あなたと知る
夜が終わり朝が迎えに来る
窓からさす小さな光をカーテン越しに感じ、俺はベットから降りる、ゲームの電源を切り、外に繰り出す、
朝特有の冷え込んだ風が心地よい、俺はこの時間がたまらなく好きだ、この世界で1人だけのような感覚、
誰にも干渉されることの無い特別な時間だ
徹夜明けの目は、頭がこの瞬間に目を覚ます
1つ、息を吐く、なんてことのない小さなモヤモヤを吐き出し家にもどる、今日は平日、試練があるのだ、
ちなみに朝は白ご飯はだ、味噌汁、ウインナーと卵焼きというシンプルな献立に舌鼓を打つ、安定に美味い
「染みるな〜、味噌汁」
リビングで1人朝食をとるのはなかなかに良い、
現在時刻は5時半をすぎ6時頃に差し掛かる、
「学校...行くか...」
廊下を渡り玄関までゆっくり歩く、
玄関に手をかけ2回目の陽光を浴びる、
いつもの道に音楽を流すだけで世界は変わる、
基本ボカロしか聴かない自分はここだけの話オタクである
学校にもうすぐ着くという地点で俺はイヤホンなどをしまう、万が一にも友達にオタクだと言うことがバレたら敵わない、校門をくぐったあとは教室に向かう、チラホラ生徒も増えるが部活動をしている人達だろう、
教室に着いたが誰もいない、鞄だけがあることから既に何人かいたのだろう...
(暇だなぁ...)
徹夜明けで寝不足なのだが教室で寝るのは少し抵抗がある
(本があればなぁ...)
愛読家の俺にとって本を読めないのはキツイ
1度うつ伏せになってみる、
するとまぶたが重くなる、
(あぁ、眠い...ダメだ...学校で寝るのは...)
ヤバい...あぁ...眠い...
「おはよーー!おっ?」
「ウゲッ」