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第四章(15)

 今回もお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。

 今回の話しは、少し短いです。

 時間をかけた割に、代表選びに苦労する心中が上手く表現できなかった事に自分の未熟さを感じています。

 よろしければ、最後まで、お読み下さいね。

 宴会の翌日、学校に到着するなり、実習講師の会議に、呼び出され、競技会の代表メンバーの選出を頼まれた。

 僕が受け持っていないクラスに関しては、実習授業を見学なりしてから、生徒の実力を評価して欲しいと頼まれ、剣術と魔法の代表を僕が決めなければならなくなった。


 その後、マークさんにも呼び出され、全ての代表に、僕も入る様にと念を押され、またしてもマークさんに、厄介事を押し付けられた形になった。


 ところが、代表を決めろと言われても、競技の内容が分からない。

 まぁ、剣術ならば、試合形式だと推測出来るのだが、魔法となると、実戦形式で打ち合うと、死人が出る恐れが有るし、魔法の実習授業の講師に聞こうにも、前回、魔力量の増やし方で、揉めたので、僕に対して、良い印象を持っていないだろうから、教えて貰えないと思う。

 仕方なく、自分が実習授業を受け持っている上級生のクラスへ行って教えて貰う事にした。


 昼食の後、アンナの居るクラスへ行き、クラスメイトに、昨年の競技会の代表を探してもらい、放課後、学校近くのカフェに集まってもらう事にした。


 全ての授業が終わり、集合場所のカフェに行くと既に5人の生徒が集まっていた。

 確認すると、後、5·6人の生徒が来る予定になっているみたいで、話しを始めるのは、皆を待つ事にした。

 少し遅れて残りのメンバーが連れだってやって来たので、揃って注文を済ませ、話しを始めることにした。

 競技の方は、属性毎に的当て、発動速度、連射速度、魔力量、その他の技能、の5つの種目があり、全ての種目に出る5人と、競技毎の代表5人の計10人によって行われるとの事で、少し気になった、その他の技能について聞くと、各々の使える最大魔法等魔法等の技能に対しての研鑽度合いを測る競技らしい、実に曖昧な競技だが、これは、マリーとリリーがいれば高得点が貰えそうな気がする。


 競技内容が大体判ったので、次は、代表選出の選考で頭を悩ませなくてはならない。


 翌日から、全てのクラスの魔法の実習授業に参加して、各生徒の技量を調べながら、アドバイスを送り、調査と技能の底上げに徹する事にして、剣術等の実習授業で、僕の授業と重なる場合は、世界樹の森の者に代わって貰う事をマークさんに認めさせた。

 しかし、剣術の競技も僕が代表を決めなければならないのは、どうにも納得がいかない。

 他の教官による嫌がらせなのだろうか?それともマークしんによる、いつもの無茶振りなのだろうか?多分、マークさんだろう。

 取り敢えず、剣術の僕とマリーは、確定と言う事で、後8人、魔法は、僕とマリーとリリーの3人を確定にして、後2人と、属性と部門別のメンバーを決めなければならないのは、結構、骨が折れる仕事になりそうだ。


 魔法競技の選出に時間が掛かりそうなので、剣術の方は、マークさんに頼み、各クラスで総当たり戦を行い、各クラスの上位3名を集め、代表選考会を行う許可をもらった。

 それと平行して、全校生徒の魔力量の測定と、得意な属性等のアンケートを取って、代表の骨組みを作る事にした。

 気のせいか、本職の教師や、実習の教官よりも忙しいのは、何故だろう?僕は、生徒のはずなのに。


 世界樹の森の家に帰ってまで、魔法競技の代表選出用のアンケートや魔力量の測定数値を見ていると、以外にも僕の事を弟扱いしているアンナの数値がかなりの高水準なのに驚き、レストランで仕事をしているアンナを呼び出し、話してみると、属性に関しては地水風火の4属性全て満遍なく得意だと言うので、代表に選ばせてもらい、しばらくの間、レストランの仕事を休ませ、競技会に向けて一緒に練習に参加してもらう事にした。

 翌日、僕のクラスで、剣術の総当たり戦が行われたのだが、僕とマリーは、既に代表に決まっていたので不参加で行ったのたが、以外にも、リリー、セリーヌ姉さん、スカーレットちゃんの3人が代表決定戦に進む事になった。

 うちのクラスの男子は、全員女子に勝てなかったらしい、次の実習では少しハードに鍛える事にした。

 しかし、僕達と一緒に練習していたとはいえ、リリーは、荒事に向かないと思っていたのだが、無敗で1位通過の結果には驚かされた。

 何よりもリリーの剣は、洗練された無駄の無い滑らかな動きは、早さや鋭さこそないが、ハク姉ちゃんの剣裁きに通じるものがある。

 正直マリーや、ニッキーさんともいい勝負になると思う。

 多分、代表決定戦でも、間違いなく上位の成績を残すと実感した。

 後、2日で、クラス戦が全て終るので、5日後の午後の授業を変更して、代表選考会を行う事になり、同時に、魔法競技の方は、書類で僕が選んだ30人の名前と得意な魔法を今日から張り出し、全校生徒による投票で代表候補を選び最終的に、僕が実力を見た上で本人の希望を聞いて決めることにした。


 代表の選出が終われば、後は、競技会へ向けての合同練習になるので、少しは楽になると思う。

 やっぱり僕は、身体を動かしてる方が性に合うと思う。

 

 今回も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。

 次回は、選考会の話になりますが、選考会自体は軽く流す予定です。

 それでは、次回のお立ち寄りを楽しみにしておりますね。

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