二章 64 樹霊
俺達はしっかり報酬もらったあと、1度宿に帰ることにした。少なくとも琴葉たちはすでに帰っているはずだし、俺のスキル的にもあんまり見られないほうがいい。今回はEランクの魔石で1回。Dランクの魔石で2回。の、計3回できる。
俺の腕を直したような、回復薬が欲しい。予定通り呪いが祓えているなら仲間が増えているはずだから。回復薬じゃなくても代用できるものが欲しい。
そして宿に帰ると、琴葉と萌音と萌夢がいない。ソウヒナとソウタと、もう一人欠損した女の子がいる。
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ノーネーム
年齢 11
性別 女
Lv 2
HP 30/50 (欠損中のため40%減)
MP 15/25 (欠損中のため40%減)
STR 27 DEF 18
INT 7 RES 100
MDF 6 AGI 48
DEX 15
スキル
〘逃げ足Lv1〙〘聞き耳Lv5 (現在発動不可)〙
〘氷魔法の可能性〙
称号
〘忌み子〙〘萌音の奴隷〙
状態
左腕欠損 右足欠損 右目欠損 両耳欠損
装備
頭 無し
上半身 女性用 奴隷服
下半身 女性用 奴隷服
靴 無し
武器 無し
アクセ 無し
所持品 無し
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無事呪いは解けたようだ。だが、やっぱり欠損までは回復は無理だったらしい。そして相変わらずノーネームだが、萌音が主になったらしいな。
「あ、あの、ありがとうございました。」
声は聞こえないはずだけど、萌音に呪いを解呪してもらって、琴葉関連から自分が仲間ってことに気がついたのかな?
「どういたしましまして。でも、身体の方もしっかり治すよ。」
こちらの言葉は聞こえないと思うけど、俺は笑顔でそう返した。それで伝わったのか少し落ち着いたみたいだ。
「それで萌音達は?」
俺は顔を上げてソウヒナにきいた。ジェイドも話の流れから少女のこと察したのか緊張を緩めソウタの近くにたった。
「主様の手伝いとして、主様と別の方角に魔物狩りにいかれたですわ。」
と、シンプルな答えが帰ってきた。まぁ萌夢が理由知っているし可能性はあったか。メンバー揃ってないけどガチャ引こうかな。俺がそう考えた時、俺のうしろに気配を感じた。ジェイドと、ソウヒナも感じたのか戦闘態勢に入っている。俺もいつでも抜刀できるようにしながら振り向くと、桃色から白色にグラデーションのかかった髪をした女の子っぽいっ子が浮いてた。着ている服には、桜が描かれていて、髪飾りみたいなのもつけている。そして、こちらに敵意はなく眠そうに目をこすっていた。
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ノーネーム
年齢 0
性別 女?
Lv 1
HP 68/68
MP 982/982
STR 10 DEF 5
INT 102 RES 35
MDF 99 AGI 13
DEX 56
スキル
〘同化Lv10〙〘花より団子Lv5〙〘身体強化付与〙
〘アロマセラピー〙〘花粉生成〙〘桜吹雪の術〙
〘光合成〙
称号
〘樹霊〙〘結希斗の従魔〙
装備
頭 無し
上半身 桜模様の衣装
下半身 桜模様の衣装
靴 無し
武器 無し
アクセ 無し
所持品 無し
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俺はステータスを見たあと構えを解いた。いろいろ突っ込みどころあるが、この娘は春ガチャのときに出てきた樹霊の宿った桜の樹霊なのだろう。書かれていた通り毎日水と魔力をあげていたために姿表したんだろう。俺は2人にも問題ないということをつたえた。