総合評価400p記念 女子会
今回は転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年がチート能力で完全無双~の総合評価400pを記念した番外編です。
時系列は気にしないでください。
投稿遅れてすみません。
女子会ってどんなことするの?
女性の気持ちって本当に分からない。
ヤバい作者の性別がバレる。
まぁ問題ないと思いますが。
皆さん作者の性別なんて興味ないでしょうし。
私は今、セーラにセーラの部屋に呼ばれているためセーラの部屋へ移動している。
「テレポート」で転移してもいいのだけれど、たまには歩いていこうと思ったのだ。
コンコン
私はセーラの部屋のドアをノックする。
「ミコよ。入っていいかしら?」
「入っていいよー」
「失礼するわ」
私はドアを開けてセーラの部屋に入る。
中にはセーラ、ゼミル、ユア、ユイ、ライシュがいた。
「あら、皆集まってるのね。それでセーラ、何の用?」
「ふふ、実は皆で女子会をしようと思って」
「女子会?」
「そう、女子会。女の子だけで集まって恋バナしたりお菓子食べたりすること、らしい」
「へぇー。そうなのがあるのね。それをこの面子でやろうと?」
「そうそう。実は最初は私とゼミルでただ雑談してたんだけど、そこにライシュが入ってきて女子会の話になったからユアとユイ、ミコを呼んだの」
「なるほどね、まぁ面白そうだし私は構わないわ。やることもとくにないし。でも、女子会っていうのならミーゼやルミネス、シェールは呼ばなくていいの?」
「あの3人はまだユア達と打ち解けてないからやめておこうと思って。あの子達警戒心強いから」
「それはそうね」
あの子達というか、七魔公は大体警戒心が強い。
それは七魔公は大抵暗い過去があるからだ。
だからこそ、七魔公は警戒心が強い。
逆に、そこから救い出してくれたシンへの忠誠心と依存も強い。
「さてと、それじゃあ女子会って言っても何の話をするの?」
「定番は恋バナって聞いたことあるわ」
恐らくこの中でそういうのに一番詳しいであろうゼミルがそう教えてくれた。
「さっきから気になってたのだけれど恋バナって何なのかしら?」
私はさっきから恋バナについてセーラに聞く。
「私もよく知らないわ。ゼミルから聞いただけだもの。ゼミル、恋バナって何なの?」
「恋愛に関する話。略して恋バナ。女子会とかで自分の好きな人の話するらしいわ。基本的には仲の良い友人同士でやることらしいわ。ただ、もし好きな人が被ってたら修羅場になる可能性があるから気を付けないといけないって聞いたことあるわね」
ゼミルの言葉に全員が黙り込んでしまう。
この場にいる者は全員、好きな人なんて周知の事実だからだ。
好きな人が被っていることが確定しているのに修羅場になる可能性を理解しながら恋バナをすべきか。
今この場にいる者の気持ちは一致していた。
恋バナをすべきか否か。
「はぁ、別に問題ないでしょう。この中で自分だけがシンの妻じゃないと耐えられないっていう人はいるかしら?」
それには誰も手を挙げなかった。
「よろしい。ならそういうことになっても協力しましょう。ちょうどいいわそう言う話をしてみたかったし」
「それじゃあ始めましょ」
少し沈み気味だったテンションを上げてセーラが元気よく声を上げた。
「始めるって何の話をするのよ」
「ここわ、既に想い人と結ばれた二人から話を聞くべきでは」
「いいわね」
「それ決定」
「ってことでユア、ユイ。教えて頂戴。結ばれたときの心境とか、その、したときの感じとか」
私達は総出でユアとユイに詰め寄る。
「う、そんなに詰め寄ってこないでよ。怖い」
「話す。話すから許して」
二人は懇願するように言う。
私達は二人から少し離れる。
「ふぅ。それで結ばれたときの心境?そんなの嬉しくて嬉しくてたまらなかったわよ。まぁ1割くらいは驚きもあったけど」
「ふふふ、あの計画は我ながら完璧だった。サプライズだよサプライズ」
「あれはまさかのサプライズだったわよね」
「サプライズってどういうこと?」
「そうか、ライシュは2人が結ばれた瞬間を知らないのか、それじゃあ教えてあげる」
そうして私達はライシュに二人が結ばれた褒賞のことを話した。
2人は恥ずかしさで逃げようとしたり、暴れようとしたが私達は話しながらも完璧に抑えた。
「へぇーそんなことがあったのね」
「それじゃあ次はそういうことに関して」
「「それは勘弁して」」
2人ともさすが姉妹というべきか息を合わせて拒否してきた。
「しょうがないわ。今回はここまでにしておいてあげる」
セーラがしょうがないといった様子で肩をすくめる。
ユアとユイは安心して胸を下ろしている。
だが、私はちゃんと聞いていた。
セーラが今回はと言っていたことを。
「それじゃあ後話せるのはやっぱりシンについてよね」
「そうねぇ。一応確認しておきましょう。この部屋にいる中でユアとユイ以外でシンに恋心を持っていない人っている?」
私の問いに誰も手を挙げなかった。
やはり、全員がシンに恋心を持っているようだ。
「私は既にミコに正妻を渡す代わりにミコに助力を取り付けたわ」
「えぇ、そうして同盟を結んでいるわね。ついでにいうと七魔公はレイメス以外全員シンに恋心を持っているわね。そのうちミーゼは私と協力関係を築いているわ」
「そうだったの。それで何が目的?」
ゼミルが私を睨んでくる。
私が考えていることも見透かされているのだろう。
「私はシンにたくさんの妻がいることは別におかしなことじゃないと思っているわ。ここいいる人は全員何かしらの貴族的、叉は王族的な教育を受けていると思うからそれは分かるわよね」
私の言葉にユアとユイ以外の全員が頷く。
というかユアとユイは精神的なダメージを癒すために部屋の隅でイチャイチャしている。
抱き着いたり膝枕したり好き放題だ。
まぁいいか。
「シンは魔王。もう魔王国はないけれど王なの。だから妻がたくさんいること自体はいいと思う。だから私は私がシンと結ばれた暁には皆のサポートをしようと思っているわ」
「それはありがたい。それじゃあミコの要求は正妻を譲れってところ?」
「えぇ、そうよ」
ライシュの問いかけに私は頷く。
「私は問題ない」
最初に答えたのはゼミルだった。
「私も問題ないかな。シンなら多分全員割と平等に愛してくれると思うし」
ライシュもそう答えた。
実際ライシュが言ったことは真実だろう。
多少の差はあれど、シンは一度妻に迎え入れたならば深く愛するだろう。
「さてと、それじゃあ同盟よ。皆は私に正妻を頂戴。その代わりに、皆のフォローとかもする」
私の言葉にセーラ、ゼミル、ライシュは頷く。
「それじゃあ同盟は締結よ。よろしく」
「「「よろしく」」」
そうして私は三人とそれぞれ握手するのだった。
さて、そろそろシンを堕とす頃合いだ。
災禍の魔女の本領発揮だ。
私はにやりと笑うのだった。
性別くらいなら問題ないと思うのでいいますが作者は男です。
なので女性の心理描写について少し違和感を持たれる方もいるかもしれませんが、ご了承ください。
なるべく頑張ります。
ちなみに作者は昔、クラスメイトの女子に百合ブタと言われたことが地味にトラウマだったりします。 誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。
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