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二章 15 新しい仲間

先日も誤字報告ありがとうございます。

「それで君たちはどうする?」



 俺が、新たに保護した10人に目を向けた。こないだは容姿まで見る暇がなかったけれど、大半が年下だと思う。冒険者の服装しているのが男子2人で女子も二人だ。



 男子の片方は背が子供くらいだ。それなのに髭っぽいのが口の周りについている。もしかしてドワーフかな?おそらくドワーフ(仮)は髪の毛は完全な黒で、頭にスカーフを巻いていた。



 で、もう一人は完全な人間族?だと思う。特に種族的特徴はないからそう思っているだけで真相はわからない。こういうとき鑑定は便利なんだけど、今は発動しないからどうしようもない。容姿としては、茶髪で前髪は目にかかるくらいに、少し伸ばしている。正直鍛えてなさそう。と、感じるくらいに身体はひょろっとしていた。



 次に女性の方だけど、一人はエルフの血筋を引いているだろう。何故なら、耳が尖っていて髪の毛が金に近い。髪の毛は腰まで伸びていて、全体的にフワッとしている。動きやすそうな格好で、靴も走りやすそうな靴だ。



 そうしてもう一人の女子の方はどこからどう見ても、魔女っ子だ。フード付のローブを着ているから。これで剣士とか言われたらマジで服装センス疑う。髪は緑色で肩のところで切り揃えている。そして眼鏡っぽいのをかけていた。



 残り6名はテラたちが元着ていたような奴隷服を着ていた。種族もそれぞれいて、マロン色のうさ耳はやした獣人族でおそらく年齢一桁代の女の子。髪の毛も同じマロン色でショート。俺の方見て怯えている。なんでだ?



 そして、同じく獣人族とはおもうけど、白くて、丸い耳の女の子。こちらも一桁台かな?髪の毛は銀色で全体的にフワッとしている。そして同じく怯えている。いや俺はなにもしてないと思うんだけど。



 その二人を守るように立っている、耳が長い褐色肌の女の子。エルフの系統とは思うけど、普通のエルフとは違うのかな?髪色はオレンジ色でセミロング。まぁエルフだったら、年上かもだけどね。



 最後の女の子は一番小さい女の子。正直ドワーフとも違うみたいだし、種族がわかりにくい。髪は桃色でツインテール。心なしか浮いていないか?



 次に男の子だが、おそらく人族かな?種族特性が見当たらないからだ。髪は赤色で短く切りそろえていた。俺が昨日一番最初に助けた男の子でもある。



 最後の一人は同年代の男の子かな。こちらも同じく人族っぽい見た目をしている。髪色は深い青で、長髪だ。それを一箇所止めてる。背丈は俺とほぼ同じ。



 最後の同年代くらいの男の子が口を開いた。



「どうするとはどのようなことでしょうか?もしかして、どこかに売ったりとかするんですか?」



 と、俺に聞いてきた。なるほど。怯えていたりした子がいた理由これか。確かに俺の言い方だと、この子らをどのようにする?という風に聞こえたのかもな。



「そんなことしないよ。ただの君たちの願いを聞くためかな。これはテラたちも当てはまるけど、俺が言ったどうするのって村に帰りたいとか、どこかに行きたいとかあったらできる限り叶えるよ。という意味。帰る場所あるやつあるなら帰ったほうがいいだろう。無いなら助けた以上仲間として扱うよ。特に犯罪者とかではない限り今のところ来るもの拒まずみたいな感じになっているしな。まぁ他人が苦手って言う子もいるから、あまりそういうのは悪いかもだけど。」



 俺がそういうと、安心したのか全員気が抜けたような顔をした。



「そういうことでしたら、問題ないです。自分達は奴隷に落ちた時点で帰る場所はなくなりました。自己紹介遅れました、自分はジェイドと申します。こちらのうさ耳がシーファ。くま耳がノア。ダークエルフがソウヒナ。この小さい精霊人族がファラテシア、最後に、こちらの男の子はセツナといいます。」



 と、説明してくれた。その説明にあわせて呼ばれた人は、礼をしていた。そして、冒険者は冒険者で自己紹介するみたいだ。



「ワシはドワーフのザイカという。こう見えてまだ10代じゃ。で、冒険仲間のサムタ。こちらのエルフがエルミナ。そしてこの魔女っ子がスイトピーじゃ。この度は助けていただき感謝じゃ。」



 と、ドワーフが自己紹介した。



「別にいいよ。成り行きだし。それにおれは何もしてない。」



 おれはそう返した。とはいえ人数多いな。この人数で移動すると目立つと思う。余計な疑惑とかかけられても面倒だしな。



 俺がそんなことかんがえていると、



「どうか自分らの忠誠受け取って貰えませんか。自分らの主として。」



 と、先程奴隷組の自己紹介をした。同い年くらいの男の子が俺に忠誠を誓うポーズを取った。それにあわせて全員が跪いた。



「結希斗君。これは仲間にするしかないね。」



「仲間ふえるの。」



 今まで黙っていた二人がそう話した。別に逃げる気はないが逃げ場が塞がれたみたいだな。俺はナイフを取って親指をチクッとしてから



「わかったよ。忠誠とかそんな重くなくていいから。奴隷だからと言って関係ないしな。」



 俺がそう言いながら親指をさしだした。その意味に気づいた一番最初に忠誠誓った俺に首の後ろを見せてきた。刻まれてた奴隷紋を見せてきた。そして俺の仲間がふえた。その後全員首を見せてきた。



「これで全員登録だ。まぁこのあとだがいくつかのグループに分けようかな。流石にこの人数は多いし。」



 俺がそういった。全員の頭に?が浮かんだ。








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― 新着の感想 ―
[一言] 「刻まれてた奴隷紋を見せてきた。そして俺の仲間がふえた。その後全員首を見せてきた。」 こんなに奴隷紋が絶対的力を持っているのなら、冤罪を掛けて奴隷に落としていた貴族を捕らえて奴隷紋を刻み込…
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