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最後の勇者 last Brave  作者: 悲しみの向こう側
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第1章 偽りの平和

 この世界には神と言えるものが存在する。


 その神とは絶対的な唯一神である『マラ』の存在である。


 その『マラ』と言う神は約千年といった前に一度のみにこの現実世界に降り立った。


 その際に生じた厄災は、以下のとおりである。


 ・その神は、人型の少女であり、白髪と見間違えるほどに白いものである。だが、その神の周辺にいるものは生命を奪われてしまう。


 ・その神が作り出した化け物は、この世界の生命を根絶やしにしようとしている。


 ・その神は、魔王といった魔族の王を沢山作り出した。この世界において最弱の化け物も魔王であり最強の化け物も魔王である。


 この世界は、魔王が蔓延る世界に変革しどんなに人間が足掻こうが淘汰されるのは人間サイドであった。その際に、唯一神である『マラ』はそれではつまらないと言った具合に右手を振りかざすと人間のみが生きれる都市を作りました。そして『マラ』楽し気な様子でこの世界のどこかに消えていきました。


 そして今に至る。


 この都市は、自給自足で食料の生産が出来ることや近辺が山に覆われていることからその向こう側の世界がどうなっているのかが不透明である。ただ、そこにいる人間は特に気にも留めずこの平穏な生活を続けていた。


 人口としては百万ほどであり、食料の生産が一番多いのでブヤの実といった果物に近いものである。そしてこの都市は、魔法といった分野にも長けていたため、様々なものが空中を飛んで移動していた。足元に魔法陣を表現させ、物は自動的に空中を浮き施した魔法により様々な所へと向かっていく。


 そう、自分がそれを眺めるのがここ最近の日課になっていた。


 「シラト、ねぇ 聞いてる?」


 横から声がかかる。真横には、自分の幼馴染であり唯一この世界での知り合いである。幼馴染の名前は、アケミである。


 「また、シカトするんだ。もう知らない」


 そういって怒ってしまう、幼馴染は顔をプイっと横向けるがチラチラとこちらに目を向ける。可愛いところがあるなと思う。


 「いや、ちょっと考え事したんだ」


 「そう冗談よ。ねぇ今日のご飯どうするの」


 「ん~ちょっと何も考えてないな~」


 「あ~それならあそこ行こうよ・オークの肉が美味しいあの『オク亭』って言うお店にさ」


 「分かった。今日はそこにしようか」


 シラトとアケミは今日もゆっくりと平和な時間を今日も過ごしていた。


お読みいただきありがとうございます。

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