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お人よしのオオカミさん  作者: ふちか
狼男”ライカン・スロープ”
10/25

助けを呼ぶ声

誤字・脱字・修正箇所があれば指摘をお願いします

~ポアー 広場~

階級について説明があった後、なんとか落ち着いた俺はアルセと並んで宿屋に向かっていた。

それにしても人が居ない。

少しは歩いていると思うのだが、未だに人に会っていない。

がらんとした静かな町は、少し煤けて見えた。

その焦燥感が少し嫌で、俺はいつもより口数が多かった。

「それにしてもアルセ?」

「え?何?」

「いや、アルセの服もどうにかしなくちゃなと思ってさ」

隣で歩くアルセに声をかける。

そうなのだ。

アルセは俺が、貸した上着を羽織っているだけ。

上着の胸部分は、形の良い胸に押され少し窮屈そうで、下着もなし。

俺が少し長めの上着を持っていたから良かった物の、少し動けばいろいろ危なかった。

「え~、だって下着とか着けると窮屈なんだもん」

頬をぷぅと膨らませて抗議する。

「いや、だって……恥ずかしくないの?」

「ぜんぜんっ!だって私、見られるのは平気だもん」

そういうことらしかった。

仕方ない……。

「それじゃぁ、俺はアルセを見ない。恥ずかしいもん」

「え?」

「俺の国ではね、女性は恥じらいを持てって言うのが慣わしでね。はしたない子は、もう見ません。」

そういうと、俺はアルセからふいっ、と明後日の方向へ視線を向ける。

「え?え!?いや、嘘だよね?司狼っ!そんなことしないよね!?」

「……」

「こっちを見てっ!?」

服の裾を引っ張ってきてるけど、気にしない。

「あの……じゃ、じゃぁパンツは着ける!どう!?」

「……」

「これもダメ?そ……それじゃ、ちゃんと、マント羽折る。羽織るから、ね!?」

お、あそこ。

家の屋根に止まってる鳥系の魔物達は夫婦かな?

一匹が気を引こうとしてるけど、もう一方は動く気配が無い。

「……服……服とかしたぎとかちゃんと着るから……こっち見てよぅ……しろぅ……」

あ、相手にされなくてしょんぼりしてる。がんばれ。

「なんで……こっちみてくれないのよぉ……いじわるぅ……うっ……グスッ……」

「ちょ!?」

閑話休題。

明後日なんか見てる場合じゃない!

俺はすぐにアルセを宥めにかかった。


あれから、アルセはご機嫌ななめだ。

頬を膨らませて、俺の少し先を歩いている。

「人と話ができると少し期待したんだけど……全然人が居ないし……」

「それは……司狼がさっき怒気を振り撒いたせいだけどね……」

「え?」

ボーとしていたので、上手く聞き取れなかった。

「なんて言ったの?」

「知らないっ!」

「まぁ、いいけど……」


ピューー


そう話していると、小さく風が吹いた。

これは……

「アルセ……」

「うん、わかってる。行くんでしょ?」

流石っ!

さっきまで怒っていた顔はどこへやら。

真剣な眼差しで行けと訴えている。


ーーー風に運ばれて来たのは声。

「……やめっ……な……よっ!」

「いい……から……いっ!」

どこか、争うような声。

片方はもがいているような必死な声だ。

耳を澄ます。

「やめな……さ……っ!!」

もっとだ……。

集中しろ。

その声だけに集中する。

「やめなさ……離し……」

もっとだ、もっと!

「やめなさいっ!離し……いっ!」

もっと!

「……誰かっ!助けてっ!」


俺は知らずの内に走り始めていた。

助けを求めているなら、助けよう。

それが、俺が生きている理由だから……。

ユニーク数が1000を突破!


毎度みてくださる方々本当にありがとうございます!


そのおかげで心が折れずに、毎回更新できてます!


ー☆ー


前にもいいましたね(笑)


テスト期間になにやってんだっ(殴


しょうがないじゃないですか?


テストやってる間も考えちゃって、テストの問題用紙にびっしり!


そりゃもう、更新するしかないですよね^^


今回は、アルセとの少しの絡みと次につなげる話でした


なかなか進みませんね(汗


すみません


テストが終わったら、また更新するつもりです


では、感想などお待ちしております


あ、最近仮面ライダー面白いですよねっ!


では、誤字脱字などストーリー構成などよかったやつまらなかったの感想をお待ちしております^^



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