表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/59

アリア 2-6 騎士ネイアの誕生!?


エビラの予想外の言葉に、エビラ以外の全員が固まってしまっていた。


「キヒヒ、というわけでそっちのキミ(アリア)がワタシのところに来るといいネ。」


エビラはそう言うと、ネイアの横をすり抜けてアリアに詰め寄り始める。


しかし、ネイアもすぐ再起動して、再びエビラの前に立ちはだかった。


「キーッ。邪魔なのネ。お前には興味ないネ。どっかに行くんだネ。」


「分かったなの。アルス君、もう帰ろ、なの。ドウマ様、もう結婚の話は無くなったみたいだから私たちはエリアスに戻るなの。」


ネイアはアリアの手を引いて、ドウマの家から出ようとする。


「ま、待て。待つんだネイア。その少女?少年?は一体誰だ?お前とどんな関係なんだ?」

「そうネ。さっきから邪魔して、そっちのかわい子ちゃんとオマエ(ネイア)みたいなちんちくりんはどんな関係なんだネ?」


ドウマとエビラは出ていこうとするネイアを呼び止めようとする。

ネイアは立ち止まり振り返る。


「ちんちくりんってまた言ったなの。いいなの。教えてあげるなの。アルス君は・・・、私の彼氏なの!」


ネイアの叫びにより、時間が止まったかのように全員の動きが止まる。


(ネ、ネイアちゃん⁈)


アリアは唖然としてネイアの横顔を見つめる。



「ネイア、アルス?いつの間にそんな関係に?」


メルトは目を点にしてネイアとアリアに尋ねる。

他の人も同様の反応であった。


実はアリア達はまだメルトやバトロたちにも『彼氏のフリ』作戦のことは伝えていなかった。


アリアがこの作戦について伝えていなかったのは、昼頃に到着したばかりで伝えるタイミングがなかったのと、出会ったばかりのバトロたちにこの作戦について説明するのは少し恥ずかしかったからであった。


「え、えーと。それについては後で説明しますので。」

(ネイアちゃん。この状況を何とかして。)


アリアはしどろもどろになりながらごまかし、ネイアに助けを求めようとする。


一方で、今の状況を作り出したネイアはエビラと向かい合っていた。


「キ、ヒヒ。何を言ってるネ。そっちの子(アリア)は間違いなく女の子ネ。そ、そうネ。もしかしてオマエ(ネイア)のほうが男の()だったネ?」


エビラはネイアが男ではないかと疑い始める。


「私は女なの。アルス君が男の子なの。あなたの目は節穴(ふしあな)なの。」


ネイアは心底(あき)れたように言う。


「キ、キヒ?そんなわけないネ。そっちの子の肌と髪のツヤ、(にお)い、麗しい雰囲気とか間違いなく良いところのお嬢様ネ。」


「アルス君、この人に教えてあげるなの。」


エビラとネイアの視線がアリアに集中する。


「ソ、ソウダヨ。ボクハオトコノコダヨ。」

(うう、エビラさんの言ってることは当たっています。嘘をついてごめんなさい、ネイアちゃん。)


「ほら、アルス君も否定しているなの。た、確かにアルス君は私よりも綺麗で女の子っぽいときもあるなの。でもアルス君は男の子なの。」


ネイアは勝ち誇った顔をエビラに向けた。


「だ、だったら服を脱いでみるネ。男なら脱げるはずネ。」

「い、(いや)です。」


アリアは顔を赤らめ、(みずか)らの身体を抱きしめるような仕草をして、エビラから距離をとる。

ネイアはアリアをかばうように前に出る。


「アルス君は前に受けた依頼の時も人前で服を脱げなかったなの。きっと深い理由があるはずなの。」

「それじゃあ、男かどうかなんて分からないんだネ。・・・決めたネ。自分で脱がないならワタシが脱がしてやるのネ。」


エビラは手をワキワキさせながら、いやらしい笑みを浮かべて徐々にアリアに近づいていく。


「や、やめてください。」

「ギュフフ。本当に男の子ならどうして逃げるのかネェ?おかしいネェ?」


アリアはジリジリと後ろに下がって距離をとろうとするが、エビラはゆっくりと追いかけ距離を詰めていく。


そして、エビラとアリアの距離がある程度近づいたとき、


「つーかまーえた、のネ。」


そう言ってエビラはアリアに飛び()かった。

エビラがアリアの胸にダイブしかけたその時、エビラの目の前に何かが割り込む。


「気持ち悪いなのぉ!」

「ぐぼへ」


アリアとエビラの間に割り込んだネイアは、空中を飛んでいるエビラの顎をアッパーで打ち上げた。


打ち上げられたエビラは、ドウマの家の天井に顔からぶつかり、床に落ちたあと地面をゴロゴロと転がった。


「な、何をするネ!」


鼻血を垂らしながら体を起こしたエビラはネイアを怒鳴りつける。

しかし、ネイアはエビラよりも怒った表情で(にら)み返す。


「ほんっとうに気持ち悪いなの、しつこいなの、うっとうしいなのぉ!お前みたいな人、アルス君には指一本触れさせないのぉ!!」


ネイアはこれまでの怒りや鬱憤(うっぷん)を晴らすように怒鳴り散らすのであった。



ネムタイです。

今回も読んでいただきありがとうございます。

エビラの行動が気持ち悪いと感じられた方、本当に申し訳ありません。


話は変わります。

この話のタイトルでお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、以前までの各話の(サブ)タイトルは末尾に『・・・』が付いていました。

初めはこの縛りで各話にタイトルを付けていこうと思っていましたが、全然良いものが浮かびませんでした。

ということで、これからは普通にタイトルを付けていこうと思います。

すでに付けている各話のタイトルも徐々に変更していこうと思います。


以上、報告でした。

次も1週間以内に、可能なら早めに投稿します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ