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異世界で宇宙をのぞむ  作者: クロウ
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独りの平原

目が覚めると周りには人っ子一人いない平原が広がっていた。

「よし。希望通りだな。」

この環境は神に頼んでおいた通りだった。異世界に来てまずすべきは権能の確認だ。一通り説明は聞いたが実際の使用感は分からない。であれば1人で試してみるのは当然だろう。

あっその前に自分の格好を確認するのを忘れていた。自分の体を見回す。服装はジーパンに黒いTシャツ、そして白衣のような白いロングコートって言えばいいのかな?まぁ白衣だな。あとは腰に剣らしきものがぶら下がっている。そして体の方はっと...

白い肌に明らかに筋肉のついていない細い手足。恐らく負荷軽減のおかげでしばらくは大丈夫だがなかったら長い時間となるとたっていることすら出来ないんじゃなかろうか。

「肉体の方は死んだ時と同じか...これ権能なかったら何も出来ずに死んでたな...。」

基本寝てたから仕方ないが普通の生活すらままならない筋力しか体についていないとなるとまずすべきことは食べて栄養つけて鍛えることになるかな...。一応この状態で走ってみるが下手したら小学一年生とかにも負けるんじゃないかってレベルで遅かった。遅かった原因は主に耐えはしたがフラフラと足元が定まらなかったからだろう...。

「はぁ...やっぱり筋肉量とかは自力でなんとかするしかないか...。さてとでは権能の方はっと。」

権能によって動きをはやくし先ほどと同じように走ってみる。...なんというか気持ち悪い。ただ動きがはやくなっただけで足元が定まらないのは変わらないからものすごく気持ち悪い感じになってしまった。しかし、それでも短距離走で世界に通用するのでは?というレベルの速さにはなった。あとは筋肉がついて普通に走れるようになれば人間の限界を超えた速さを出すことも出来るだろう。今度は認識時間の延長を試してみるが何分周りに何も無いので比較のしようがない...。

「あっそうだ石でも投げて見ればっ」

まっすぐ上に石を投げ落下してくる時に認識時間の延長を発動してみる。すると石は明らかにゆっくり落ちてくるように見えた。まるでコマ送りのようだった。そしてその中では通常と同じように思考を回すことが出来た。しかし、体は権能なしでは明らかに遅くなっているように見えた。

「なるほど。動きの加速、認識時間の延長の併用で実質周りが遅くなって自分だけが普通のような状況に持って行けるわけか。」

他の権能だと試せそうなものは...そうだ検者があったな。試してみるかな。この近くの街を検索。

【北5kmにテゴドール】

視界の端に出てきたな。あれだなゲームのチュートリアルの吹き出しみたいな感じだな。テゴドールって街でいいのかな?まぁ他に試せそうなものはないし行ってみるか。いやぁサービスで常識として地理も入れといてくれて助かったわ...。


ーーーーーーーーーーーー


「はぁっはぁっはぁっ」

まだつかないのか!?動きの加速も使ってるんだが!?もう体力残ってないぞ!?もう1回検索してみるか...。

【北3kmにテゴドール】

あと半分以上だと...。いくら負荷を減らしてるからと言ってもさすがに一切動けなかった俺じゃ2kmも歩いたらこうなるってことか...。しょうがない休憩しつつ進むしかないな...。そう言えばこればさっきからフラフラしてたけど肉体の完全制御的なものがあったような...。どんな体制、環境でも正確に動けるようになるなら...ダメだ!これ使ってようやく1人で立ててる感じだこれ!?


ーーーーーーーーーーー


残りは...?

【1km】

もう何回この質問したよ...。まだ残り1kmもあるぞ...。もう初め頭の上にあった日は地平線の彼方へと沈んでいきそうだ。これ絶対暗くなる前に間に合わないぞ...。しかも流石にそろそろ飯はともかくなんか飲まないとまずいぞ...。


ガラガラガラガラ


...?なんの音だ?車輪の音...かな?検索してみるか。

【馬車の音】

おっやっぱりか!近づいてきてるってことは...おっ見えたぞ!

「おーいおーいこっちだこっち!」


ガラガラガラガラ


「おいおい兄ちゃんこんな時間になんでこんな所にいんだ?冒険者って風にも見えねぇぞ。細いからだしやがって。」

2匹の馬にひかれた馬車にはちょっとガタイの良さそうな感じの男が1人乗っていた。商人かな?

「いや実はこの先の街に向かってるんだけど見ての通り限界で...やれる事があれば手伝うから乗っけてもらえないかな。このルートだと街に行く感じだろ?」

「まぁいいけどよ、そんな細い体に肉体労働させる訳にも行かねぇから手伝いったってなぁ。兄ちゃん見た感じあんまり金もなさそうだしなぁ。う〜ん...せっかくだしなんか考えとくけどまずは街に行こうぜ。さっさと乗れよ。」

「本っ当に助かったよ。失礼するよ。」

男の手をかりてなんとか馬車に乗るというか転がり込む。それを確認すると男は馬車を走らせる。初めて乗る馬車はがたがたと揺れ正直かなり乗り心地は悪かった。これは宇宙を目指すための情報収集のためにいろんな場所を回ることになるだろうから、まず快適な移動手段の確保が必要かもな...。

どうもクロウです。権能の効果を確認!そして街へ!って回でしたが私は書いてて「この子大丈夫か...?」って不安になる回でした。まぁ...きっと強く生きてくれるでしょう...。てかそうじゃないと困ります...。まぁまぁこんな主人公と作者ですが今後の展開もお楽しみに!

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