄系に注入され副脳として機能するナノマシン媒体と、薬学的肉体改造であり、自衛隊を視察した招待客をドン引きさせた正体である。大日本帝国時代より「3日まではお客様」と言う言葉がある。入隊して三日間は先任も優しくしいるがそれが過ぎたら鬼の顔で軍隊を叩き込んで来ると言う言葉だ。


 その言葉は現在の自衛隊では「3日までは生物学的に人間」と言う意味で使われている。新隊員の初日は、自分のベットに腰を掛ける前にお注射をブスリ、その後医官に怪しげなポッドに固定され今度は首筋にチクっ、ポッドの蓋が閉まり謎薬液が溢れ出し「死ぬ!開けて!殺す気か!」と叫んだ所で昏倒し、自分のベットで起床ラッパに叩き起こされ、被服、半長靴を自分でも驚く程スムーズに着用して一糸乱れず同期と点呼に並べば、教育隊長殿より歓迎の挨拶と本日は入隊より3日目で基本訓練は終了した旨伝えられると言う塩梅である。


 この時点で新隊員の肉体、精神は改造されいる。皆さんは新隊員必携を脳に刻まれた甲種合格の船坂ないし小野田コピーであり、幹候組は辻だったり白だったりリッジウェイだったりする。曹候はアパート死守型、黒旅団型、狙撃型〇ーミン等も存在している。


 彼はプレスも靴磨きも完璧である。台風に襲われる事は絶対に無い。全てを在るべき場所に配置でき、自身の装具は完全に掌握している理想の新隊員で要領も良い。なので3日目に小銃渡され、4日目からは生まれ変わった体に慣れる為どっかの山の中に出荷、200キロ程山中を彷徨い最後に突撃してから駐屯地に戻り、そこで装甲エグゾスケルトン授与式からの取り扱いMOD注入、疲労と負荷で寝込み4月終了


 そしてゴールデンウィーク休暇を挟んで、エグゾスケルトンを用いての現代戦訓練を5月一杯こなして前期教育終了となる。後期教育となるともっと酷い。希望は一応聞くがほぼ能力に差異は無い為、特に優秀なのを空挺に生贄する以外は自衛隊側の都合で割り振る。割り振られた先では即配属科に応じた情報をお脳に焼き付け隊員ダウンからの演習、演習、また演習、月月火水木金金して1週休みで一か月で教育終了部隊配置となる。


 半年かかる所を三か月に短縮する。座学なんてやらない体力練成は必要ない。知識も経験も科学的に焼き付ける。肉体は機械と薬物で強化する。必要なのは慣れる事。


 敬礼も書類の書き方も機材と肉体の手入れも科学を持って代替する。鋳型で量産される即席のベテランそれが未来の兵士。多様性を担保したいなら用意されたパターンの割合を変えれば良いし、戦術・戦略のアップデートは文字の通り、情報を集約し個々の兵士のお脳の中の機械をアップデートする。現在船坂MODはバージョン4・5!


 過去の軍人たちはこの合理性に宇宙猫になった後恐怖を覚えた。18歳の新兵が三か月で取ってつけた様に再先任曹長と同じ力量になる未来に嫌悪を覚えた。話して見れば年相応の子供の中に自分達でも一定の敬意は払わねばならぬ年経た古だぬきが巣食っている。


 新品少尉が自分達と同じ目をしている。淀みなく自然に兵士を率いている。兵は誰も彼を舐めたりしない、なぜなら彼の脳には既に幾たびの修羅場を生き抜いたベテランが潜んでいて、ともすれば兵士の中にもそれは居るのだ。


 この様な相手とどう戦えばよい?例え同じ装備だとしても一方的にこちらは敗れるだろう、なぜなら新兵等向こうには存在しないのだから。


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
馬鹿を周りが操作する方がましな結果になる不思議。 短編サクッと読めて色々楽しいです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ