第７話 アルテミスとまた、×××
ぜぃおりゃあーぁああぁーー！ ファンタジックぅ一本背負いッッ（笑）！！！
せんかわのアイディアは、昔、絵本を読んで、３年寝太郎が、ひとりで川を作ったという話を覚えていて、それをどうしたらたった一人で川なんか作れるのかと思ったときに、俺が独自に考えついたアイディアだ。むふふ。すごいだろう？ 時間は掛かるけど、たった一人だけで川から線を引くだけで、川がドンドン作れるというハイパーアイディアなのだ～！！！
俺がその話をアルテミスに言うと、アルテミスは感動したように目が潤んで、ポロポロと泣きだした。
「えぐえぐ。・・・皇帝陛下ぁあ。・・・すごいですぅ。・・・っ。たった一人で川が作れるなんて・・・私、考えつきもしなくてぇ・・・」
「えぐえぐ・・・ああっ。これで、帝国の水のない地域に水がいっぱい・・・水がいっぱいっ。すごいですぅ。陛下ぁあ。。。。ぐずぐずっ」
おお。泣くほど感動している！！！
どうやらまたしても、俺は女の子のハートを射止めてしまったようだ。困ったなぁー。
ああああ。
俺は思っていた。いつか、俺の知恵で、女の子を感動で泣かせたい。そして、メチャメチャ好かれたい。どうしようもなく俺に焦がれて、どうしようもなく、俺の知恵、俺の存在に泣くほどの感動を覚えられないか？
社畜時代、一人で会社の汚い部屋にこもりながら徹夜で作業をしながら、ずっとそんな想像をしていた。現実に夢なんて思い描けなくて、そのもしも転生したらという妄想だけが俺の夢だった。
その夢が今叶おうとしている。
それから、アルテミスは泣き顔を収めて、いきなりエッチな野獣になったんだ。おいおいっ。
楽しい。楽しすぎる。生きててよかった・・・。
「アデルバイドさまっ。好きですっ」
ガバリッ。
「おっ、おい。アルテミスっ。おま、」
ムチャクチャに抱きしめられて、好き放題にまた、ハッスルさせられる皇帝の俺。
ロンド。ロンド～♪ 大人のロンド～♪
うおーーーい。エッチメチャクチャ楽しいぞぉーーーー！！
「・・・あんあ。っすっごいです～っ！！！ 陛下ぁー」
ねえねえ。アルテミス姫。君は肉食獣かい？ すごいのは君だよ。まあ、なんというかー、そのー、また、ものすごいー、エッチしちゃいましたー。また、野外の草の上でー。
必死に肉食獣に抵抗して抗った勇者アデルバイドの姿をみよ！！！！！
「おりゃああああっ。モンスター・アルテミス成敗！！！」
というわけで、ロンド。ロンド～♪ 大人のロンド～♪
なんていうかー、そのー、徹底的にー、エッチをしちゃったわけでぇー。・・・気持ちよかったです。はい。
ハンティングを終えた俺は、それから、感動するアルテミス姫に抱き着かれたまま、宮殿に戻って来た。
宮殿では大勢の召使いが俺とアルテミス姫の世話を焼いてくれて、俺たちは野外で少し汚れた体を、宮殿の湯あみでさっぱりきれいにして、一日を終えた。
色々あるけど、
まあ、テキトーに解決してってよかったって話かな？
ああ。俺は今、最高に充実している・・・。
それから、早速とばかりにまた、執事のリュートンを呼んで、帝国中の川に人工川を作る手配をする俺。アッハハ。楽しいやー。なんていうの、俺、すごく思うんだけどさー。
現実の王族でも皇族でもそうなんだけど、お金自由に使える立場なのに、やることろくなことしないっての？ それで、ちょっと、自分が皇帝になったら、テキトーバンバンやってやろーと思ったんだよねー。
そこで、俺はまた、ワクワクとうまいものを食べる生活を送る。皇族といえばうまいものだよ。うまいもの。食っちゃ寝で好きに生きながら、どこまで遊んで、いいことできるか、それが、皇族のやるべきことだろー。
ただ、ちょっと、エッチは控えめに行こうかと思ったよ。アルテミス姫とのロンドで、ちょっと、腰が痛いッ。
ふふふ。イケメンだけが持つ悩みが、今俺に。
エッチによる腰痛・・・。ああ。俺、今、輝いている。
そして思う。
なんだろ？
テキトーな遊びやりたいよなー。
そうだ。女の子たちと一緒に、怪盗ごっことかやったら楽しいかもなー。そうだ！！！ 遊びでやろう。
「おい！！！ 俺のハーレム１２１人よ聞け。今から怪盗ごっこをやる。俺がオモチャの宝石を用意する。それを俺から盗んだものが、本当に俺からなんでも好きな願いごとをかなえてやろう！！！！ さああああ！！！ かかって来いっ」
ハーレムの女の子たちが一斉に俺に向かってムチャクチャに飛び込んで来たっ。
「きゃーーっ。アデルバイドさまーーー」
「つかまえますぅーーー」「アデルバイドさまを捕まえて願いごとよーーーーー」
きゃっきゃっと声を出して、俺を捕まえに来るハーレム１２１人たち。むふふ。
女の子たちが俺にいっぱいとっこんで来て、それが俺をムチャクチャに捕まえようとして、俺の体にむしゃぶりついて来るぜー。
これこそ男のロマン！！！ まさに男のロマン！！！！
たまにこういう女の子遊びができるまでになった、今の俺って素晴らしい！！！！
「きゃっ。アデルバイドさま♪ 捕まえたーーーーっ」
最後に俺を捕まえたのが、リシュア姫。
女怪盗のリシュア姫を捕まられると、リシュア姫が突然、俺に言って来た。
リシュア姫の願いごとは１億円。
「アデルバイドさま。私は１億円を手にいれたいです！ 是非、私その１億円でお願いしたいことがあります。私、命掛けで、人を救いたいんです。どうしても、助けたい人たちがいて、その人たち、この１億円と、アデルバイド様のお知恵で助けたいんですけど、助けてくれませんか？」
ん？ また、人助け？
これは、また、女の子をメチャクチャメロメロにするチャンスか？
