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バカばっか云ってらぁ

作者: 秋葉竹



  


まるで猿みたい

生きているのに

同じことばっか

繰り返している


身も蓋もなく

遺伝という海の上に揺蕩っている

至極当たり前に

遺伝の子だけが

そのひとのすべてを知っている

身体能力とか性格とか

そんなことで人生が決まるわけじゃない

のに

なのに

才能とか絶対条件とか

あるからね


平等に

生きられるということは

ただの嘘だって

みんな

知ってるよね


でも

人権は

べつに

平等に持って産まれてるよね

神さまだけは

人類に

平等だからね

神さまだけは


それだけでじゅうぶんだから

ぜんぜんざんねんなんかじゃない


まるで猿みたい

生きているのに

同じことばっか

繰り返している


バカばっか云ってらぁ

光り輝く未来は

ちゃんとあるって

憧れるだけだとしても

憧れを

やめる必要なんて

知らないから


無駄


なんてことば


知らないから


絶望


なんてこころ


知らないから


事実だけが

残酷なのだとしても

やめたくないのは

やめたくない


べつに

じぶんがなになのかを

研究するために

とか

証明するために

なんか

生きてないからね


遊びのなかにも

支配や服従があることに

気づいたら

平等に遊べないって

気づいたら

なにを好きになればいいのだろう


そこに差別が

あるか

ないか

そこに可否が

あろうが

なかろうが


好きなものを

好きなだけ

好きでいたい

夢みたいな雲のうえで

世界をみおろす

ことなんて


なんて

悲しい滑稽な約束の履行なんだろう


なぁんてね


ただ向かう足は

どの道を選ぶのかは

やっぱ

じぶんじしんだから


退屈できる

しあわせなんて

やっぱ

いらないから


逃げてもいいから

よろしくって

云っても

いいんだろ?


うぞうむぞうに

なっても

いいんだよ


そして

神話のじだいがはじまるのかなぁ?








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