一章 13 メイのステータス
とりあえず引いてみようかな?そのためにはゴブリンをやつけなくてはいけないな。Fランク魔石は現在91個だ。あれから襲ってきたゴブリン倒したが若干足りてない。それにさっきのインフォメーション的にこの辺にはいないだろ。ちなみにだが、ホブゴブリンはFではなくEだった。一応試したがガチャは起動されなかった。意外と融通聞かないみたいだな。俺が考えていると、琴葉が気づいたのか話しかけてきた。
「なにか、悩み事ですか?」
どうやら琴葉には悩んでいるように見えたらしい。俺が今の状況話すと、近くで聞いていた。メイがやる気出した。
「いく!」
そうやって獲物を手にしてかけだそうとしているメイの首根っこを掴んで、俺は止めた。
「森に入りだした頃とはもう違う。今日は、ここで交代に休むべきだ。」
俺がそういうと、メイは若干不満そうな顔しながら納得した。俺のこと第一考えてくれる分、自分のこと考えようとしないくせがあるよな。これが明るいならまだ許せるかもだが、暗いし、そろそろ12時に近いだろう。というのも月がそろそろ上に掛かりそうだから。そんななか、12歳の子供を1人でほっぽりだすなんて、外聞も悪いし、何より危険だ。いくら察知持っているとしても囲まれたらひとりだと対処できないだろう。
「僕も賛成。今日は、ここで休もう。下は地面やしまともに休めるか分からないけど。」
琴葉も賛成した。そして、萌音もやっと立ち直ったのか。話に加わってきた。
「私も〜。最後に精神的にきたし。レイは仲間ってずっと言い聞かせて落ち着けたよ。」
といった。俺たちは話してて気づかなかったが、このときレイはオレたちからはなれていた。そういえば今更だが、メイは、どこまでレベル上がったんだろうか。よく考えてみたらメイのこと鑑定もしてないな。最初にタブレットに出たステータスだけで。
「メイ。ステータス見ていいか?」
俺が聞くと、メイは考える素振りもみせず、
「問題ない。メイは、ご主人様のメイド。確認なんていらない」
と、答えが帰ってきた。あくまでメイらしい返事だった。
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メイ
年齢 12 （誕生日5月10日）
性別 女
Lv 12
HP 100（55UP）
MP 360（110UP）
STR 145（55UP） DEF 65（+18）（11UP）
INT 67（22UP） RES 106（12UP）
MDF 56（11UP） AGI 108（33UP）
DEX 114（22UP）
エクストラスキル
『糸使いLv1』
スキル
〘短剣術Lv7〙〘暗殺術Lv4〙〘毒耐性Lv9〙
〘麻痺耐性Lv10〙〘料理Lv10〙〘暗視〙
〘家事Lv10〙〘少距離転移〙
〘気配察知〙〘簡易鑑定Lv8〙〘生活魔法Lv8〙
称号
〘黒波結希斗のメイド〙
装備
頭 メイドのカチューシャ
上半身 メイド服
下半身 メイド服
靴 メイドの靴
武器 剥ぎ取り用ナイフ
アクセ 無し
所持品 受け流しの盾
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〘糸使い〙
無から鉄の糸を作り出せる。上手に操れるかはDEX次第だが、うまくなれば第三の手としても使える。
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〘短剣術〙
短剣を上手に扱える。
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〘暗殺術〙
気配を消したり、足音がしなくなったり、暗殺にむいた技能が一通りつかえるようになる。
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〘毒耐性〙
毒にたいして強い耐性を持つ。レベル10になって、使い続けると進化するかも。
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〘麻痺耐性〙
麻痺にたいして強い耐性を持つ。レベル10になって、使い続けると進化するかも。
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〘料理〙
料理が美味しく作れる。レベル10になって、使い続けると進化して称号守らてるかも,
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〘暗視〙
暗い中でも昼間のようにみることがてきるようになる。
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〘家事〙
様々な家事を失敗せずにすることができる。
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〘少距離転移〙
5mから10メートルの範囲以内なら自由にとぶことができますよ。
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〘簡易鑑定〙
鑑定の下位互換にあたる。これで調べると調べたものの名前のみ表示される。
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〘生活魔法〙
生活に必要な魔法を使うことができる。洗浄したり、草むしったり小さな火種起こしたりなど。
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〘黎波結希斗のメイド〙
ご主人様にあたる黎波結希斗のメイド。結希斗のガチャからでてきたために結希斗とはとても硬い信頼で結ばれてる。たとえ、結希斗との縁を裂こうとしても、誰一人裂くことは不可能。この縁がきれる場合は、どちらかの死のみである。
近くにいるときは結希斗と念話で会話することも可能。
結希斗の指示を聞いて行動すると、次の行動に1.1倍の補正がかかる。
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メイド服
〘自動修復〙〘体感温度調節〙
メイド服着るのはメイドの嗜み。服自体に自動修復ついているので破れても大丈夫。手触りや着心地はとてもよい。いろいろなところに暗器を隠せるようなポケットがある。
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受け流しの盾
DEF 18
〘進化の可能性〙
様々な攻撃を受け流せる。ただし受け流せば流すほど耐久が減る現在の耐久度は50%
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わかってはいたが、強いな。能力が。それにしてもどちらか死ぬまでこの縁はきれないって、だいぶ重いし。
「つよい?」
俺が黙っていたためメイの方から確認してきた。
「あー能力は強いとおもう。これからも期待してるよ。」
俺がそう返すと、メイは、すごくよろこんだ顔をとった。その顔みて年齢相応だなと思いほっこりするのだ。
「それでその盾どうしたんだ?」
俺が聞くと、メイは盾を前に出しながら、
「倒したゴブリンが持ってた。出処はわからない。」
と、答えた。ならお手上げだな。まぁメイは気にいってるみたいやし、とやかくいうのはおかしいか。まぁせめては盗品でないことを祈るだけだな。面倒事は避けたい。
「そういえば例の期間限定っていつまでなの?」
すっかり元通りになった、萌音が聞いてきた。萌音の言うとおりだ。このイベントガチャには期限がある。しかもその期限は、
「明日の昼12時位だ。」
と、かなり短い。まぁ、R以上確定ガチャやからな。大量に時間取って、どんどん回させるわけにもいかないからだ。
「早いですね。朝になったらわたしもてつだいます先輩」と、琴葉もかえしてきた。
「ありがとう。そのためにも今は、休まなければだね」
そんなこと考えていると、いつの間にかレイが俺の隣にきていた。それでポルターガイストで、運んできた、魔石を俺の前においた。
