二章 21 緩やかな旅
まず、昨日から実験的に投稿を2時間遅らせています。こちらの勝手な都合で申し訳ありません。しばらくは2時投稿となります。よろしくお願いいたします。
連日の誤字報告ありがとうございますm(_ _)m。ものすごく助かっています。
メイ達と分かれて一日たった。MPのマイナスもなくなりぎりぎりプラスだ。まぁプラスといっても2なので、これから満タンまで回復するのはあと一日かかるだろうな。それでもプラスになったお陰で鑑定はできるようになった。
「ジェイドちょっといいか?」
俺は御者席に座りながら後ろを振り返りジェイドに聞いた。ジェイドはすぐに御者席に近づき、
「いかがなさいましたか?主様」
と、一礼してから俺に聞いてきた執事服のおかげもありかなり様になっている。元執事と言われても違和感ないレベルだ。何故奴隷に落ちたんだろうな。
「鑑定が復活したから、ジェイドを鑑定したいのだけどいいか?」
俺はジェイドに聞いた。今までの感じだと否定するはずはないが、それでも一度聞いて許可はとる。
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ジェイド
年齢 16 (誕生日4月4日)
性別 男
Lv 19
HP 126
MP 139
STR 99(+75) DEF 51(+24)
INT 82(+16) RES 101(+14)
MDF 65(+16) AGI 51(+24)
DEX 106
エクストラスキル
〘指導者〙
スキル
〘生活魔法Lv7〙〘教育〙〘拳闘術Lv5〙〘礼儀作法Lv9〙
〘怒りの拳〙〘剣術Lv2〙
称号
〘孤児院のリーダー〙〘黒刃結希斗の奴隷〙
装備
頭 無し
上半身 執事服
下半身 執事服
靴 執事靴
武器 無し
アクセ 無し
所持品 無し
装備スキル
〘完璧主義〙
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〘指導者〙
誰か導くのにとても効果が出る。始めての人が相手でも話は聞いてもらえるようになる。またこのスキルの持ち主が指導した状態で対象者が物事をやると熟練度UP。持ち主はその5倍の速さで習得できる。同一効果のものとは相乗効果がある。
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〘教育〙
誰かに何かを伝えるとき要点を抑えて教えることができる。また、何かを教えたときに教えた対象者の取得率があがる。同一効果の物とは相乗効果がある。
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〘拳闘術〙
剣などの武器を使わず拳で戦う術。グローブなどの手につける武器では戦えるが、剣などの手に持つ武器を持っている間はこのスキルは発動しなくなる。
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〘怒りの拳〙
怒っているときに拳で戦うと威力が2.5倍になる。
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「ジェイドありがとうな。」
俺は1言お礼を伝えた。その後ジェイドについて考え始めた。ジェイドの持つ指導者は教育の上位互換だろうな。共に似たようなスキルだが、相乗効果が乗るのはすごいだろうな。
「主。そのようなことおっしゃらず。何も問題ないですので。」
と、謙遜しているような感じで答えてきた。
「今は別々に行動しているけどさ。また一緒に行動したときにシーファ達の指導頼んでもいいか?ジェイドの能力調べた限り、その方が良さそうだと思う。あとできればシイナやシイカ、マナとかもできるかな?」
俺がそんなふうに頼むと、ジェイドは再び一礼してから、
「はっ。お任せくださいませ。」
と、返事をした。一個一個の礼や動きが丁寧なのは礼儀作法のおかげかな?俺には苦手なやつだ。
「ソウヒナもいいか?」
俺が後ろにいたソウヒナにも声をかけた。ソウヒナはすぐに近づいてきて、
「もちろんですわ。わたくしはすでにご主人様の所有物、何の問題もありませんわ。」
と、言ってきた。ソウヒナはどこかのお嬢様とかなのかな話し方にかなり特徴ある。それもみたらわかるか。
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ソウヒナ (ダークエルフ)
年齢 76 (誕生日5月5日)
性別 女
Lv 15
HP 76
MP 356
STR 46 DEF 64
INT 102 RES 198
MDF 101 AGI 64
DEX 106
エクストラスキル
〘弓具現化〙
スキル
〘真弓術Lv7〙〘生活魔法Lv6〙〘礼儀作法〙〘百発百中〙
称号
〘ダークエルフ王家の血筋〙〘弓術を進化させしもの〙
〘黒刃結希斗の奴隷〙
装備
頭 無し
上半身 クローゼットからでた女の子服
下半身 クローゼットからでた女の子服
靴 魔法の靴 黒 コピー品
武器 無し
アクセ 無し
所持品 無し
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王家の血筋ということは、お嬢様じゃなくお姫様の可能性が高いな。何かトラブルが起きそうな気がする。
「ソウヒナ。何があっても俺らで守るからな。」
俺はついそう伝えた。ソウヒナは何のことか理解しておらず、
「いえいえ。守るのはこちらの方ですわ。」
と、言っていた。それでも俺は心に誓うのだ。このあとソウタは見せてくれたが萌夢はもちろん断わった。俺が何をしたと言うのだろうか?




