閑話 メイの誕生日記念
お久しぶりです。勝手に3日休んでしまい申し訳ないです。できる限り投稿頑張りますのでよろしくお願いいたします。
俺はメイを連れて狩りにでた。今日はメイの誕生日。だけど、メイにあまり物欲がなく、何をやったらいいのか分からなかった俺はとりあえず狩りに連れ出した。なんだかんだいって、メイも戦うの好きだし。それとなんだかんだあってメイとの二人きりはボア以降久しぶりだ。
俺とメイはしばらく歩いて蛇の出る森に来た。
「メイ改めて聞くけど蛇大丈夫だよね?無理とかだったら俺一人で行くけど。」
俺が森にはいる前に改めてメイに聞いた。メイは首を横にふって、
「問題ない。」
メイはやる気に満ちた声で答えた。あいかわらず頼りになるね。
「わかった。じゃー今回は二人でいくよ。蛇は一応毒持ちみたいだからね。だから互いに警戒しよう。」
俺がそういうと、メイも頷いた。メイは糸を周囲に飛ばして、警戒にあたった。これはメイが最近覚えた技で糸を満遍なく飛ばすことにより、位置を把握するという技だ。ただ琴葉の能力とは違って正確性にかけること。満遍なくはとばすけど、一ミリの隙間もないというわけではない。そんなことしたらメイの負担が半端ないし、糸とはいえ隙間なく張り巡らせると流石にいろんな人に気づかれると思う。だから普通の人には気づかれないし、他の人の邪魔にもならない。ただ目には見えないだけで、気配察知や空間把握能力が高いやつには気づかれてしまう。
「おっと早速お客さんだ。」
どうやら、メイの糸を張り出す前に近くいたのだろう。俺の気配察知にひっかかった。草をかき分けて一体の蛇が現れた。
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ポイズンスネーク
討伐ランクD
Lv 23
HP 46
MP 0
STR 54 DEF 13
INT 11 RES 73
MDF 32 AGI 78
DEX 23
スキル
〘毒牙Lv8〙〘締め付け〙〘丸呑み〙〘状態異常小耐性〙
装備
無し
対象を逃さないように締め付けて、噛みつく。対象に毒を浴びせて、相手が弱ったところで、丸呑みする。平均は60cmだが大きい個体は2メートル以上もいる。5メートル超えたら群れのボスになれる。
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〘毒牙〙
噛みついた時に強い毒を相手に打ち込む。毒耐性や毒無効など毒に強いスキルを持っていない場合かつRESが100以下だと100%猛毒状態になる。猛毒状態になると、10秒ごとに50ダメージはいる。猛毒状態でHPが半分きると視界がぼやけ、9割なくなると、回復しても後遺症残る場合がある。
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〘締め付け〙
対象を締め付ける。このスキルによってのダメージは無いが、締め付けられた対象のDEFがこのスキルの所持者のSTRの2倍以上なければ逃げ出すことは不可能。
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〘丸呑み〙
対象を大きな口で飲み込む。自分より大きいものでも飲み込める。その大きさに限界は無い。ただし、丸呑みしたものが生きている場合、胃の中に攻撃手段はないため大きい隙を晒すことになる。
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なるほどな。情報どおり毒さえ気をつけていたら、攻撃とかもそこまで高くないね。締め付けは近づけさせなければ特に問題はない。俺はそう考えながら弓を引いた。的確に頭を撃ち抜いて、一撃必殺となった。俺は、蛇の死体をすぐにリュックにいれた。
「あっちに最低3匹。」
メイは、俺の戦いなど見ておらず次の敵を探してたみたいだ。そして、メイはいつもと違って楽しそうにしていた。やっぱり2人できたのは間違いなかったみたいだな。
「それじゃ行こうかメイ。」
俺たちは次々狩りまくって1日過ごした。そしていよいよボス戦だ。
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ポイズンスネークボス
討伐ランクb
Lv 68
HP 432
MP 82
STR 98 DEF 42
INT 62 RES 99
MDF 52 AGI 165
DEX 43
スキル
〘毒牙Lv10〙〘猛毒吐息Lv10〙〘ポイズンボールLv10〙〘締め付け〙〘統率〙〘丸呑み〙〘状態異常小耐性〙
装備
無し
ポイズンスネークの特殊進化した特殊個体。その大きさは余裕で10メートル超える。他のポイズンスネークを従える能力をもつ。ポイズンスネークボスの毒を食らった後に生きていたものは少ない。運がよく生きていたとしても、酷い後遺症が残る。
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〘統率〙
自分と同じ系統のレベルが低いやつを操り、敵対した対象を追い詰める。
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流石にボスは強いな。とはいえ負ける気はないんだけどね。今となってはだいぶ弱体化している。元々ギルドで調べた情報どうりだった。〘統率〙は、操れる部下がいなければ問題ない。そして、この森にいたポイズンスネークは俺とメイが途中休憩も入れて10時間はかかったけど。元々の狙いはこいつだしな。ギルドランク的に受けれはしないが、勝手行動しているからね。バレたら怒られるだろう。でも、予想外に時間かかったな。
「メイ。こんな時に言うのもあれだけどさ。お誕生日おめでとう。これからもよろしくな。そして今からも。」
おれは、日付が変わる前に一言そういった。メイは驚いた顔をして、
「ありがとう。今日は最高の誕生日だった。皆待っている。早く倒そう。」
メイはいつも以上の笑顔でおれにそういった。やっぱりたまにはメイも二人きりの狩りを望んでいたんだな。俺の予想通りでよかった。とはいえ、来年はちゃんと安全な建物の中でしっかり祝おう。と、心にきめた。




