表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Crazy Days!!  作者: アマガサ。
16/22

部活。

襲い来る眠気と戦いながら午後の授業終了。

欠伸をしながら帰り支度を整える。


「栄斗くーん!部活行こー!」


「おう、今行く」


例のごとくライの呼び出しがかかる。

まあ俺、部活入ってないんだけどね。



*****



「「いーち!にー!さーん!しー!」」


今日も今日とてバド部の素振りを見学させて頂いている。

コートの観客席に座って早1時間。

まあ...暇だよ。

後2時間ぐらいか....モンストでもやってるか....スタミナが無ぇ。


「栄斗くーん!ちょっといーい?」


額に汗を滲ませたライがこちらに走り寄って来る。


「何だ...今日もか?」


「うん...体調不良...だって」


「は~」


この学校の男子バトミントン部、部員が26人いるのだが、1人はいわゆる幽霊部員というヤツで滅多に顔を出さない。

よって、2人ペアを組むとどうしても余りが出るのだ。


「じゃ、ラケット取ってくる」


「うん、待ってるね」


座りすぎて痺れ気味の足を動かし、体育倉庫に向かう。

学校用のラケットを取りにな。授業で使うヤツ。

体育館まではそう遠く無いなので少し駆け足で行く。


「...ライも何でわざわざ俺と組むかなぁ?」


勘違いしないで頂きたいが、ライは溢れたわけじゃ無い。

部のエースってだけあって、ペアを作るときはみんな一斉にライの方に向かって行く。それをわざわざ断ってまで俺の方に来るのだ。

自分は良いからみんなはみんなで練習しろってか?

そりゃバトミントンは上手いわけじゃ無いけどさ...

そんな事をボヤきながら体育倉庫に到着。


「よっと....」


全く...地味に重いんだよなこの扉。

体重をかけて重い扉を開けると、


「......」


「うおぉぉ!?」


目の前に逆さにぶら下がった涼香の顔。

何だよコイツ、コウモリかよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ