23話
「では次に冒険者の法律についてお話致します。
と言っても冒険者の特別な法律があるわけではありません。何せ人間ですからね。
なので法律も日本国憲法に則った扱いを致します。
となりますと、冒険者間の暴動での事件は警察官、
裁判沙汰となると裁判官が捌きます。まぁこれも極々一般常識の範囲内ですね。
強いて言うのであれば、冒険者は一般市民を傷つけてはならないという所でしょうか。
別に法律があるわけではないのですが、これに至っては冒険者と一般市民の唯一の違いの
腕力や脚力ですね。それが違いますので一発ボコッとやってしまったとなると
かなりの大惨事になる事は目に見えています。
まず喧嘩の域を超えますのでお縄になり、一発退場になります。勿論冒険者登録も剥奪です。
ここまでは大丈夫でしょうか? かなりハイペースで説明してしまったと思うので
不明点がお有りであれば気軽に質問して下さい」
まぁそうだよね。
ステータスのお蔭で力が増したのだから一発退場は当たり前だな。
そこの所だけは本当に気をつけよう。
無駄に絡まれないようにしないと・・・無理そうだけど・・・。
「はい、特にこれと言った所は今はないですね。香里奈さんはある? 」
「私もこれと言ってないよ。アンジェさん、続きをお願いします」
香里奈さん!? 手が早くない!? 早くない!? 今アンジェさんって言ったよこの子!
ホントなんだろう。恐ろしい子! って感じ。集中線凄い感じ。
「あら! 橘様からもうアンジェと呼んで頂けました! 嬉しいですぅ〜
和嶋様は呼んではくださらないんです? 気軽に呼んでくださっていいんですよ? 」
ちょ! ちょいちょい! やめて! その態勢はダメ!!
東城崎さんが来ているユニフォームってなんでか分からないけど
物凄い普通のユニフォームなのに、着ている人が違うと
こうも欲情的になるかってくらいにヤバイんだって!
「わ、分かりました! 分かりましたからそんな前のめりにならないで!
目のやり場に困ってしまう!」
「むぅ」
うわーお。うわーおだよ本当に。
何故かわからないが香里奈さんを怒らせてしまった!? しまったのか!?
オラヤッベェぞ! 今の状況ヤッベェぞ!
動揺なのか変な口調になってしまった。お、落ち着くんだ和嶋健・・・。
「あら? あらあら、アハハハ香里奈さんを怒らせてしまう前に次の説明に移りますね」
「はい! お願いします! 」
「プクー、別に怒ってないもん」
「しょ、しょうがないんだ・・・だって男の子なんだもん・・・」
しょうがないんだよ。男の子なんだから。思春期の男子高校生なんだもの・・・
そりゃああんな巨峰が目の前までくりゃ、思春期なら誰でも見ちゃうって・・・
「なんか言った? 」
「言ってません! はい! 言ってないであります! 」
怖い! 香里奈さんの目が怖いよ!!!
さっきほ東城崎さんの獲物を狙う目をしてたばりに怖いよ!
「青春ね〜」
この人呑気すぎィッ!!
「ほ、ほら! アンジェさん続き続き! 」
お、俺も言ってやったぞ! どうだ!
oh…ダメだこりゃ・・・当分機嫌戻らんぞこれ・・・
「はーい! 和嶋様からアンジェって言って頂いたので次行きまーす! 」
あぁもうやだ!! 早く登録したいィッ!!!
最後まで読んでくださってありがとうございます。




