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機械な生徒会長。
「実」
「わーーーっしょい!!わーーーーっしょい!!」
「「「「ソーーーーランソーーーーラン!!!!」」」」
「......」
元気よく走って行く茶道部。
うむ。気合いいっぱいで結構結構。
....コレいつまでやるの?
「じ」
「あおげばとーとしーーーー!!!」
「「「「わがしのおんーーーーーー!!!」」」」
「.....はぁ」
おもむろに眼鏡を外す涼香。
そして林間の方に向き直り、
《ちゅどおおおおおおおおおん!!!》
「エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッッ!?」
目からビームを発射ッッ!?
一瞬にして炎の海となる林間ッッ!!
火だるまになり転げ回る生徒ッッ!?
「わ....What...!?」
「ふぅ....」
目の前に広がる地獄を見て満足げな涼香。
そして、ゆっくりと俺の方に向き直り一言。
「私、ロボットなの」
《バギャアアアアン!!》
そう言った涼香の背後で、大きな爆発が起きた。
【悲報】生徒会長、生徒を火だるまに
次の学校新聞の見出しが、俺の頭をよぎっていった....




