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転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった!  番外編   作者: 零


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2/21

総合評価100p記念 執事シンとお嬢様ミコ

今回は転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年がチート能力で完全無双~の総合評価100pを記念した番外編です。

時間軸はレッドドラゴンを倒した後でセーラと出会う前、転生編と王国編の間となっております。

色々と私生活が忙しくてまた投稿が遅れました。

すいません。

「命令を行使するわ」


ミコは突然そう言った。

こういうことは特段珍しいことではない。

俺たちはよくお互いへの命令権を賭けて摸擬戦をする。

俺たちは摸擬戦自体は頻繁にやるが命令権自体はあまり使わないので溜まっている。

確か俺は38回分、ミコは俺よりは命令の行使頻度が高いから32回分のはずだ。

その1回分を使うつもりなんだろう。


「了解。命令の内容は?」


「今日一日、あとで言うわ」


「何かわからんが、了解」


「え、いいの?」


ミコはそうすぐに了承されるとは思っていなかったのかかなり驚いていた。

俺はミコのことを信用しているし、ミコはそこまで酷い命令をしないことも知っている。


「それじゃ、これに着替えて」


ミコはストレージから何か服を出して俺に渡す。


「分かった」


俺は一度自分の部屋に戻って服を着る。


「これって」


俺は鏡を見ると同時に驚く。

たたまれた状態ではよくわからなかったが、着てみて分かった。


「この服装。執事だ」


そう。

ミコは俺に執事服を着させたかったようだ。

そういえば、中学だったか高校だったか忘れたかなんかの文化祭で俺以外の男子が団結してメイド喫茶を強く推してた時があったな。

なんでも男のロマンなんだとかなんとか。

女子と男子の掛け合いを眺めてるの面白かったから印象に残っている。

それと同じ感じなのだろうか?

よくわからん。

だが、せっかくだからミコを驚かせてやろう。

昔、ずっと話しかけてきた姉妹に何かの行事だったか何だったかで髪とか服とかをめっちゃいじられた。

その時の俺は我ながらそこそこいい感じだった気がするのでその時の感じにする。

記憶力はいいほうなので鏡を見ながらならすぐにできた。

そして俺はリビングに移動する。

そしてドアを開けると、ミコがドレスを着ていた。


「あ、めっちゃ似合ってる。っていうか髪型とかも変えてくれたの?めっちゃいい」


どうやら気に入ってくれたようだ。


「ありがとう。ってそうじゃなくてなんなんだミコのそのドレスは」


「これは「ストレージ」の奥深くに眠っていた私の昔の服よ」


「昔って、王女時代のってことか?」


「そう。色々と探してたら小さい頃に着てたのがあったから着てみたの」


「そうか。似合ってる」


「そう?ありがとう」


ミコはそう笑う。

表情には出していないがめっちゃ可愛い。

ミコは普通に美少女だ。

それが可愛いドレスなんて着たら普段より可愛さが5倍増しぐらいでヤバい。


「それで、俺はどうすればいいんだ?今日はミコの命令ならなんでも聞くぞ」


「それなら、私の執事になってちょうだい」


「俺、執事って見たことないからどんなのかわからないんだが」


「イメージでいいのよ。イメージで」


「それなら」


俺は腰を落とす。


「ミコお嬢様。ご命令を」


「はう」


ミコはとても目をキラキラさせている。


「お嬢様?」


「そ、そうね。お茶菓子を用意してくれるかしら」


「承知したしました」


そうして俺は前の机に「創造」でプリンと紅茶を創る。

そして、俺は一緒に創ったスプーンを手に取る。


「シン?一体何を」


俺はプリンをスプーンですくう。


「はい、お嬢様。あーん」


そしてそれをミコの口元に近づける。


「え、ちょ、待っ」


「あーん」


「あ、あーん」


ミコはプリンを食べる。


「いかがでございますか?お嬢様」


「うん。とても美味しいわ」


「それはよかったです。さて、お嬢様。そろそろお昼寝の時間でございます」


「え、分かったわ。それじゃあ寝室に」


俺はソファから立って移動しようとするミコを抱きかかえる。


「え、ちょ。シン」


俺はミコを横抱きに抱く。

いわゆるお姫様抱っこだ。

俺はミコをお姫様抱っこしてミコの寝室に移動し、ベッドに寝かせる。


「おやすみなさい。ミコお嬢様」


俺はミコに布団をかけて部屋を出ようとする。


「シン。待ちなさい」


すると、ミコから待ったがかかった。


「どうかしましたか?ミコお嬢様」


俺が尋ねると、ベッドの横をたたいた。


「一緒に寝て。命令よ」


「、、、、承知しました」


俺はミコの横に寝る。

すると、ミコは俺を抱きしめる。


「み、ミコお嬢様?」


「何よ。貴女は今日は私の執事なんだからいいでしょ。おとなしく私と一緒に寝なさい」


「、、、おやすみなさい」


「おやすみ。シン」


そうして俺たちは寝た。





ミコ視点


私は今日。

摸擬戦の命令権を行使して、今までずっとしたいと思っていたことをシンに命令した。

それはシンに私の執事になってもらうことだ。

私が命令したらシンは髪型までいじってかっこいい執事になってくれた。

普段からとってもかっこいいのに執事服を着るとその5倍増しくらいでかっこいい。

それに、シンが執事になら私はお嬢様かなって昔着ていた服を引っ張り出して着てみたらシンが褒めてくれた。

それにしてもシンは執事とか分からないって言ってたけど、本物の執事なんかよりよっぽどかっこいい。

にしても、あーんなんてしてくると思わなかった。

それにお姫様抱っこまでしてもらえるなんて。

そして最後の添い寝もめっちゃよかった。

同じベッドで寝たことはあったけど、大体それって寝落ちしちゃった感じばかりだから。

一緒に寝るって感じがそこまで強くなかったけど。

今日は完全に添い寝した。

私としては大満足な一日だった。

これは他にもいろいろとシンにしてもらうのにハマってしまいそうだ。

次はどんなことをシンにさせようか。

私はそれを一晩中考えたのだった。

こんな感じでシンやミコに何かをさせるの結構楽しかったのでまたやりたいです。

何かこんなのやってほしいって意見があったら感想等で教えてください。

それと、今回も結構イチャイチャさせられたけどくっつけられたらもっとイチャイチャさせます。

それと、次はバレンタインに番外編を出します。

すぐですね。

お待ちください。

最近私生活が忙しいので投稿が遅れたりしてますが、バレンタインは意地でも当日に出します。

気に入ってくださいましたら、レビューや評価いいね等よろしくお願いします。

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