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歩く災害。
「お前....ロボットって...」
額に冷や汗が伝う。
「そう。擬似感情を搭載した人型ロボット」
淡々と言ってのける涼香の顔から、嘘を見出すことは出来ない。
つか、林間一瞬で燃やし尽くされた後だからな...
信じられないが、信じるしかないだろう。
「というかお前、この大惨事どう収拾つけるんだよ?」
「...大惨事とは?」
「アレだよ!?」
小首を傾げる涼香。
やべーコイツサイコパスかよ。
林間とか生徒が燃えてるんだぜ?
あと、たまたま通りかかった校長の頭とか。
「ぴぎゃああああっ!?」とか言ってどっか行っちゃったけど。
あの様子じゃ髪は御臨終だな....
「....ああ。大丈夫。ここまで火は来ない」
「ソーユー問題じゃナイッッ!!」




