第三章(38)
今回も、お立ち寄り、ありがとうございます。
今回、宴会の話からですが、誰かが、やらかします(笑)
今回も、最後まで、お付き合い下さいね。
武闘祭の無制限総合部門の準決勝が終わり、世界樹の森へと転移すると、既に、王宮の料理人達によって宴の準備が整っていた。
それぞれが席に着き食事を摂りながら、和気あいあいと思い思いの話しを楽しんでいた。
やがて、大人達は、お酒が進み、席もバラバラになりだすと、アレックス父さんが、涙を流しながらやって来て、強くなったなぁ!と肩を抱いてくれた。
父さん見る度に涙を流してる様な気がするけど、平素の時も、よく泣いているのだろうか?
父さんが、横に居るのを見たからなのだろうか、セリーヌ姉さんが来た。
何か文句を言うつもりなのかと思っていたら、
「流石、私の弟、ヤるじゃん!」
と僕の頭を撫でて去って行った、隣では、父さんが、
「セリーヌは、学校に行きだしてから、言葉使いが悪くなった!」
と又、泣き出した。
そう言えば、僕は学校に行ってないけど、大丈夫なのかな?隣に座っているハク姉ちゃんに聞こうと思ったら、知らないうちに、酔っ払って
「皆に、オッパイ見られちゃった!」
と抱き付いて、泣き始めた、頭を撫でると、少し落ち着いたのか、兄様を殴ってくる!と席を立った。
仕方ないので、学校の事は、マークさんか、マリウスさんに相談する事にして、2人の所へ行くと、ゴールディさんが、頭にたんこぶを作って伸びていた。
ハク姉ちゃん、本当に殴ったんだ!
気を取り直して、マークさんに学校の事を聞くと、既に入学した事に成っているし、学籍は有るらしく、いつでも通って良いらしい。
そんな話し初めて聞いた!と言うか、誰も教えてくれなかった。
武闘祭が終わったら、学校に行ってみよう。
そうしたら、もう少し自分の世界が広がるかも知れない。
明日は、僕の出場予定ないけど、早いうちに、休んでおこうと、いつもの様にツリーハウスに帰ろうとしたら、酔ったハク姉ちゃんに捕まり湖畔の家まで送る羽目になった。
ハク姉ちゃんを部屋に送ると、
「エドワード、この家にも貴方の部屋が在るのだから、今夜はこちらで寝なさい!」
「わかった、今夜は、久しぶりに、こっちの家で寝るよ。」
ハク姉ちゃんに、お休みと言いながら部屋を出ようとすると、ハク姉ちゃんに腕を掴まれベッドに押し倒された。
僕の上に跨がり、ハク姉ちゃんは服を脱ぎ、下着にも手を掛けて、胸をさらけ出し。
「エドワード貴方、自分の奥さんになる人が他人に胸を見られて何とも思わないの?」
「え、えっと、あれは、事故だし仕方ないかも、で、でもね、見えた時、やっぱりハク姉ちゃんの、オッパイ綺麗だなと思ったんだ、」
「そあ、私のオッパイ好き?どう思ってるの?」
「はい!大好きです!世界一綺麗なオッパイです。」
「ありがとう!じゃあ御褒美あげる。」
そう言うと、ハク姉ちゃんは、裸の胸に僕の顔を押し付けて眠り就いてしまった。
やっぱりハク姉ちゃん、酔ってたんだ、眠りに就いたハク姉ちゃんを押し退けて、逃げようとしたのだが、身体が動かない、ビクともしないので、諦めてこのまま眠る事にした。
翌朝、目覚めると昨夜の態勢のままで、やはりビクともしないので、声をあげて、ハク姉ちゃんを起こすと、身に付けた物がパンツだけという姿に驚いて
「キャ~!私何で裸なのーっ!」
って叫んで、真っ赤に成っている、そして
「エッ、エドワード何でここに居るの?」
そう言われて、少し頭にきたので、昨夜のお返しとばかりに、ハク姉ちゃんに抱き付き、綺麗なピンク色の乳首を口に含んでみた。
「アッ!いやん!ダッ、ダメェ~~そっ、そこは。」
意外な反応に、口を離して、昨夜の仕返しと言ったら、何も覚えてなかった。
昨夜の事を、教えると真っ赤になって絶句しているハク姉ちゃんが可愛かったけど、試合の用意をさせて、一緒に朝食を食べに行くと、ゴールディさんが、まだ伸びたままだった。
ハク姉ちゃんどんな殴り方したんだろう?
伸びたゴールディさんは、そのままにして、王族の人達と、競技場へ行く人が、スカーレットさんの転移魔法で、競技場へ移動し、この日の試合開始を待っていた。
朝の事があったので、ハク姉ちゃんの様子を見に控室へ行くと、袴姿のアナスタシアさんが、凛々しくて驚いた。
アナスタシアさんに、ハク姉ちゃん何処?とたずねると、隅の方で頭を抱えていた。
何かあったのか聞くと、頭が痛いらしい、どうやら二日酔いの様だ。
ハク姉ちゃん第一試合なのに大丈夫?と尋ねたら、試合は、大丈夫だけど、手加減出来るか分からないと、恐ろしい事を口走った。
ハク姉ちゃんが手加減無しで闘うと、多分、死人が出る、何としてでも試合迄に、二日酔いをどうにかしなくては、先ず水を飲ませ背中を擦ってみた。
あまり効果が無い、僕のおやつを食べさせようとしたが、食欲が無い上に、食べると吐くかも知れないと、そう言えば、朝食、スープしか手を付けていなかった。
係の人が、ハク姉ちゃんを呼びに来た。
状態異常に効くキュアーをかけたが、どうも神格の在る相手には、魔法の効果がレジストされてしまうみたいで、お手上げだった。
少しでも、ハク姉ちゃんが、元気になる様にと、願いを込めて、口付けをすると、ハク姉ちゃんが、いきなりの甦ったのだが、何故か僕に二日酔いの症状が移り、激しい頭痛に襲われた。
ハク姉ちゃんを見送り、控室で頭を抱えていると、アナスタシアさんが、具合悪そうねと、膝枕して頭を撫でてくれた。
アナスタシアさん、皆のお姉さん的な人だから、優しさに溢れてると思い、もう少し、アナスタシアさんの事が、知りたくなった。
ハク姉ちゃんは、難無く試合を済ませて控室に戻って来たのだが、アナスタシアさんに、膝枕されている僕を見ると、
「エドワード、さっきのキスだけど、あれは、何だったの?いきなり楽になったわ!」
「僕にも解らない、でも、今は僕が二日酔いみたいで、頭が痛い。」
そう言うと、ハク姉ちゃんは、アナスタシアさんと膝枕を替わり、アナスタシアさんに、そろそろ貴女も試合だから、軽くウォーミングアップしておきなさい、と言いながら僕の頭を撫でてくれた。
アナスタシアさんが、控室を出て行った後、何となく、自分自身にキュアーをかけてみたら、いきなり楽になった。
あれ?何でだろう?ハク姉ちゃんが、言うには、神格の在るハク姉ちゃんに対しては、魔法がレジストされるけど、人の身の僕だから、魔法が効いたのだろう、でも、何故、ハク姉ちゃんの二日酔いが、僕に移ったのかが、理解出来ないらしい。
仮に、そんな事が出来るとしたら、ハク姉ちゃんと、同格以上の神格が無ければ出来ないとハク姉ちゃんは言う。
僕にも理解出来ないので、考えても仕方無いと、アナスタシアさんの応援をするために、観客席に出ると、女性客に揉みくちゃにされ、自分の席にたどり着けないと思っていたら、警備の人に助けてもらえた。
お陰で、自分の席で、アナスタシアさんの試合を観る事ができた。
アナスタシアさんは、突いてきた相手の槍を、軽く薙ぎ払いながら、薙刀を半回転させて、石突きの方で相手の脛を薙ぎ払い、倒れた相手の喉元に、薙刀を突き付けた処で、審判が試合を止めた。
その後、ハク姉ちゃんと、アナスタシアさんは、順調に勝ち進み、最終日の決勝戦は、2人で、闘う事になった。
能ある鷹は爪を隠す、と言う言葉が、アナスタシアさんはには、ピッタリだと思ったが、相手は、ゴールディさんすら敵わない無敵のハク姉ちゃんだ、どっちも応援するけど、多分、ハク姉ちゃんの勝利は、揺るがないと思う。
試合の後、今日も、王族の人達が来るらしい。
ハク姉ちゃん、今夜は飲み過ぎないで下さいと、僕は、神様にお願いをした。
最後まで、お付き合い頂きまして、ありがとうございます。
今回、途中で、オッパイ!オッパイとオッパイばかりでしたが、私自身あまり、オッパイ、オッパイと書きたくなかったのですが、何故かオッパイでした。
こんな話にしたくなかっのですが、何故だか、こうなりました。
取り敢えず、反省しています。
さて次回から、武闘祭の最終日の話になります。
文章力のない、私自身あまりやりたくなかった話ですが、今後のストーリーの中で、今回の話しが、一つのネックになる話しなので、頑張りました。
この後の、大まかなストーリーは、武闘祭の後、エドワードが、学校に行き、第三章が終わりを迎えます。
その後は、今後にご期待下さいね。




