第三章(34)
今回も、お立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。
今回は、前にやりたかった、女子会の様な話しになります、最初の構想では、ハクタイセイとシェーラ、シーナ、ヘレンにニッキーと、アナスタシアと言うメンバーの予定でしたが、エドワードに救出された女の子のお風呂での、噂話と言う形にしてみました。
ハッキリ言って失敗ですね。
後書きは反省文です。
武闘祭3日目の夜、世界樹の森の集会場の奥、大浴場の更衣室で、13人の、うら若き乙女達が、エプロンドレスを脱ぎ、若く美しい肌をさらけ出していた。
集会場や、その中の食堂の仕事が終わり、そこで働く彼女達の、入浴時間である。
全ての、衣類を脱いだ者から、我先にと浴場に入っていく。
アナスタシアの隣で、身体を洗っている、ティナが、アナスタシアの胸元をマジマジと見ながら、
「アナスタシアさん、いつ見ても惚れ惚れする、大きくて綺麗な形してるね。」(ティナ以後テ)
「ティナの胸も綺麗な形してて、羨ましいわ、私なんて、一番年下の、リリアと対して変わらなくって皆と一緒に、お風呂に入ってて片身が狭いんだきど!」(ミリア以後ミ)
「ティナ、大きいと言えば、ローザさんや、ヘレンさんには、敵わないよ。」(アナスタシア以後アナ)
「私なんて大きいだけで、私的には、アリッサみたいな、胸が、大きさも形も含めて、一番素敵だと思うわ!」(ローザ以後ロ)
と応えたローザ、先程名前の上がったリリアの他、シンディ、ノーナ、セルリアの5人は、先のゴブリン討伐の後、世界樹の森の住人になった女性達だ。
ローザは最年長で、21歳次にシンディが20歳続いてノーナが19歳、最年少はリリアの13歳で、
よく分からないのが、ダークエルフのセルリアの年齢である。エルフや、ダークエルフの年齢は、人のそれとは、かなり異なるからなのだ。
エルフの肉体は、どうやら経年劣化しにくい種族のようで、その中でも、かなり個人差によるばらつきが在るらしい。
事実、シェーラとの、お婆さんにあたる、アレイシャに至っては、里のエルフの中で、最年長らしいのだが、見た目は、二十歳前の美少女と言う話しである。
浴場の中で話題は、武闘祭の話題になり、エドワードの複数のカテゴリーへの出場の話しになっていた。
「私達が、エディに盗賊から、助け出された時、彼は、50人以上の盗賊を1人で討伐したの!あの強さは、未来の英雄か、勇者様に違いない!」(テ)
「私は、女性の部に、出場したけど、エディとハク師匠と練習したお陰で、ベスト4に残れたの、あの2人は、腕も、教え方も達人クラスです!」(アリッサ以後アリ)
「そうですね、私は、ハクタイセイ先生と、毎日、一合のかかり稽古をしていますが、驚く程上達したのが、自分でも分かるほどです。」(アナ)
「明日の無制限総合部門に、エドワード君、また出場するみたいだけど、今日も沢山試合したのでしょ?疲れてないのかな?」(クリスティーナ以後クリス)
「大丈夫じゃないの、殆ど、一撃で、試合が
終わってたからね。
でも、複数の出場ってハク師匠もだけど、ニッキーさんも剣士部門、男と女の2つに出てるわよ。」(アリ)
「そう言えば、今日の試合、ヘレンさんの専属メイドのスカーレットさんも、全て一撃で、最終日の決勝に残っていたけど、エドワードさんとどちらが強いのでしょうか?」(クリス)
「やっぱりエドじゃない?グレイシアさんを、壁まで、吹っ飛ばしていたからね!何たって私の弟分だからね!」(アンナ以後アン)
「そう言えば、明日の試合、ハクタイセイ先生と、ゴールディさんも、出るのでしよ。
今回の武闘祭って、ここに住んでる人達ばかりが、やたら勝ち残っているんですけれど、ここって、王国最強メンバーが暮らしている場所なのかしら?」(アナ)
「私、小耳に挟んだんだけど、ハクタイセイさんとエドワードって婚約してるらしいよ!」(メリル以後メ)
「「「「「「「「エッ?」」」」」」」」
「それどころか、シェーラさんと、ニッキーさんも、エドワード君と結婚するって宣言しているの、知ってた?」(アナ)
「「「「「「「「マジ?」」」」」」」」
「エドワード君って、年下だけど、お兄ちゃんみたいに優しくて、良いなって思っていたのに。」(クリス)
「でも、ハク姉さんが、エディにハーレムを作らせるって、エドワードの事好きなら誰でも、入っていいって言ってたわよ!」(テ)
「いや、それは、嘘か冗談でしょう。」(ノーナ以後ノ)
「本当なら、私、立候補する!」(セルリア以後セ)
「「「「「「「「「え~マジ?」」」」」」」」」
「だつて、私の里、もう誰も居ないから、天涯孤独なのよ、だから、私の事守れる位強い男なら、種族の壁なんて関係ないしね。」
と頬を染めながら、微笑むアーモンドの様な色の肌にハクタイセイと同じ銀色のロングヘアの美しいダークエルフのセルリアの言葉に、何人かの女の子達が、何やら悩み始めた。
「そう言えば、エディって、公爵家の嫡男って知ってた?」
アリッサが、軽く、バラしてしまった。
するとアンナが、
「公爵家の嫡男なら、私のお婿さんにピッタリね!」
と叫んだモノだから、何人かの女の子が、公爵家の嫡男なら、お妾さんでもいいなどと騒ぎだした。
そして、いよいよ4日目の、無制限総合部門の朝を迎え、出場者の3人が、揃って食堂に現れると、何故か熱い視線がエドワードに集まり、エドワードは、とても食べ辛そうに、食事を摂っていた。
その様子を見ながらハクタイセイは微笑み、ゴールディは、不思議そうにしていた。
エプロンドレスの女性達は、今日は、集会場を閉めて全員で試合を見に来るらしい。
無様な試合は出来ないわよ。
とハクタイセイが、微笑みながら、エドワードにプレッシャーをかける。
じゃあ儂が、ただの酒飲みではない事を皆に披露せねば!
ゴールディさんが、自信満々に、いい放つ。
ではそんな兄様を、久し振りに、ぶん殴らせて頂きますね。
と、嬉しそうに言う。
さぁ、今日は、武闘祭で、最もタフな1日になるだろうと、気を引き締めて世界樹の森から、競技場へと向かう。
どんな結果に成ろうと、最後まで全力で闘おうと心に誓って。
最後まで、お見苦しい文章を読んで頂きまして、誠にありがとうございます。
今回、前書きにも書きましたが、女の子達の会話を、スムーズに誘導しようと思っていたのですが、尺が足らないと、判断して、会話の誘導部分の緩衝材となる、セリフを省き、全ての、女の子を会話に参加させる事が、出来ませんでした。
もしかしたら、いつの日か、大幅な修正をするかもしれませんが、その時は、ちゃんと報告した上で、自分自身が納得する、展開、文章にしたいです。
次回は、無制限総合部門のルール説明の辺りからの予定です。
それでは、これに懲りずに、また足を運んで頂けると、嬉しいです。