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第三章(1)

読みに来てくださった方、ありがとうございます。

 いい加減、主人公で話を進めたかったので、第二章の後半は、少し駆け足で進みました。

 投稿の日程まで駆け足で、ドライアイと睡眠時間が大変な事になっております。

 あまりに急いだので、誤字脱字、句読点や文章のおかしい処が沢山あると思いますが、見捨てず最後まで読んで下さいね。

      フェニックスの赤い羽

 ルイによってエドワードの両手に、はめられた腕輪とは、実は、体力、魔力の強い奴隷が暴れても、主人が取り抑えられる様に、筋力を半減させる腕輪と、常に魔力を放出させ続け魔力を空にする腕輪だった。

 そもそも魔力量は、体内の魔力を空にする事によって少しずつ増えていく性質がある。

 エドワードは、ハクタイセイの加護によって、七属性の魔法の素養を与えられている。

 その中には、初級の魔法ですら、中級以上の魔力量を必要とする属性が幾つかあるので、この先、魔法の訓練を行う時に、最初から全ての属性の初級魔法が使える位には、魔力量を増やしておこうと言うルイの親心だったのだが、実は、それ位の魔力量は既に持っていた。

 エドワードが世界樹の森に来て、初めて目覚めた時に、ハクタイセイが握らせた赤と、白のフェニックスの羽には、二つの効果があった。

 白い羽には、ハクタイセイが王城で説明したように、体力増強や回復速度をアップしたり病気になりにくくなる等の主に肉体に関与する効果があり。

 赤い羽には、火属性の魔法に対する効果があった、まず火その物のダメージをレジストする効果、そして、火属性の初級魔法から上位魔法までが使える様になる事、早い話がエドワードは、フェニックスの羽を握らされ、その効果を取り込んだ時点で、既に火属性の上位魔法を覚え、その魔法が使えるだけの魔力量に達していたのだから、この年齢から魔力量を増やす様な事をすれば、成人する頃には、とんでもない魔力量になってしまうと言う事に誰も気付いていなかった。

 ちなみに体力面でも、常に負荷を掛けた状態で加護の恩恵を受けると言う事になる。

 早い話が、日頃の生活自体が高地トレーニングや、加圧式のトレーニングをしている状態になると言う事だ。


 流石に物知りのハイエルフも、フェニックスの赤い羽の効果は、知らなかったみたいである。

 そもそも、フェニックスの赤い羽など、本来、手に入れる事など、不可能なのだから。

 フェニックスの赤い羽とは、フェニックスの生命力が具現化した物で、永遠の命を持ち、死んだとしても直ぐにその体が燃え上がり、その炎の中から、復活し、元の身体は灰も残さず燃え尽きてしまうと言う存在で、ましてや赤い羽が自然に抜け落ちる事なんてありえない、もしも抜け落ちるれば、たちどころに燃え尽きてしまうのだから。


 ところが、ハクタイセイは、地上に存在する全ての魔法に通じているので、フェニックスから、赤い羽をむしり取る時に、掌で触った物の時間を奪い取ったので、燃え尽きる事無くエドワードに握らせる事が出来たのだ。

 

 ところが、ハクタイセイもここで少しの計算違いをしていた。

 それば、エドワードに与えた七属性の素養である。

 これは、七つの種類の属性を、ハクタイセイが選んで与えたのではないと言う事。

 そして、エドワードが目覚めた時まだ七つの属性が定着していなかったと言う事。

 さらに、ある二つの属性を上位魔法まで習得すると、新たに一つ属性が発現する事。


 これを分かり易く整理すると、エドワードが目覚めた時には、まだ何の属性の魔法の素養が与えられるか決まってなかった。

 ただ、七つの属性の素養を受け取る準備が出来ただけで、物心が付いていく上で、性格や生活状況、環境によって最適な属性が発現し定着していくのだ。

 ところが、ハクタイセイが渡してしまった、フェニックスの赤い羽の効果で先に火属性の上位魔法までを取り込んでしまったので、この先、ハクタイセイの与える七つの属性が増えると八属性になってしまう、更には、与えられた属性によっては、上位魔法まで習得すれば、九つ以上に成るかもしれない。

 こればかりは、運なのだが、それを司る女神は、神界一のポンコツである。

 どう転んでも、嫌な予感しかしない。


 出来れば、運命の女神の介入しない運命が有ればどうにかなるかも。

 何はともあれ、ルイとハクタイセイのほんの小さなミスによって、この先、計算が合わなく成かも知れないが、今はまだ、誰もその事実を知らない。

 今回も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。

 今回の話は、主人公のチートな魔力と体力の種と理由を後出しにしたくないのでここで、大放出って感じの話になりました。

 次回は、エドワードと世界樹の森の日常みたいな感じになりますが、ゴールディ様は農夫で登場(笑)

狐さん、エルフ姉妹、エドワード辺りが頑張る予定です。

 期待に沿えるほど、エドワードは、活躍しませんまだ3歳だからね。

 ちなみに、半島に橋が架かり、マリウスの奥さんのウインスレットが、出産した後にエドワードの3歳が終わり5歳になる予定です。

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