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お人よしのオオカミさん  作者: ふちか
狼男”ライカン・スロープ”
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15/25

疑わしいご老人

いやぁ、長い間放置してしまって申し訳ありません(汗


リアルでコース登録とかいろいろばたばたとしてしまって更新できませんでした


これからまた忙しくなるので一ヶ月に二回くらいのペースで更新していくと思います


よろしくお願いします

つらかった……。

今はハーデさん達と別れ、用意して貰っていた宿屋の一室にアルセといた。

俺は今にも腰掛が崩れ落ちそうなイスをなるべく壊さないようにもたれ掛かり、アルセはベッドに横になり少し疲れたからとちょっと前に眠ってしまった。

そして小さなため息をついてさっきまでハーデさん達との会話を整理していた。

あの空気は本当に息が詰まる。

ハーデさん達の顔を直視することも、自分が呼吸するのもはばかられるようなそんな重たい空気。

あの話の中で俺達はお互いに隠し事をしていた。

俺達は自分達の種族と目的を。

……まぁその目的もごたごたしていて俺でさえ知らないわけだが。

その目的を知っているご本人はすやすやと胸を上下させて安らかに眠っていた。

本当に気持ちよさそうだな。

俺は魅かれるようにアルセに近づいていた。

血色のいいピンク色の肌。

もっちりとしている頬。

なんだろう。

無性に押してみたい。

んでも起こしちゃうかもなぁ。

どうしよう……。

うん、いいや押しちゃえ。

我慢できずにアルセの頬を指で突付いた。


ふにふに─


お、なんか気持ちい。

餅をつついているかのように押すとこちらを押し出すような弾力。


ふにふにふに─


なんか中毒性が。

起こしてはいけない。

頭では分かっているのだが止められない。


ふにふにふにふにふにふに──かぷっ


ん?

かぷ?

かわいい擬音と共に指が温かい何かに包まれた。

ぬめりという感触がしたが不思議と不快な気持ちにはならなかった。

なぜならアルセが俺の指をくわえていたから。

ちょ!?

痛くない、痛くないけど!

いろいろまずい気がするよ!!

俺の焦りを知ってか知らずかアルセは

「ひほぅ……」

眠そうに半目を開けて焦点の合っていない目でこちらを覗いた。

「ア、アルセ?」

「……はひはってるほ?」

「いや、何……その……な?」

とりあえず苦笑いを浮かべた。

なんか無性につつきたくなったなんて言えない。

恥ずかしくて……。

するとアルセは指をくわえたままのそっと起き上がりまだ眠そうな目でこちらを見るとちゅぱっと音を立てアルセは静かに俺の指を離した。

俺の指とアルセの唾液が間に銀の橋を作りたらんと垂れる。

「何やってたの?」

「いや、その何だ」

「……」

無言の圧力でこちらをじーと睨みつける。

元々少々キツイ顔つきのアルセに睨まれてると少し怖い。

「……司狼?」

穴が開くんじゃないかって位見られる。

しかもかなり至近距離。

「ほっぺをつっついてました」

白状した。

だって怖いんだ。

まさに蛇に睨まれたカエルとはこのことだよ。

カエル君の気持ちがわかったよ。

だがアルセはその答えを聞いてさらに不機嫌になってしまった。

「そう、私が寝てる間にそんなことをねぇ」

「いや、ちょ、アルセ怒ってる?」

「怒ってないよっ」

「いや、怒ってるでしょ」

「怒ってない!」

そう言うとぷいっとそっぽを向いてしまった。

「……なんで私が起きてる時にやってくれないの……」

「え?何?」

「なんでもないよっ司狼のバカっ!」

あれ、俺なんで罵られてるんだろう。

ちょっと悲しくなってきたぞ。

ちょっと突付いてただけなのになぁ。

今度から気をつけよう。


…さて少々気まずい。

話題を変えよう。

「それにしてもグラシオさんについてどう思う?」

「え?あぁ、あのおじいさん?」

「うん、そう。話をしていた時から気になっていたんだけど……」

「あ!あぁ、あの人は魔族だよ?」

「魔族?」

「うんそう。外見的には人間と変わらないんだけど、ちがうのは魔力を持っているかいないかだよ?」

うん?

つまりはこういうことか?

魔力を持っていなければ人間として部類され、魔力を持っていれば魔族として部類される?

つまりはグラシオさんは魔力を持っていた?

考えたことをアルセにそのまま伝えてみると

「その通り。ただ上手く隠そうとはしていたみたい。なんていうんだろう、間違えて出て来ちゃったみたいな?ほら、あの時っ、司狼が舌を火傷した時に」

あぁあったねぇ。

今度からちゃんと冷ましてから飲もう。

「一瞬だけだけど、魔力の匂いが一気に広がったの。ハーデさんに止められて何をしようとしていたのかはわからないけど、とにかく警戒はしておいた方がいいかもね」

ふむ、確かにその通りだ。

ハーデさん達はグラシオさんの『何か』を隠していた。

それが何かは分からない。

グラシオさん。

この町には似つかわない服装。

絵画の一部を黒く塗りつぶしたようなポカンとその空間だけ抜け出てしまったような。

グラシオさんだけが浮いているような感覚。

だけど、不思議と怖さとかは感じなかった。

あの人の人柄だからだろうか。

俺は何かグラシオさんに懐かしいものを感じていた。

アルセには警戒しろと言われたけど、今度話を聞いてみよう。

それにハーデさんとも何時までも喧嘩していたくはないし、何か解決する方法はないかと俺はまた自分の世界へと入っていった。

後アルセからここに来た理由とかも聞いていなかったな。

早く教えて欲しいものだ。


初めましての方、始めまして^^


いつも読んでくださっている方々、ありがとうございます


今回は少々アルセとの絡みを入れて見ました


いやぁもう、リア充爆発しろですよね


クリスマス近いですし、余計にです


それにしても司狼君、苦労人ですね


いろいろ問題抱えてます


自分やら他人やら(笑


さぁそろそろいろいろフラグを回収しなきゃですね


司狼君の能力とかもまだ明かしてないですし……


少々頑張って更新していきたいと思いますb


それでは感想もしくわ誤字脱字などがありましたら遠慮なく申し立ててください


次の更新は?


未定ですね♪

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