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男の娘な幼馴染。
どうもアマガサ。です。
...いちいち自己紹介いらないですかね...?
電車を降り、3人並んで通学路を歩く。
「いやぁ....兄者に彼女がいたとはなぁ...」
左隣を歩く妹が呟く。
....あれ、こいつなんか勘違いしてね?
「八夜...お前今彼女っつったか?」
「ああ、そうだが?」
はぁ~。
そういえばこいつ、ライに会うのは初めてだったな...
「あの...栄斗君?」
右隣のライが少し不安げな顔でこちらを見上げてくる。
心配すんな、誤解はちゃんと解いてやるからさ。
妹の方をキリッと向く。
「妹よ、よく聞け」
「む...なんだ、兄者」
「ライにはな...付いてるんだ」
「へ....付いてるって何が.....ハッッッ!?」
初めは伝わりにくかっただろうが、その後はみんな同じ反応を見せる。
初対面じゃライは九分九厘女だと思われるからな...
「ちょ...栄斗君っ、もう少しマシな表現は無いのっ!?」
そうだよなぁ...
だってライ、可愛いもん。
あ、いや、そういう意味じゃないよ。マジマジ。
いかがだったでしょうか。
....いちいち聞くのも失礼でしょうか...?




