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マイペースな冒険者は今日も受付嬢に怒られる  作者: のんびり生きていきたいおっさん


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顔見知りの冒険者パーティー

シシリア達女性グループとランド達男性グループがそれぞれ色々とあった夜を過ごした翌日、ランドは今日も依頼を完了してギルドに戻ってきた。(ちなみにアリスとサトラは朝に挨拶をしたあとに仕事のためにエルフの里に戻っていった。)


「お疲れ様ですランドさん、今日の依頼も順調に完了されましたね」


「お疲れ様シシリア、まぁヒドラ位は倒せないとこの剣にも申し訳ないからな」


そう言ってランドは自分の腰につけている「ロングソード」を鞘の上からポンポンと叩く。


(ヒドラ位はって…ヒドラもAランクのモンスターなんですけどね……)


そう思いながらシシリアはランドの腰に付けている剣に視線をやる。


「随分と馴染んでますね。流石最上級の一振りといいましょうか…」


「俺には勿体無い代物だよ」


「そんなことないですよ、そもそもその剣はランドさん専用に造られたものじゃないですか」


「まぁそうなんだが…「よぉ、ランドじゃねーか。久しぶりだな」…ん?」


ランドが声のする方に顔を向けると背中に弓を背負った男性とそのパーティーメンバーであろう男女三人がこちらに歩いてきた。


ランドは久しぶりに見るそのパーティーのリーダーである弓使いに返事を返す。


「ゼルじゃないか、戻ってきてたのか?」


「おう、色々と街を回ってきたが昨日着いたんだ。久しぶりにここのギルドに来たら見覚えのある剣をぶら下げてる男が見えたから声をかけさせて貰ったぜ。元気そうだな」


「お前こそな」


そう言ってランドはゼルと握手を交わす。


「ちょっとゼル、懐かしむのもいいけど先に登録を済ませてからにしてよ」


ゼルの後ろからメンバーの女性剣士が声をかける。


「そうだぞ、明日からしばらくはこの街で依頼をこなすんだからな」


僧侶の男もそう口にした。


「明日に備えて今日は早く帰りたいしね」


魔法使いの女性もそう言葉を繋げる。


「そう急かすなよペンドラ、久しぶりの王都で知り合いに会ったら声かけないとだろ?ガイルも別に依頼は逃げねぇんだからのんびりいこうぜ。リンだって「誰か知り合いいるかな?」って言ってたじゃねーか」


ゼルの言葉にペンドラと呼ばれた女性剣士もガイルと呼ばれた僧侶もリンと呼ばれた魔法使いも「やれやれ」とあきれた顔をする。


「今日は登録だけなのか?」


ランドがそう尋ねると「まぁな」とゼルが答えた。


「時間も半端だからな、明日から動くさ。嫁や仲間のコンディションを整えるのもリーダーの務めだ」


「相変わらずペンドラを大切にしてるんだな」


「当たり前だろ?俺の可愛い大切なペンドラを失うわけには…痛い!」


真顔でのろけ出す夫に「恥ずかしいから黙って///」と鞘に入ったままの剣でペンドラがゼルの頭を叩く。


ガイルとリンはその二人のやり取りを見て「またやってるよ…」みたいな顔をしている。


シシリアはそれを見て


(良いなぁペンドラさん、私もいつかランドさんと……///)


と頭で考えていた。


「どうしたシシリア?」


ボーッとしてるシシリアにランドが声をかけるとハッとしたシシリアが「な、なんでもないです」と答える。


「そうか?」


「はい。それじゃあランドさん、今日も続きを振り返って検証していきましょうか」


「今日もか?」


「当然です」


二人のやり取りを聞いたゼルが「検証ってなんだ?」と尋ねる。


それにシシリアが「実はですね…」と説明すると…


「なんだそれ面白そうだな、俺達も同席してもいいか?」と言い出した。


「どうしますかランドさん?」


シシリアの問いにランドは「別に構わないが」と答える。


「よっしゃ、それじゃあ飲み物を用意してくるぜ!」


そう言ってギルドに併設してる酒場のカウンターに向かうゼルの服をペンドラが掴むと「だから先にギルドに移動登録をしてきなさい!」と嗜めた。


ゼルが「移動登録」を済ませたあと、シシリアとランドに伴ってゼルがリーダーのAランクパーティー「冒険を楽しむ者達エンジョイアドベンチャーズ」も図書室へと移動していった。


―その頃のエルフの里―


「そういえばサトラ、ランドさんって剣以外の武器は使わないのかしら?」


「どうなんでしょうね?まぁランドさんは武器などなくても十分お強いでしようけど」


「今度聞いてみようかしら」


「いいんじゃないですか?ちなみにランドさんが今腰につけられている剣ですがかなりの業物ですよ」


「そうなの?」


「私も武術を嗜むものですからね、雰囲気である程度はわかります」


「ふーん…ところでさ、「ランドさんの腰についてる業物」って文字だけ見るとランドさんの「アレ」が凄いみたいで興奮しない///?」ハァハァ


「そんな事考える変態は貴女だけですよ」


「あぁ、是非ランドさんの業物を私の鞘に入れて、むしろ挿れ…っだぁ!」ビシッ!


「アホなこと言ってないで仕事してください。この仕事が終わるまでは里から出れませんからね」


「そ、そんな「何か?」…ハイ」

この世界では冒険者は街を移動して移動先の街で依頼を受けるときはそこのギルドに「移動登録」を申請することが義務付けられています。


理由としては国家的な依頼等を発令する際にどのパーティーが今どこの街にいるかを把握しやすくするためです。


本文でCランクのランドがAランクのヒドラを討伐していますがこれはフォルクスがランドの実力を知っているのでランク関係なく依頼ができるように特例として認めているからです。


「ランク上げてくれたら一番だが、来てる髙難度の依頼片してくれるならもうなんでもいいや」とはフォルクス談

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