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プロローグ(3)

本業が忙しいので、あまり詰めては更新できませんが 御容赦下さい。

         誕生前夜

         2柱の女神

 酒樽を積んだリヤカーを 息絶え絶えに引く

フォルトゥーナを遠くに感じた白龍は、神の権能を使い

リヤカーとフォルトゥーナを自分の目の前に 瞬間移動させると。

 いきなり、目の前に白龍が現れたと勘違いした 運命の女神は、慌てふためき

 「えっ? 何が起こったの?」

 と狼狽えると、白き龍の神は、優しく微笑み 光を放ちながら 人の形になった。

 「フォルトゥーナよ、重そうな荷物を引いてきたのですね。 それは、300年前に飲ませて頂いた バッカスの神酒ですか?」

 

 白龍の優しそうな問い掛けに 落ち着きを取り戻したフォルトゥーナは、虹色の光沢を纏った純白のロングドレス姿の白龍を見て、もう一度驚いて声を荒げてしまった。 

 「ハクタイセイ様! 女性だったのですか?」

 

 「あら?知らなかったの?

そう言えば、前に会った時は、今日の様なドレスではなく、天界の見廻りの最中だったから動き易い姿でしたからね。」

 「申し訳ありません! 私はハクタイセイ様のことは、中性的な美しさを持った男性だとはかり思っておりました。

 以降、認識を改めさせてもらいますので、御容赦ください。」


 と深々と頭をさげた。 

 「私ったら、そんなに男っぽいかしら?」


 そう言いながら、白か龍の神は唇を尖らせた。

 そこで、運命の女神は、思い出した様に。

 「このお酒は、仰るとおり、バッカス様の造られた神酒ソーマです。先程、創造神様より ゴールディ様 ハクタイセイ様と私で一樽づつ分けなさいと賜りました。」


 「それはありかたい事ですが、兄様は、今いる場所から 当分、身動きがとれそうにありませんので、今日、この場で 300年前の様に酒盛りをする事は、出来ませんよ。」


 「それって、もしかすると 300年前にレジーナちゃんを封印した 世界樹の若苗の処に居るのでしようか?」

 運命の女神の問い掛けに、白き龍の女神は しずかに。

 「その通りです。

 先程、兄様より レジーナの目覚めが近いとの念話が入りました。

 もっとも 兄様が言うには、対抗策が無いなら、2~300年位なら、余裕で抑え込む事が出来ると申しておりました。」

 

 「やっぱりですか!創造神様は、レジーナちゃんの事を 私に丸投げしたのちに、ソーマを三樽つかわされましたので、何か異変を感じていたものと思われます。」

 と申し訳無さそうに、運命の女神は答えた。


 「そうなると、ソーマを頂いたからには、私と兄様も 何かしら手を貸さない訳にはいきませんね。」

 

 白き龍の女神が、そう言うと 運命の女神は

あれっ? このお酒は、創造神様から300年前の

お詫びの品だったのだけど、これは、労せず 神龍様達の助力を得られたのでは?

 と喜び、リヤカーを引きながら考えた計画を白き龍の女神に話し、助力の確約を得た。

 そして、天界を後にする時に、ソーマはレジーナの件が片付いたら、また3人で呑みましょう。

 と酒盛りの約束をして、神界に戻って行った。

 第三話まで読んで頂いた方ありがとうございます。

 プロローグには、主人公出てきませんし、物語は、ほぼ会話形式で進んで行くうえ、本編への種蒔きがメインで面白味に欠けるかもしれませんが、

 なるべく早く本編に入れる様に頑張っていきますので、出来れば 応援して下さいね。

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