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第十二話 社畜よ、冥福を祈る

※【全はちゃ!!】本家様制作関係者のみ閲覧可

※ 未登場人物などネタバレ有り

関係者以外はお帰りくださいませご主人様


【全はちゃ!!】関係者の皆様へ

元作品作者と違い、キャラ設定の詳細把握ができておりませぬので、多数キャラ崩壊がございます!

あくまで雑コラとでも思ってご覧くださいまし!


ではではではではではではレッツゴー!

[始まりの街郊外:洞窟内部]


「さてさて拠点整備も終わったことだし…」


「「レッツゴーモンスター狩り!!!!!!」」


そう、MMORPGなのに未だにモンスターが出てきていなかったのだ


…忘れてたわけじゃないからな?


「ってかさ、モンスターってどこにおるん?」


「確かに今まで見かけとらんな」


さほろと優は街から洞窟直行だった故にまだモンスターを見ていないようである


「洞窟内のは私が倒しちゃったからなあ…」


特殊リスポーンの古都花は既に狩ったことがあるようだ


やはりリス地が街じゃないと初めは厳しいのだろう

序盤で何度も死に戻りしたのを思い出したのか遠い目をする古都花…


「ボク達は木の上通って来たからまだエンカウントしてないね」


「訂正、木の上走ってた璃玖はエンカしてないだけ」


「久志…お疲れ」


おそらく久志は璃玖に振り回されていたのだろう…


獣人である璃玖は木の上などでの移動に長けているが、共に行動していた久志はあいにくヒトだ


逃げ隠れしながらも璃玖のリードを握る日々を思うと、お茶でも飲みながらゆっくりして欲しい


「墓場付近はアンデッド系のモンスター結構いたけど??」


悩む一同に瞳が声を掛けた


ネクロマンサーの瞳は死体探しで墓場の探索をしていたらしい


もっとも見つけた死体はまともに動かせず、かろうじて動かせる部位は指一、二本だったようだが


「いやぁー、死体見つけるために墓掘り起こしまくったらアンデッド大量発生しちゃってさ」


頭を手でかきながらヘラヘラと笑う瞳に流石の家メンもドン引きである


「生態系への悪影響…」


「墓荒らしとか人の心捨てたん?」


「新村の同類…」


「そこまで貶さなくても良くない??」


暴言(正論)の数々に目を潤ませて上目遣いする瞳(演技)


一応国民的アイドルである瞳の上目遣いなど普通なら失神ものであるが…瞳の本性を知る家メンには効かないのだ


「なんかキャラ違すぎてキショ」


「とりま殴ろうぜ」


「なんで!?」


透花がいないからだろうか、ヘイトが瞳に向きまくっている


瞳は目を光らせ拳を構える優から目を逸らし、ついでに話も逸らすことにしたようだ


「ところで〜、モンスター狩りの件は〜…」


全員瞳の一言に今話の趣旨を思い出す


「そういえばそんな流れだったな…」


「とりま墓地行く?」


「瞳の墓荒らしの尻拭いだな…」


その後しばらく話し合ったが他に案もないし、第一回モンスター狩りは墓場で決定になった


「ではではー、せーの!」


「「レッツゴーモンスター狩り!!!!!!(2回目)」」



◆ ◆ ◆



[始まりの街郊外:墓場付近]


VR機器の進歩か、仮想空間なのにゾクゾクとした寒気を感じる…


墓地に入る前から璃玖は怖がっているようだ


獣人は夜目がきくため、見たくないものまで見えてしまうのだろう


目が良い弊害である


一方でここで長期間滞在(墓荒らし)していた瞳は物怖じすることなくズンズン進んでいく


なんなら霊のオブジェクトの方が瞳を避けているようだ

きっと瞳のネクロマンス実験で散々な目にあってきたのだろう


瞳が歩くと道が割れていく様子はさながらモーセの海割りである

モーセとの決定的な違いは瞳の性格があまりよろしくないといったところだろうか


一応キリスト教徒の透花に伝えたら、瞳なんぞとモーセを比べるなどブチ切れ案件かもしれないが…


え?透花はキリスト教徒兼仏教徒兼儒教徒兼TAMANEGI教徒??浮気もんじゃねえか


これならモーセと瞳を同列に扱っても怒られんだろ…


そんなこんなで墓場の入り口に到着した一向


瞳によると、この入り口の門がエリアの境界らしく、墓場から外にモンスターは出てこないそうだ


要するに死にかけたらエリア外に逃げれば良いと


入り口からエリア内を覗き込む家メン


しかしどうしたことだろうか、一向に中に入ろうとしない


「ねえ瞳…なんでこんなにアンデッドいるの??」


そう、アンデッドの量が異常なのだ


原因は分かりきっている


エリア外に出られない仕様…荒らしまくった墓…当然の如く墓から地上に湧き出てくるアンデッド…


もう想像つくだろうが、墓場エリアはただいま阿鼻叫喚の図となっております


例えるなら…

通勤ラッシュの満員電車in東京


「おいおいこれどうするんだよ」


「バカなの?ねえバカなの?」


エリア内の異様な量のゾンビに驚きあきれる家メン…


だがこれは好期でもある


満員電車に乗ったことがあるものはわかるだろうが、1人が転べば周りも押されて転ぶのである


しかも人が多すぎて動けないのだ!!


毎朝毎朝あんな地獄の檻に閉じ込められ数十分も揺られ続ける社畜には尊敬の念を抱かずにはいられない


ピンチはチャンス、先手必勝!


真っ先に墓場エリアに飛び込んだのは優だった


小柄な体躯を活かしてゾンビの足を掬っていく姿はまるでかまいたちのようである


ゾンビは反射が鈍いのか優のスピードについてこられないようだ


足を掬われたゾンビが片っ端から倒れていく


そして周りのゾンビもドミノ倒しに…


入り口付近のゾンビがほぼほぼ倒れ伏した頃に第二陣、古都花と久志が突入した


刀が持ち武器である久志はバリバリ戦闘職なので前線に引き抜かれるのは当然だが、

古都花はモノづくり系なのに何故…


そんな疑問は戦闘が始まってすぐに消えた


ツルハシは武器になりえるのだ


ゾンビに打撃は有効である

頭を砕けば不死族であろうと即死なのだ


ゾンビの上を駆け回りながら正確に頭を打ち砕く様子はテニスで培った力を活かしているのが良くわかる


VRゲームでは、ゲーム内の育成度以外にもリアルでの能力が影響してくることが多い


リアルで体の動かし方を知らない奴がVRに入ったらいきなりバク宙できるようになる…といった都合のいい話は無いということだ


久志に関しても、リアルの剣道の実力がモロにゲームに持ち込まれている


おまけに剣道の試合にはルールがあるが、ここにはそんなものがない


古都花と久志は普段目立って強いと言う印象はないのだが、得意分野においてはめっぽう強いのだ


あっという間に三人だけで入り口付近の敵の殲滅が完了した


今回敵とのレベル差があるさほろと怖がって動かない璃玖と虫しか操れない瞳は後援である


さほろのまいた攻撃力バフも微量ながら役に立っていたようだし、璃玖も怖がりながらではあるがスピードバフをまいて手助けしていた


瞳は…

なぜかポンポンを持って踊っている


本人曰く、

「だってバフ系の能力持ってなかったんだもーん」

だそうです


ギルティー


優からの「目障り」の一言と共に粒子になって消えていった瞳は放っておいて

東京の満員電車だった墓場は少しマシになったようだ

…名古屋の満員電車くらいには


結局満員電車じゃねえかって??


文句は瞳に言え、ついでに殴れ

責任は多分全部瞳が負う


「今日は魔力消費も激しいし一旦ここで終わるかあ」


軽く汗を拭きながら優が言った一言に全員賛成する


墓地は一宮の満員電車くらいに収まってきたようだ


疲れた疲れたーと愚痴をこぼしながら墓地の入り口に向かう五人



その背後では、異変が起き始めていた…



不意に爆発音が墓地に響き渡る

弾け飛んだ墓石が家メンに降りかかる


咄嗟に古都花が“アースウォール“と叫ぶと、半球状の土の壁が五人を覆い隠した


「やっべ、内緒にしてたんだけどな土魔法」


と呟く古都花


そう、古都花の二つ目のスキルである



lv.2 土魔法 (アースウォール):

術者を中心に半径2メートルの半球状の土の壁をつくる

壁の半径はスキルレベルを上げると広がる。

壁の強度は消費魔力に比例する



「まあ家メンを守るためだし、出し惜しみしてらんないね!」


しかし古都花のステータス割り振りはバランス型

透花のように魔法特化ではないため、あまり多くの魔力を注げない


土壁が崩れ落ちる


飛んできた数個の墓石のかけらを優が跳ね飛ばすと…だんだん土煙が晴れてきて、爆発音の元凶が姿を現した


「そ…んな、レベル45????」


さほろが思わず息を飲んでしまうのも無理はない


土煙の中に佇んでいたのは肉の爛れ落ちた巨大ガエル


その見た目から放たれるオーラもそうだが、やはり圧倒的なレベル差による重圧


畏怖を体現したかのような重さが肩にのしかかり、勝つビジョンを片っ端から潰していく


突然のイベント発生にフリーズした家メンの一瞬の隙に、カエルはその巨躯に見合わぬ速さで跳ね飛び、家メンと墓地の入り口の間に立ちはだかった


「どうやら逃げられないみたいだね…」

プレイヤーネーム:古都花


{メインステータス}

レベル1 ドワーフ

攻撃力:3 魔力:5 魔法適正:5

防御力:4 スピード:3


{スキル}

lv.1 錬成:

材料を用意し触れるだけで作りたいものを作ることが出来る

レベルを上げることで少ない材料で作ることができるようになる。

メインステータスの魔法適正を上げることで消費魔力が減る

術者が材料に触れて念じることで発動

消費魔力は作りたいものの大きさ、精巧さによって変わる


lv.2 土魔法 (アースウォール):

術者を中心に半径2メートルの半球状の土の壁をつくる

壁の半径はスキルレベルを上げると広がる。

壁の強度は消費魔力に比例する

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