空葬い
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空葬い 君との日々に 思い馳せ
ツルボ咲く山 桜木の下
解説
梶井基次郎さんの小説にあった『桜の木の下には死体が埋まっている』という表現から思い付いて詠みました。(違うところからだったらすみません)
ツルボの花言葉は『冥福を祈る』『あなたの死を悼む』です。
空葬いは死体のないときに行われる仮のお葬式のことです。
君の最後を見送ることができなかった僕だけど君との日々に思いを馳せて仮のお葬式、空葬いをしています。桜の木の下には死体が埋まっていると聞いたのであなたもここにいるのではないかと思ってこの綺麗なツルボが咲くというこの山にしました。
安らかにお眠りください。
ツルボの開花時期は確か夏で桜とは少しずれてしまうのですが、個人的な考えとしてはまだツルボは咲いていなくて、ツルボが咲くことで有名な山みたいな感じです。