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ショートショート㉞ 合コンという名の戦場

作者: ちゃぼ茶

俺は戦場にいる


合コンというなの戦場に


メンバーは男性陣はサラリーマンの同期である2人、タカシとヨシキ


女性陣は美人の3人組、職業は明らかに俺らとは違う世界のC()A()()()である


座る席はタカシが女性2人に挟まれ、俺とヨシキが正面にいる配置になった


女 タ 女

ヨ 女 俺


2度と会えない本物のCAさん方との合コン


俺らはいつになく真剣に、まさに死ぬ気で盛り上げていった


お酒も進み、気付いたらもう終電間近になっている


ここで何とか連絡先を交換することこそが最初の1歩であり


戦場での勝利宣言をあげられる唯一の方法である


しかし、ここで大事件が起きる…


女性2人には彼氏がいたのだ


このタイミングでの告白…ありえん


どうやら彼氏がいる2人は、残りの1人の女性のために合コンを開き、参加したらしい


さっきまで戦場での仲間である戦友は一瞬で負けられない敵へと変わった


しかし、終電間近女性陣も時計を見てソワソワしている


そこでヨシキは一時休戦とも言える言葉を女性陣にかける


「なら僕たちの中で1人だけでいいので連絡先交換してくれませんか?」


敵ながら上手い作戦だ


時間がない中全員が交換してもらえないことも考えられる


1人でもいいので勝者を出すことが重要なのだ


3者ドローはすなわち敗北なのである


唯一彼氏のいない女性はうなずいた


そこで3人はすぐに戦場に復帰した


ここでさらに、終電までの時間が迫っていることからすぐに決められる方法にすることになった


ど直球を女性に投げつける


「俺らの誰と交換してくれる…?」


すると


「なら…私の血液型当てれた人にしようかな…」


俺にもチャンスが!と思ったのと同時に誰も相手にされていないことを理解して少し落ち込んだ…


「僕はA型!!」


ヨシキが叫ぶ!


ずるい、日本人で1番多いA型を選ぶなんて


俺はすかざす


「お、俺はO型!」


2番目に多い血液型を選ぶ


俺たちはタカシの方を見る


タカシは


「なら、B型にしようかな…」


ポツリと答えた




「悪い!これからデートだから行かないと」


タカシは笑顔で俺達に報告してくる


ヨシキと俺は今にも飛びかかろうとする勢いだ


しかし、俺はどうしても気になることがあった俺はタカシに


「何でB型だって分かったんだよ?」


と、尋ねると


タカシは笑いながら適当だよ…


「座ったのが間だったから…」


俺達はポカンとしているとタカシは続けて


「CAの間に座ったから…A()()C()()()()()()B()()に」


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