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一章 7 萌音のステータス

「よくねれたか?。」


 俺が聞くと眠たそうに目を擦りながら。ゆっくり起きて座って背伸びしてから、俺の方を振り向き。


「うん。寝れた。」


 と、返してきた。いろいろ調べたりして、体感的には短く感じたが、どれくらいたったのだろうか?それにしてもメイはメイで帰ってこないな。紹介したいんだけど帰ってきたときでいいか。とりあえず余ってるスキル萌音にでもやるか。


「萌音さ。運っていい方?」


「運?いいほうだと思うけど……なんで?」


 と、首をかしげながら疑問形に聞き返された。それはそうだ。内容話さずに結論だけ聞いてるのだから、これで疑問に持たないほうが不思議だ。まぁ特に問題はないのでそのまま進めることにした。


 俺は自分の横においてあった破れた鑑定の書を手に取り、萌音に差し出しながら、


「これの中読んでみて。」


 と、差し出した。俺がここまでして鑑定のことを言わなかった理由、それは単にあげて落とすのが嫌いであるから。それに知らないほうが驚き高いでしょといういたずら心である。という2つである。主に後半のほうが強いが。当の萌音はなにか勘違いしたのか、


「本読むの苦手なんだけどな。」


 と、つぶやきながら受け取っていた。確かに見た目は本だし、あんな言い方したら勘違いするだろう。俺はそれも含めて楽しんでいた。そして1ページ目を開けた瞬間、萌音の目が驚きにかわり


「ふわーぁーー」


 と、歓声あげていた。やはり、はじめてこれをみると、すごい光景だよな。そして最後のベージまでいき、破れた鑑定の書は煙となってきえた。問題はここからだ。これで鑑定覚えてくれたらいいけど、そんなこと願っていると、


「消えちゃった。あっスキル覚えたみたい。」


 と、萌音が呟いた。どうやら完全なハズレだけは回避できたみたいだ。


「鑑定と簡易鑑定どっち?」


 俺がたまらずきくと、


「鑑定だよ。そっかー。見たことあるような本だなぁ。と、思っていたら、一回目のガチャで出たやつだよね。ちょっと破れてたけど。だからわかったんでしょ?」


 と、ひとりでに納得しながら俺に確認してきた。


「おおむね正解だよ。まぁ正しく言うなら、若干違うけどね。とはいえ、萌音は相当運いいらしいな。」


 俺は、経緯と破れた鑑定の書の説明。そして万が一外れたときどうするつもりだったかを説明した。


「なるほど〜。確かにコピーを節約するためには一か八かで破れた方を試す価値はあるね。運が良ければ手に入るし、運が悪くてももともと無料だからデメリットはないよね。よしせっかく手に入れれたし、早速使って見ようかな。鑑定。」


 萌音は先程、俺がしてたように自分の鑑定を始めた。さっきは寝てたし、勝手に見るのは悪いと感じたから見てないけど、今なら許してくれるかな?そう考えたおれは、


「萌音。俺も萌音のステータス見ていい?」


 と、素直に聞いた。


「別にいいよ。減るものではないし。それにステータス知ってたほうが安心できるよね。私も見ていいかな?」


「もちろん。」


 俺は萌音に返事したあと、鑑定することにokがでたので、俺は萌音に鑑定をかけた。




 ……………………………………………………………………………………………………………





 白雪 萌音 (しらゆき もね)



 年齢 16    (誕生日2月9日)

 性別 女


 Lv 1


 HP 54

 MP 76


 STR 42     DEF 17

 INT 45     RES 102

 MDF 13     AGI 32

 DEX 54     



 エクストラスキル


 〘ファションモデルLv1〙



 スキル


 〘コミュニケーション力Lv7〙〘料理lv10〙〘家事Lv10〙

 〘睡眠回復超Lv10〙〘裁縫Lv10〙〘鑑定Lv1〙

 《学習能力向上》《視力up》《脚力向上》



 称号


 〘シスコン〙〘コスプレイヤー〙〘異世界からの召喚者〙



 装備


 頭   無し      

 上半身 異世界の制服 ブレサー

 下半身 異世界の制服 スカート

 靴   異世界のシューズ

 武器  無し

 アクセ 無し

 所持品 体操服袋




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 〘ファションモデル〙


 コスプレ服をきると、何らかのスキルが増える。


 増えるスキルは、ランダムではなく着た衣装に関係するもの、もしくはその衣装来てる人がするであろう行動などがスキルとしてあらわれる。


 脱ぐとそのスキルは消滅する。


 上下あわせて着替えたりすると、より強力なスキルが手に入る。レベル上がると効果がふえるかも。




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 〘コミュニケーション力〙


 たとえはじめて話すような人でも警戒心を薄くすることができる。




 …………………………………………………………………………………………………………




 〘睡眠回復超〙


 少しの睡眠で、HP、MPを回復することができる。睡眠回復の上位互換。




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 〘シスコン〙


 妹思いのとてもいい姉。妹が近くにいると能力があがる。




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 〘コスプレイヤー〙


 コスプレを趣味としている人。この称号とると、はや着替えができ、着替えている間無敵になることができる。




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 とりあえずこんなところか。料理、家事は基本想像通りだろうし、ファションモデルによって手に入ってるスキルは、着替えると消えると書いてあるから常にはないと考えていいだろう。

 それにしても、流石な能力やな。予想通りファションモデルは服着るとスキルがふえるのか。今は、他の服って巫女服くらいしかないが他の服を作ったり買ったりして増やしたら戦いの幅とか広がるね。

 それと称号にも面白いのあるな。着替えている間ってアニメとかである変身シーンのお約束か?まぁ少なくとも萌音が人前で着替えると思わないし、おそらく使わないとおもうけどね。というか人前で使おうとするなら全力で止めるよ。


「おー。結希斗君のステータスもすごいね。いろいろ聞きたいことあるけど、メイってだれ?」


 俺を鑑定していたのだろう、萌音から聞かれた。まぁ確かに疑問に持つだろうな。誰かの主ってかかれていたら。


「メイもガチャからでてきたんよ。今スキルためすとかで馬車から離れているから、後であらためて紹介するよ。」


「えぇー。結希斗君のガチャって生き物も出てくるんだね。もうなんでもありだね。」


 ほんとにそれはそうだと思う。食べ物、飲み物、スキル、武器や生物なんでもあるからな。しかも最初の20連全部無料やし。ただ萌音は一つで勘違いしているな。


「生き物というか人だ。しかも何故かメイド。」


 俺にも疑問しか出ないが、生活をよくするものでなんでメイドが出るんだ?確かによくなりはするかもだが、これで、FTファンタジーや、LGレジェンドなら何になるんだろう?


「人!!?てっきり動物かと思ってた。でもそっか。意思疎通できるということは人だよね。そういえばさっきスキルの試すから離れてるとか言っていたけど馬車から降りれているの?この動いてる中?」


 その疑問はもっともだ。俺もしらなかったら、萌音と同じ反応になるだろ。まぁ説明はできないが想像はつく。そういえば、今更だが一人でだして大丈夫だったのだろうか?ステータス的に少なくとも戦えはすると思うが、レベルも低いけど


「まぁ、出れた理由はスキルのおかげだと思う。鑑定はできてないが、少距離転移テレパスを所持していたからな。一瞬で消えてしまった。」


 俺が萌音に説明していると、いきなりタブレットが現れて


『メイのレベルが5に上がりました。』


 というアナウンスが流れた。どうやら無事に活動中らしい。というか、スキル試すだけでは絶対無いな。


「なるほどね。それと、またタブレットあらわれたけど、ガチャきたの?」


 あーそうかタブレットは見えても中は見れないんだな。


「いや、ただメイの情報が飛んできただけだよ。レベルが上がったっていう。そうだ、その巫女服鑑定させてよ。」


 俺は思い出したように呟いた。そういえば、cコモン以外で、鑑定してないの巫女服だけなんよな。まぁ、簡易食料メロンパンも調べてないが似たようなこと書かれてるだろうし。


「これ?いいよー。」


 あっさりとした返事で巫女服を目の前においてきた。俺は

 ありがとといって早速鑑定することにした。




 ……………………………………………………………………………………………………………




 巫女服 Rレア


 DEF 32 MDF 24

 RGI 25


 〘幣召喚〙〘癒やしの鈴〙


 魔を払い、味方を癒やすものそれが巫女。この服を着るとたちまち巫女の仲間入りだよ。




 ……………………………………………………………………………………………………………




 〘幣召喚〙


 魔を払う効果を持つ。かなり弱い魔物ならこれを当てるだけで倒すこと可能。




 ……………………………………………………………………………………………………………




 〘癒やしの鈴〙


 これを鳴らしている間、聞こえる範囲にいる味方のHPを徐々に回復する。ただし鳴らしている間はMPが徐々に消費されるために注意すべし。




 …………………………………………………………………………………………………………




 へぇ強いなこれは。Rレアとは思えないほどの巫女服だ。そんな鑑定していると、どうやら琴も起きたらしい。ゆっくり背伸びしてこちらを振り向くと


「おはようございます。結希斗先輩。萌音先輩」


 と、挨拶してきた。






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