二章 3 アイテム整理
久しぶりに小説情報確認したら、ブックマークが250を突破していました。皆様本当にありがとうございます。これからもできる限り毎日投稿頑張りますのでこれからもよろしくお願いしますm(__)m
また、昨日はたくさんの誤字報告ありがとうございます。自分でもここまであったのかと驚きでした(汗)ものすごく助かります。本当にありがとうございますm(__)m
「やられたの……。」
琴ちゃんが自分のステータスを見て落ち込んでいた。
「また頑張って上げるしかないね〜。」
私は、琴葉ちゃんの頭撫でながら励ました。やっぱり琴葉ちゃんもトラップにかかっていたんだね。それじゃ残りの整理もしておこうかな。私は、残りのアイテムも整理することにした。
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魔導トランプ R
〘状態維持〙〘硬質化〙〘自動収納〙
投げ用トランプ。その硬さは鉄すら切れる。命中率はDEXに依存する。
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目的地方位磁石 SR
〘位置理解〙
目的地を定めると現在地の場所から距離を測りその方向に針が指す。またその際に距離もわかる。
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忍者セット R
手裏剣に忍び服、クナイなど忍者に必要な道具が揃っている。どの道具にもそれぞれ一個スキルがついている。
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仕込み杖 N
〘偽装〙〘劣化耐性〙
中に剣が仕込まれた杖。偽装の効果により仕込み杖とは、バレにくい。また、どんな扱い方しても、劣化する速度は普通の剣よりはかなり遅い。
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と、言う内容だった。今回は、便利か多少悩みそうなものが多いと思う。最後にウル君のステータスみて私は固まった。ランクFT言うならば、メイちゃんよりも上のランクである。そして1レベルで、STRが200超え。正直言って、私達よりも強い才能だと思う。成長したらどこまで強くなるのだろうか?私がそんなこと考えていると、仕掛けが終わったのかメイちゃんが帰ってきた。
「仕掛けた。でも一つじゃ遠いところのやつがなるかわからない。」
と、メイちゃんは言った。確かに大量の紐あるんだから距離が遠い分糸が揺れず、鈴がならない可能性あるかも。私もそう考えた。それならさっそく映写機の出番かな。
「メイちゃん。仕掛けた鈴の場所教えてくれないかな?」
私が聞くと、頷いておしえてくれた。私は、その鈴を映写機で様々な角度から撮った。そして映写機を設置すると映写機はカタカタ動き出して鈴の映像を出した。その映像の鈴がどんどん実体化していき、先程撮った鈴と同じ形の鈴が落ちた。また映写機がカタカタ動き出し、同じことを4回繰り返した。なぜかでてきた鈴の色は違ったが、鑑定かけると効果は一緒だった。
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目覚ましの鈴のコピー品 UR
〘状態異常回復〙〘強制起床〙〘疲労回復〙
この鈴がなったときに、登録していた魔力の者に状態異常回復、疲労回復を行った後に100%目覚めさせることができる。これは本来の持ち主である結希斗を含め20名まで登録でき、整理する際マスターのみ登録魔力の削除ができる。
現在の登録者
萌音、琴葉、テラ、ユフィア、マナ、シイカ、シイナ、ウル、メイ
残り登録可能者数10名
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しっかりと登録者も引き継いでいたため、再び登録する必要はなく安心した。
「にゃーきれいな色だにゃ。」
まだテントの外にいたユフィアちゃんが思わず声を上げていた。その気持ちはすごく分かる。ちなみにテラちゃんはテントの中だ。マナちゃんたちの面倒見るらしい。
「そういえばさユフィアちゃんは、どの穴から連れてこられたの?」
私はユフィアちゃんに、そう聞いた。ここは、4箇所入り口があるため聞いておいたほうが少しは、役にたつかもしれない。ユフィアちゃんは思い出すように考えて、
「右から二番目ですにゃ。あのときのことは今でも覚えていますにゃ。」
と、指さしながらいった。
「分かったの。じゃーそこに罠張ってくるの。」
と、ユフィアちゃんの話を聞いていた琴葉ちゃんがメイちゃんを連れて自身満々にそういって、右から二番目の穴に入っていった。罠?と疑問に思ったけど、あまりの行動の速さに聞く暇がなかった。メイちゃんも眠そうにしており、あと一踏ん張りだ。とでも言いたそうに眠気を取って増やした鈴を仕掛けに行った。
「盗賊って何人いるのかな?」
私が、ふとした疑問を上げると、隣で聞いていたであろうユフィアちゃんが、
「15人ですにゃ。」
と、答えた。意外と多い。私も罠とか考えたほうがいいかな?忍者セットの中に何か入ってないかな?私はそう考え忍者セットを開いた。
「顔も覚えていますにゃ。何人か指名手配もされていましたにゃ。」
ユフィアは、続けてそう言った。
「指名手配って捕まえたら報酬かなにかもらえるのかな?」
私が聞くと、ユフィアは頷き、
「生死問わず、その盗賊を突き出しますと、報奨金が出ますにゃ。」
と、説明してくれた。報奨金か。どれくらい出るのかな。そんなこと考えていると、忍者セットの中から目当てのものが見つかった。
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撒菱
〘持続ダメージ〙
忍者セットの一つ。刺さっている間は持続ダメージが入る。1つにつき、10秒ごとにHPの0.1厘を削る。まかれているまきびしの近くで、忍者セットを開くと自動で回収される。
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罠に最適すぎるのが見つかった。琴葉ちゃん帰ってきたらまきに行こうかな。
「これは何ですかにゃ?」
ユフィアちゃんは私がもっているものを見て、不思議そうに呟いた。そりゃー異世界に撒菱なんてないよね。忍者服も普段から着ていたら目立つと思うし、日本みたいな国があったらワンチャンいるかもしれないけどね。
「これは、撒菱と、いうのだけど、本来は逃げるときに自分の後方の地面に撒いて使うものなんだ。それによって、追手に怪我させたり、もしくは踏まないように追手がさけながら来ることによって減速している間に逃げたりするためなんだよ。でも、ここの洞窟暗いから、撒いていても気づかないと思う。だから罠として使えると思う。足の裏怪我していると、行動力落ちるからね。」
私がそういうと、ユフィアは納得したように頷いた。
「確かにそうですにゃ。想像するだけで痛そうにゃ。」
と、実際に想像したのか顔をしかめていた。
「ユフィアちゃんってさ、敬語苦手でしょ?時々素が出てるしね。」
私がそう尋ねると、ユフィアは慌てたような顔をして
「申し訳ないですにゃ。敬語じゃなかったですにゃ。」
と、土下座して謝ってきた。
「別に責めてるわけではないよ。だから元通りになって。別に敬語無理だったら使わなくてもいいからね。私はもちろん結希斗君も気にしないと思うし。」
私が、そんなこと話していると、メイが帰ってきた。
「設置終わった。寝る。」
眠そうにしながらテントに入ってきた。その後すぐに琴葉ちゃんも帰ってきた。
「じゃーユフィアちゃん、この話はまた今度ね。私は設置に行くから。」
私が撒菱もって撒きにいこうとしていると、
「あっ手伝うにゃ。」
と、ユフィアちゃんがそういった。
「やっぱり敬語ない方がユフィアちゃんの話し方かわいいよ。」
「確かにそうなの。かわいいの。あっ僕も手伝うの。撒菱撒けばいいの?」
琴葉ちゃんからも褒められたからかユフィアちゃんは顔を赤くしていた。先に撒きにいった。
「そうだよ。琴ちゃんありがどうね。付き合ってくれて。」
私が、そう返すと、
「別にいいの。それに、これも罠にちょうど良さそうなの。」
と、返ってきた。そうでしょ〜。と、私が返しながら二人で、ユフィアちゃんを追いかけた。




