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転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった!  番外編   作者: 零


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19/21

バレンタイン記念 配下からのチョコレート

今回は転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年がチート能力で完全無双~のバレンタイン番外編です。

時間軸がどうしても本編とずれてしまっていますが、設定は魔王城でゆったり過ごすシン達です。

一応303話時点の時間軸だとお考えください。

プリンとかなかったのにチョコとかねぇだろ。

っていう意見は受け付けません。

番外編なので、多少の設定無視は許してください。

2日遅れですが、お楽しみください。

今日は魔法の月(2月)の14日。

バレンタインデーだ。

別に初めてのことでもなく、毎年ミコ達がチョコを作ってプレゼントしてくれる。

俺は今、リビングでくつろいでいたが。

経った今それを思い出した。


「シン、ハッピーバレンタイン」


セーラからとても丁寧にラッピングされた箱を渡されたからだ。

チョコを貰えるのは今年も例外ではなかったらしい。


「ありがとう。ホワイトデーは期待しておいてくれ」


「ふふ、楽しみにしてるわ」


「あ、セーラに先越されちゃった。はい、シン。ハッピーバレンタイン」


「ゼミル。ありがとう」


ゼミルからもラッピングされた箱を受け取る。


「せっかくだから食べて」


「それなら、感想教えて」


「分かった。頂くよ」


そして俺は二つのラッピングを丁寧に剥がし、箱を開ける。

セーラの箱には大きなハートマークのチョコが入っており、ゼミルの箱には様々な形をしたチョコがたくさん入っていた。

どちらもとても綺麗だ。


「それじゃあセーラの方から」


そうして俺はハートの端を少しだけ割って口に放り込む。


「甘いな。結構好きな味だ」


「ふふ、お気に召したようでよかったわ」


俺は別に甘党というほどではないが、苦いのよりは甘い方が好きだ。

次はゼミルのチョコを一つとって食べる。


「上手い。これは、酒か?」


「正解。お酒を使ってみたの」


チョコ自体は別に嫌いじゃないので食べるが、酒が入ったチョコというのはあまり口にしてこなかった。

だが、美味しいな。


「あ、もう渡してたか。ルミネス、行きましょ」


「うん」


「「魔王様、ハッピーバレンタイン」」


そう言ってリビングに入ってきたミーゼとルミネスからチョコを渡される。


「二人ともありがとう。チョコは後で頂こうかな」


そうして俺はミーゼとルミネスから貰ったチョコを「無限収納」にしまった。

後で部屋で美味しくいただこう。


「では、それだけなので」


「失礼します」


そう言ってルミネスとミーゼはそそくさと帰ってしまった。


「二人とも、普段よりも地味に顔赤くなかった?」


「うん。まぁ当たり前だけど本命よね」


二人が何やらひそひそと話している。

まぁ気にしなくてもいいだろう。

すると今度はリーフェが来た。


「あ、魔王様。これ、チョコレートです。食べてくれると、嬉しいです」


そう言ってチョコレートを渡してくれる。


「ありがとう。美味しくいただく」


そう言って俺はリーフェの頭を撫でた。

リーフェは目を瞑って、気持ちよさそうにしている。

可愛いな。

そして数分程リーフェを撫でた。


「それでは魔王様。失礼します」


そうしてリーフェはリビングから出ていった。


カタッ


「うん?」


気づいたら俺の目の前の机に一つの箱が置かれていた。


「この魔力、ヨルか」


どうやらヨルが「テレポート」か何かで俺の目の前にチョコをよこしてくれたらしい。


「ありがたく貰っておくか」


そうしてヨルとリーフェから貰ったチョコを「無限収納」に入れた。

その後はセーラとゼミルから貰ったチョコを、二人と雑談しながら食べたのだった。





数時間後


俺は自室に戻ってきていた。

そこでゆっくりしながら貰ったチョコを食べた。

どれも美味しい。

ホワイトデー、頑張らないとな。


コンコン


貰ったチョコを食べ終わった頃、扉がノックされた。


「入っていいぞ」


「失礼するわ」


部屋に入ってきたのはミコだった。


「シン、ご飯って食べた?」


「いや、まだだぞ。皆からチョコは貰ってそれは食べたがな」


「そう。それじゃあ」


するとミコが「ストレージ」から俺の部屋にある机にクッキーやマシュマロそしてとけている状態のチョコを出した。


「チョコフォンデュか」


「用意したから、一緒に食べない?」


「あぁ、喜んで」


そうして俺とミコはクッキーやマシュマロにチョコをつけて、美味しくいただいた。


「シン」


そして、ミコが「ストレージ」から綺麗にラッピングされた箱を取り出した。


「チョコばっかり食べて、飽きてるかもしれないけど、食べてくれると嬉しいわ」


そう言って箱を俺に差し出してくれる。


「ありがとう」


「いいえ、どういたしまして。あっ、一応言っておくけど本命だから」


「なっ」


ミコはそれだけ言って「テレポート」で帰ってしまった。


「まったく」


俺は顔が赤くなっているのを自覚しながら、ラッピングを解く。

そこにはハート形の小さいチョコがたくさん入っていた。

俺はその一つを食べる。


「魔力入りか」


そのチョコにはミコの魔力が込められていた。

魔力を吸収する俺相手だからこその細工。


「はぁ、全く。最高の相棒だ」


今の俺は相棒が限界だ。

だけど、いつか。

きっとそうでなくなる日が来るだろう。

でも、それはまだ先の話。

ラブコメもっと書きたいのにファンタジー以上に才能がなくて絶望してる作者です。

作者はバレンタイン、陰キャには少々眩しいイベントですがソシャゲのイベントとかWEB小説の番外編とかがあるので嫌いじゃなかったりします。

ホワイトデーも余裕があれば遅れても書くつもりです。

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