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プロローグ
初投稿になります。
よろしくお願いします。
プロローグ 城塞からの眺め
城塞をぐるりと取り囲む敵の軍勢は、優に数万を越えるように見えた。
お揃いの金属鎧を着た剣士の部隊
長射程を誇る大弓を持った弓兵隊
整然と隊列を組んだ騎馬隊
逆にバラバラの武器や防具で適当に集まっている者達もいるが、あれは金で雇われた傭兵の部隊だろうか。
数に物を言わせて一斉に襲いかかれば何でも破壊できる暴力集団のように見えるが、彼らはこちらの城塞からは距離を十分に取り、決して近づいては来なかった。
城塞から放たれると予想される弓や魔法による攻撃を警戒しているのだろう
少なくとも今のところは。
(おかしい…どうしてこうなった…)
城塞の最上階から、見る者によっては半ば絶望的とも言える景色を眺めながら俺はそう思った。
(俺は引きこもって、静かに悠々自適の生活を送りたいだけだった、そのはずなのだが…)
完全にその対極とも取れる状況にある。
(おっ…)
敵兵集団の一部が、にわかに慌ただしくなり始めた。
にらみ合いの時間はそろそろ終わりになりそうだ。
俺は魔力を送り込み、城壁の上で警戒していた数千の骸骨弓兵に新たな命令を送り込む。
籠城戦が始まろうとしていた。




