表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/42

2話:目覚めと違和感



「はっっ!!寝ちゃってた!!」


「はっ!?お……おはよー七美くん…」


「あ、おはよーございますってなんか顔赤いですけど大丈夫ですか?」


「うぇっ!?だ、大丈夫だよぉ?」


 よく見たら周りの人達も顔が赤くなっている…。もしかして……。




 風邪流行ってる!?

僕も気をつけないと…。


「って今何時!?授業は!?」


「あっ…あー、今もう放課後なんだ…。あはは…」


「えぇぇぇぇ!?なんでみんな起こしてくれなかったの!?」


「えっ!?そ、それは…その…」


 ?急に喋らなくなっちゃった。周りのみんなも様子がおかしい?

 なんか顔がみんな真っ赤だ。


「授業中も先生が可愛さにやられたなんて言えないわ…(ボソ)」


「?ごめん、今なんて言ってた?」


「!?なななんでもないわよ!?」


「そっか。うぅーー、そうだっ!ねぇ島崎さん、ノート今日貸してくれない?明日の朝返すから…駄目かな…?」



 今の七美は上目遣いで寝癖が付いていてそれはもう……。



「はぅあっ!!!」


「えっ!?し、島崎さんっ!?」


「ぜ、全然大丈夫よ…ノート何十枚でも貸してあげるわ…」


「えっ、そんなにいらないよ…。でもありがとうっ!」


「「「「「ぐわぁっ!!

」」」」」


「えっ、みんな大丈夫!?どうしたの!?」


「「「「「だ、大丈夫よ(だ)

」」」」」


「はぁ、まさか寝ちゃうなんて…お母さんとかに怒られちゃうかな…。じゃあノートありがと!明日返すね!じゃっ」



 僕は少し重い足取りで帰るのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ