びっぐいーたー。
約3分後、校長から林間が火事だとの連絡が入り、涼香はカレーを持ったまま生徒会に出動していった。
2人残された俺たちは、残った昼食を食べるのみであった。
ちなみに、俺のカレー定食は完全に冷めきっていた。
「モグモグ....ねえ栄斗君」
「ん?」
「会長と...モグモグ...何話してたの?」
「....世間話だったかな....?」
「モグモグ...ふーん....モグモグ....ねえ栄斗君」
「ん?」
「栄斗君って...モグモグ...食べるの...モグモグ...遅いね」
「そうか?遅いって程でも....いやお前が早いんだよ!」
そして食べながら話すな!
いや音がするとか周りに飛ぶとか無いんだけど。
お行儀的にね?
ライは食べ物の事となると目の色変えるからな....
「ッッッッてお前!?カレーもう5杯食ったの!?」
「モグモグ...ううん...モグモグ...これで6杯目...モグモグ」
「大食い選手かお前はッッ!?」
さらに速い。
たったセリフ5個分の間に6杯のカレーを平らげるとは...
ライ、恐ろしい子...!!
「モグモグ....ふう....次で終わりにしようかな...」
いや 。
まだ食うんかい。




