2/2
.
父は兄妹は離れないほうがいい。一ヶ月で決めてほしいとだけ言った。友達、先輩、先生と離れたくない、でも、父と暮らせる自信がなかった。毎日必死に考えても答えは一向に出ない。
お願い。誰か私の代わりに決めて。
「ねぇ、お父さんとお母さんどっちと暮らすか決めた・・・?」すがる思いで兄に聞くと
「お父さん」と返ってきて驚いた。いや、本当は心の何処かでは分かっていたが知らぬ顔をしていたのだ。
その後、何を話したのかは覚えていない。結局、何も決まらないまま一ヶ月が経った。
父は兄妹は離れないほうがいい。一ヶ月で決めてほしいとだけ言った。友達、先輩、先生と離れたくない、でも、父と暮らせる自信がなかった。毎日必死に考えても答えは一向に出ない。
お願い。誰か私の代わりに決めて。
「ねぇ、お父さんとお母さんどっちと暮らすか決めた・・・?」すがる思いで兄に聞くと
「お父さん」と返ってきて驚いた。いや、本当は心の何処かでは分かっていたが知らぬ顔をしていたのだ。
その後、何を話したのかは覚えていない。結局、何も決まらないまま一ヶ月が経った。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。