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第150話記念 マッサージ

今回は転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年がチート能力で完全無双~の150話を記念した番外編です。

時間軸は気にしないでください。

色々と私生活が忙しくて投稿がものすごく遅れました。

申し訳ございません。

本当に番外編がやばい。

もう200話いっているというのに。

「う、ううん」


俺は体を起こす。

そして俺は時計を見る。

どうやら普段よりも少し早い時間に起きたようだ。

俺の横にはミコが寝ている。

普段なら俺が起きれば俺がミコを起こさないように気を付けたりしない限り、割とすぐにミコも起きるんだが、今日はそんな気配はない。

一緒に寝ているのはよくあることだが、昨晩は久しぶりに魔力循環をしたからか普段よりも眠りが深いのかもしれない。


「うううん」


俺は体を伸ばす。

魔力循環をするとベッドの上でどうしても様々な体勢をするため体が固まってしまうのだ。


「うう、ん」


どうやらミコを起こしてしまったようだ。


「シン?」


「ミコ。起してしまったみたいだな」


「別に、いい」


ミコは眠そうに目をこすりながら俺にそういう。

そして俺に抱き着いてくる。

どうやらミコはまだ寝ぼけているらしい。

俺は油断していた。

寝起きなのと可愛いミコが目の前で甘えてくることで完全に油断してしまっていたのだ。


「う、ああ」


突然、ミコから魔力が流れてきた。

しかも莫大な魔力だ。

急でとても強烈な快楽の波に準備なんて出来ておらず、俺は思わず声を漏らしてしまった。


「ふふ、可愛い」


ミコはさっきの眠そうな様子から一転。

小悪魔のような表情になる。


「ミコ、お前。もっと前から起きてたな」


俺はミコにジト目を向ける。


「ふふ、何故分かったのかしら?」


「俺よりも圧倒的に朝が弱いお前が、起きてすぐの状態でこんなことをして余裕でいられるわけがない。ということは起きてすぐじゃないということ。でも俺が起きた瞬間は寝ていた、というか目を瞑っていた。ということは最初からこれが目的だったんだろ」


「あはは、さすがシンね。えぇ、そうよ。というか実は寝てないのよ。貴方と魔力循環をした後、貴方は寝ちゃったんだけど私は興奮が収まらなくて眠れなかったの。それで貴方の顔を眺めているうちに明るくなってきてたから、ちょっと寝起きのシンにいたずらをしようと思って」


そう言ってミコいたずらっ子のように笑う。

ようにというか、今のミコはいらずらっ子かもしれないが。


「そうか、まぁ睡眠は不要だしいいだろう」


そこで俺はふと思ってしまう。

普段ならあまりこんなことを言わないが、今は寝起きなためつい口が滑ってしまった。


「なぁミコ」


「どうしたの?」


「マッサージしてくれないか?」


「へ?」


ミコが俺の頼みを予測していなかったのか目を見開いている。


「昨日の魔力循環のせいか体が固まってしまってな。マッサージ、お願いできないか?」


「勿論いいわよ。やるわ」


ミコは目をキラキラさせながら俺にそう答えた。


「それじゃあよろしく頼む」


「それじゃあシン。うつ伏せになって頂戴」


俺はミコの指示通りうつ伏せになる。

実を言うとミコにマッサージをされるというのは初めてのことではない。

4000年前、一度だけやってもらったことがある。

魔王としての執務やらなんやらで精神的に俺が追い詰められていた時、俺は無我夢中で食事も睡眠もとらずに仕事をしていたことがあった。

そんな状態の俺を見たミコが俺を休ませるために夜中に執務室に来てマッサージを提案してきたんだ。

可愛い妹のお願いに兄として逆らえなかった俺はミコにマッサージをしてもらった。

だが、それは劇物だった。

あまりにも気持ちよかったせいで普段出さないような声もたくさん出してしまった。

そのころは快楽というものに耐性がなかったから余計にだ。

俺は兄として、魔王としての威厳のためそれ以降ミコのマッサージを受けることはなくなった。

定期的にミコが言いだしてくれたが、心を鬼にして断った。

もう一度されたら堕ちると確信していたからだ。

恐らくミコが驚いていたのは俺からマッサージをねだってくるとは思わなかったのだろう。

寝ぼけて口が滑ったから言ってしまったことだが、正直悪くないと思う。

最近は魔力循環や吸血、魔力吸収のおかげで俺も多少は快楽に耐性がついてきた。

それにもう兄や魔王としての威厳などミコの前ではないし。

普段出さないような声ももう既に聴かれているから問題もない。

ということで俺はミコのマッサージを堪能することにした。


「それじゃあ、始めるわよ」


そう言ってミコは背中を押してくれる。

気持ちい。

それだけでも気持ちいのにミコは魔力を流してくる。

ただ魔力循環の時とか違って快楽の波が押し寄せるようなことはないけれど、体の中の魔力事ぐるんぐるんまわされている感じで気持ちがいい。


「あぁぁぁぁ」


思わず声が出てしまう。

今ミコは足を揉んでくれている。

本当に気持ちがいい。

次は肩。

ここは先ほどよりも魔力を強くん流されたが、それが逆にすっきりとした。

その後にも手や顔など様々なところを魔力ありでマッサージされた。

俺は後半、あまりの気持ちよさにもう溶けていた。


「はい、一旦終わり。またしてほしくなったらいつでも言って頂戴」


そう言ってミコはうつ伏せになり寝っ転がる。

それと同時に俺は起き上がってミコに乗る。


「へ?シン?」


ミコが驚いたように声を上げる。

というか実際驚いているのだろう。

俺のしたことは正直突拍子もないことだからな。


「シン、何を?」


「何をってマッサージだよ。ミコがしてくれたからお返しだ」


そう言って俺はマッサージを始める。

俺はマッサージの経験なんて皆無だが、ミコのことは熟知している。

だから全く問題なかった。

俺はミコがしたように魔力を流しながらミコの体を揉んでいく。

勿論、大事なところには触っていない。


「あ、あぁぁぁぁ」


ミコは人に快楽を与えるのは得意だが、与えられるのにはとても弱い。実際すぐに声が出てしまう。

俺は気にせずにミコのマッサージを続ける。

すると数分後、


「ぐーすー」


ミコは気持ちよさそうに寝ていた。

俺はこのまま寝かしてやろうと思ってミコからどいてミコの頭を撫でながら朝の時間を過ごすのだった。




えぇー一応予定している番外編が、200話記念、400p記念、450p記念、550p記念、600p記念、ブックマーク100件記念ですね。

500p記念は短編を出す予定です。

で、投稿日時点で本編の巻き返しが18話。

現在、どちらを優先するべきか滅茶苦茶悩んでいる作者です。

とりあえず、いつか頑張って出します。

出さないということはないようにするので気長に、それはもう気長にお待ちください。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。

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