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戦乱のクロノス  作者: イプシロン・モッド
1章
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第五話 買い物と特訓2

ここに来てから4日目、剣もビスマルクほどではないが一般兵と同じくらいにはやりあえるようになった。

ここの時間などは元の世界と一緒だった、理由をビスマルクに聞いたが、昔にこれを伝えた熱心な教徒がいたらしく、それが様々な国に使われているのだとか、ちなみにその教徒が信仰している宗教はその国での一般の宗教になっているのだとか、他にも死ぬことが名誉だと信じ戦う所もあれば王を神と扱う所もあるらしい。この世界の大半の人は各宗教に入信しているそうで、逆に無宗教の方が珍しいらしい、ビスマルクはキリスト教なるものに入信してるらしい。


つまり元の世界にあった宗教がこちらにもあるということだ、同郷人がいるという確率が高いように思えてきた。

今日は週に2回の休み、この世界に来てからアーチェリーの防具しか着ていないので、まともな服が欲しくなり市場に行く予定になっていた、メンバーは我らが兄貴ビスマルク、一応常識人枠のラプラスだ、なんと金を出してくれるのはビスマルクの兄貴!!いやー頭が上がらないね。

ビスマルクは案内役と財布役という名目で来てくれたが他にも目的があるように見えた、ラプラスさんは魔導書などを買いに来たとのことで別行動になる、早速服屋に行こうとしたらビスマルクに止められた。


「別に服屋に行ってもいいんだが、俺たちが傭兵だということを忘れないでくれ、普通の服だと戦場ではすぐ駄目になるんだ、せめて動きやすいやつか丈夫な生地のやつにしたほうがいい」


確かにジーンズのようなものにしておくといいと思う、なんとなくだがフードを被る軽装がいいと思っていた。

結局服屋では私服として3着ほど買ってもらった、次に武具屋に行った、そこでは長めのフード・鉄製の籠手・鉄製の臑当・革製の胸当てを買わせた。


そろそろ帰ろう提案した時ビスマルクに止められた。


「どうせならラプラスを見つけて何か食って帰らないか?あいつもきっと腹減ってるだろ?」


実際昼ぐらいから来ているが六時間ぐらいはここにいるだろう、腹も減ってるし、いいかもしれない。


「いいんじゃないですかね、俺も腹減ってるしラプラスさんも減ってるんじゃないでしょうか」


「よし、じゃあラプラスを探しに行くか」



ラプラスさんを探し始めてそう時間が経ってない頃、ラプラスさんを見つけた。

ラプラスさんは猫とじゃれて遊んでいた、目的の物を手に入れたのか大事そうに分厚い本を抱えている、とりあえず声をかけることに、ビスマルクに頼もうとすると。


「いやだよ、あいつがああやっているところで邪魔するとすごく睨まれるだよ!!」


「ったくしょうがないですね、分かりましたよ、すべてはご飯のため」


仕方なくラプラスさんのほうまで行き話しかけた、ビスマルクは隠れている、なんて奴だ自分より年下の奴に任せるなんて……年上の威厳を見せてくれよ。


「ラプラスさん、ビスマルクが帰る前に飯でも食べて帰ろう、って提案してますがどうします?」


俺がそう言うとラプラスさんが猫とじゃれている手を止めこちらに顔を向けた。


「もちろん、ビスマルクが奢ってくれるのよね?」


「提案者なんだからそうですよ」


ビスマルクすまないな。

そう心のなかで思い、ビスマルクがいる方向へ向かった。


「ということだ、ビスマルク頼むぜ?」


こうしてこの世界での初めての外食となった。

向かったのは酒場だった、年齢的に俺大丈夫かと思ったが酒は飲まないし大丈夫だろう。


「やっぱこの酒場だよな、高級そうな所よりもこっちのほうが安心する」


ビスマルクがそう言ってラプラスもそれに頷いていた。


「料理は何が出るんだ?肉料理がたくさんあるのか?」


俺がそう聞くとビスマルクが当たり前だ!と言ってきた。

中に入ってみるとゴロツキ達がたくさんおり絡まれないか心配してしまったが余計な心配だったようだ、皆ビスマルクやラプラスさんとは顔見知りだったようで仲良く話していた、周りを見渡すとカウンターらしきものや貼り紙があった、もしやここは冒険者ギルドなのでは!?なんていう期待が胸にあったがしまっておいた、今は飯だからな。

ビスマルクが適当に飯を選び、それらが運ばれてきた。

肉と野菜の盛り合わせと言った方が一番わかりやすい、日本人として米がないのは非常に惜しい、肉は何なのか聞いてみたがラプラスが決まってるかのようにファステムでしょ、と言ってきた、ファステムとは何ぞや、明日図書室で調べてみるか。

料理は全て美味しかった、最近ほとんど何も食べていなかったからか、元々すごく美味だったかは知らないが、絶品の品だった。


皆喰い終えて、俺が帰ろうとすると、ビスマルクが肩を掴み・・・


「どうせならお前を冒険者登録しとくか・・・そうだ!明日はこいつと一緒にクエスト受けるか、うんそうしよう!実戦が一番の経験だ」


やはりここは冒険者ギルドだったらしい。


ビスマルクとラプラスに連れられカウンターまで連れてかれ、強制的に冒険者にさせられた、まあ悪くはない。

登録が完了した後カードを渡された、カードには俺の偽名やEという単語が書かれていた。

冒険者にはFからSまであるらしく推薦などでなければ基本最初はFからなのだとか、ちなみにビスマルク・ラプラスさんは共にCであり、これは中の上辺りらしい、俺は二人からの推薦ということでEからとなった。英語なのかはあえて聞かない。

せっかく明日図書室で調べものをする予定が潰れたがしょうがない。


この後駐屯地に帰り胸を高鳴らせすぐに寝た。



翌日~


まだ日が上がっていないのにビスマルクに起こされ装備を着させられた、思ったよりも重かったが歩けないというレベルではなかった。

メンバーは昨日と引き続きビスマルクとラプラスさん、クエストはあらかじめビスマルクが受けてきたようだ、さすが兄貴。

クエスト内容は森の中で繁殖しているゴブリンを狩ってほしいとの事、話によると森の中で繁殖しすぎて食べ物がなくなり食べ物を巡り、街の方へ出てきたのだという、あーあれだ、シシが街の中に来るのと同じだ。

でもそんな重要そうなことなら国に要請すればいいんじゃないかと思ったが、ここは異世界、この国は王政でありその下に地域の貴族がいるという仕組みのだという、問題なのがその貴族なんと兵を出さないのだとか、被害が増える一方で住人も頑張っているみたいだが・・・無理がある、そういうことで依頼が来たらしい。

ゴブリンの数は20から30と言われている、これは平均的に少ないのだとか、恐ろしい。

説明を聞きながら森まで向かった。


森の中を歩いているとゴブリンの集団に出くわした、幸いにもこちらの存在には築いておらず奇襲攻撃をかけることになった、ラプラスさんが攻撃魔法を放つと同時に二人で斬りかかるというもの。

戦闘後……

この作戦はうまくいった、これで初めてのクエストが終わった、返り血は付かずに済んだ、この死体たちはどうするのか聞いたがラプラスさんの魔法で焼却するらしい、ではどうやってクエスト達成したか確認するのか聞いたが登録した際渡されたカードに記載されるそう、報酬は山分けということになったが前、買わせた分ということで全部持ってからてしまった。

そうして半日を過ごしあと半日は図書室で過ごした。

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