第100話記念 王様ゲーム
今回は転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年がチート能力で完全無双~の100話を記念した番外編です。
時間軸は気にしないでください。
色々と私生活が忙しくて投稿がものすごく遅れました。
申し訳ございません。
「ねぇねぇ皆。王様ゲームしましょ」
ある休日、俺たちはいつものメンバーで「神界」でゆっくりと過ごしていた。
するとセーラが突然、そんな提案をしてきた。
「王様ゲームってなんだ?」
俺は聞きなれない単語が出てきたためセーラに聞く。
「王様のくじを1つ、あとは番号を振ったくじを残りの人数分用意してそれを引くの。王様のくじを引いた人は他の人に命令出来るの。ただ命令は番号で行わないといけないの。最近見た本で異国で行われているゲームみたい。あ、あと不正が出来ないように魔力の使用は禁止だから」
「なるほどだいたい分かった。いいぞ」
「私もやるわ」
「面白そう。やる」
「ユア、やろ」
「ユイがやるなら私もやるわ」
ということで俺たちは王様ゲームをすることになった。
くじは俺の「創造」でパパっと創った。
「それじゃあ始めるわよ。くじを引く時は「王様だーれだ」っていう掛け声をしないといけないの。それじゃあ引くわよ」
「「「「「「王様だーれだ」」」」」」
俺たちはくじを引く。
どうやら俺は王様ではないようだ。
俺のひいたくじには4番と書かれていた。
「ふふ、最初の王様は私ね」
どうやら最初の王様はユイらしい。
「それじゃあ、2番は私の唇にキスをして」
「ちょっと、ユイ。心を読むのは反則よ」
2番はユアだったらしく、ユアはユイに抗議する。
確かにユイの命令はユア以外に命令があたった場合を全く気にしていないものだ。
「ふふ、私は魔力なんて使わなくてもユアのことならなんでも分かるの。それに私が魔力を使った証拠なんてないでしょ。そもそも私がシンやミコの目を欺けるわけないし」
「そ、それもそうね」
「ほら、早くキスして」
ユイはユアをせかす。
ユアはもう勢いでユイの唇に自分の唇に合わせてユイの口内に自分の舌を入れてユイの口内を蹂躙した。
そしてキスは30秒ほど続いて終了した。
「はぁ、はぁこれでいいでしょ」
「う、うん」
ユイはユアが思いがけず情熱的なキスをしてきたせいで何も考えられなくなっていた。
「「「「「「王様だーれだ」」」」」」
俺たちはまたくじを引く。
今回の俺の番号は3番だった。
「今回の王様は私ね」
今回の王様はセーラらしい。
「それじゃあ3番は私に膝枕をして」
「分かった」
俺は一度セーラの近くに移動して座る。
セーラは俺の膝に寝転がった。
「あー、これいいわね」
セーラはとても満足そうだった。
「「「「「「王様だーれだ」」」」」」
俺たちはまたくじを引く。
ちなみに膝枕は継続中だ。
今回の王様は俺のようだ。
「今回の王様は俺だ」
俺は皆にくじを見せながら宣言する。
そして俺はミコの瞳を見つめる。
ミコは不思議そうに俺を見つめ返す。
よし、分かった。
「1番は後で俺に一方的に「魔力循環」をされる」
「、、、、私が2番よ」
どうやらミコは1番であっていたようだ。
「魔力循環」というのは通常二人で行う行為だが、俺が一方的にすることもできる。
そして「魔力循環」を一方的にした場合、された側には普通にするよりも強烈な快楽を感じるのだ。
機会があればやろうと思っていたがいい機会だ。
俺の命令は後でなのでそのまま王様ゲームを続行する。
「「「「「「王様だーれだ」」」」」」
「やった、私だ」
今回の王様はゼミルのようだ。
「私の命令は5番は私の頬のキスをする」
5番は俺だった。
「、、、、、5番は俺だ」
「ふふ、ならシン。よろしく」
ゼミルはそう言って俺に近づいてくる。
俺が今セーラの膝枕で動けないからだろう。
俺は近づいてきたゼミルの頬に唇を一瞬だけ付けた。
それだけでゼミルはとても満たされたような表情になった。
「次で終わりにしましょうか」
セーラの提案に俺たちは頷いた。
全員色々と限界だったのだ。
ユアとユイはキスでまだ頭が回っていないし、セーラは最初こそシンの膝枕を純粋に楽しめたものの途中から距離の近さを意識し始めてしまい、ゼミルはシンからのキスで感極まってしまい、シンとミコは王様ゲームの後の行為を意識してもうあまり王様ゲームに集中できなくなってきていたのだ。
「「「「「「王様だーれだ」」」」」」
「ふふ、うふふふふ、私が王様よ」
最後の王様はミコだった。
「4番は王様ゲームが終わった後、私が満足するまで私の魔力を受け入れ続けること」
「、、、、、、4番は俺だ」
魔力を一方的に受け入れ続けるというのは「魔力循環」と違い相手の魔力が体内に蓄積する。
それは相手の魔力を感じ続けることとなるのだ。
そして王様ゲームはお開きとなった。
俺たちは「テレポート」でセーラ達と距離をとって、家を創り寝室のベッドに一緒に寝ころんだ。
その後、最初は俺がミコに一方的に「魔力循環」をした。
ミコは快楽でかなり体力を消耗していた。
だが、そういうスイッチを押してしまったのかミコの大量の魔力を流されて俺も強烈な快楽を感じることとなった。
結局二人とも快楽によって疲れ果てて俺たちは眠るのだった。
余談だが、濃厚なキスによってユアとユイも似た状況となったということだけ記しておく。
イチャイチャ最高。
次(総合評価200p記念)はもっと百合が強いのを書きます。
百合好きの方はお楽しみに。
誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。
気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。




