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戦乱のクロノス  作者: イプシロン・モッド
1章
10/13

第十話 戦争3

戦況が変わることなく、逆に悪化してる休みの際【千里眼】を使って王都をちょくちょく確認していたが、いまだに健全だった、陥落したわけではないので希望はある。

接敵率が高いのは気のせいだろうか?しかしレベルが小隊だから安心して対応できる、だがただ疲労が重なるだけだった。

予想ではそろそろ本体と接敵するはずなのだ、目標には近いはず…




過去に【千里眼】で確認した本隊があった場所に到達したのだが…何もない、まるでこちらが接近しているのが分かってるかのように…でもバレてないはずだ、射線も切れているところを通って行ったはずだし、目撃者はいないはず…空中には飛行物は一つもない、音もあまり立てていない。近くにある丘の上に行ったら見えるのではないだろうか。


皆が本体があった場所で話し合っているが、俺は丘の上に行こうとした、皆に許可をもらったが敵との接触には気を付けるよう、言われた。確かに日が上まで昇っているので、全体を晒すのはまずい。


丘の頂上のもうちょっとていうところで、ゲルカ軍の兵が一斉に出てきた、しかもなかなかいいタイミングで、まるで俺がここに来るタイミングが分かっているように…


「よし、異世界人は拘束しろ、他は殺しても構わない…一人を除いてな、女のほうは持ち帰ってもいい、ついでにテストだ、サトウを使え」


リーダっぽい人がそう言って出てきた人、黒髪、黒目、アジア系の血が入っているのは見れば分かる、そして佐藤という言葉これが指すことは…日本人だということ。

最悪だ、俺がいるし他にもいると思ったが…敵陣営にいたとは、説得してこっち側についてもらえないだろうか。

皆が戦闘準備をしていて、ヨハンナさんが俺に。


「そいつは死の刻印が刻み込まれている可能性が高い、諦めろ!エクストラ以上のスキルを持っている可能性がある、気を付けろ」


ああそうか、死の刻印なんてものがあったな…殺しあわないといけないのか、何人か殺しているけど、同郷人とは殺しあいたくなかったんだがな。


「なあ助けてくれ、俺は好きでこんなことしてるわけじゃないんだ、人を殺すことは出来ない…でも体が言うことを聞かないんだ…」


そういって佐藤は助けを求めてきた、すかさずヨハンナさんが口を開いて言った。


「死の刻印は死ぬか、術者が解く、魔道具、それとお前にそれを刻んだ奴が解くしかないんだ、今できるのはお前を殺すことだ、拘束してもいいが今はこちら側が不利なんだ、そんなことしている暇はない」


冷たく切り離していた、佐藤は生きることに諦めらめがついたらしく、絶望の顔をしていた。


「じゃあ殺してください、俺は平和な日常が送りたいんだ、しかも俺が殺してきた人が夢の中で出てきて、俺を見てくるんだ、恨んだ顔をしていて…もう耐えられない」


俺は敵対者しか殺してこなかったが佐藤さんは民間人まで殺しているようである、見ると俺と同じぐらいの年だし、そうなるのも当然か。


「とりあえず、野郎どもいけ!!」


リーダーっぽい人がそう言った途端、1000人ぐらいに周りを囲んで出てきた、あ終わった。


「囲まれたか…ラプラス、広範囲爆撃魔法はいけそうか?」


ヨハンナさんがそんなことを言って…っえ広範囲爆撃魔法?絶対ヤバい奴じゃん。


「じゃあ行くよ、皆伏せて!!」


その声が聞こえて俺はすぐに伏せた、周りではものすごい爆撃音があり地形が変わることぐらい予想出来た、熱風が来て生臭い匂いまでしてきた。流石に佐藤さんも死んでしまうだろう。

顔を上げると佐藤がいた場所以外すべて焦げていたが、問題は佐藤がいた場所、なんも変色がなくただ立っていた。


それはもう人とは程遠いものになっており、悪魔と言った方がしっくりくるだろう、そいつが何もしないのなら助かったが、すぐに襲ってきた、見えればよかった…けれどその一撃でテスラさんが死んだ、簡単に首がはじけ飛んだんだ。


今仲間が目の前で死んだ、こいつは絶対に殺す!

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