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神龍様は、酒が好き!(まだまだプロローグ)

少し短いですが、2話目をアップします。

        誕生前夜

      2 二柱の神龍 (1)

 主神に頼まれた、お酒を酒神バッカスの処で手に入れた

フォルトゥーナは、酒樽五個を、バッカスに借りた

リヤカーに載み 主神様の酒蔵迄やって来て、

 「何でユニコーンもスレイプニルも呼んでも来ないのよ?」


 とゼーゼー息を切らせながら、主神様の酒蔵に酒樽二つを仕舞い込み

残りの三つの酒樽を載せたリヤカーを引っ張り 天界への入口を目指した、



 その頃、天界の白き神龍は、遥か下界の兄 もう一柱の金色の神龍からの念話を受けていた。


 「ハクタイセイよ!」


 「何ですか兄様。」


 「今日、明日と云う訳ではないのだが レジーナが目覚めるかも知れないのだ。

 レジーナの脈動が 心なしか強くなっているみたいな

気がするのだ。」


 「それならば近いうちに あのフォルトゥーナという女神に知らせなければ いけませんね。」


 「まぁそこまて急ぐ必要は、ないが折をみて伝えてくれる位でいいぞ。

 もし本当に目覚めても100年や200年位は儂が封じ込めておいてもいいからな。

 それにしても、300年前に あの女神が、呑ませてくれた酒は、旨かったなぁ。

 あれこそ 酒神バッカスの作る神酒であろうな。

 また 呑みたいものじゃ。」


 「そうですね。

 あれは、確かに旨かった、もしフォルトゥーナに会う事が出来たら 兄様のために 分けて貰えるか 伺っておきましょう!」


 「それは ありがたい。良い知らせを待っているぞ!」


 そう兄龍が 言った時、白龍には 微かに ジュルっとヨダレを啜る様な音が聞こえた。


 「今、何か 兄様が、酒の事を思い浮かべて だらしなく ヨダレを垂らしている顔が目に浮かびます。」


 「なっ、何を云う 龍簇のなかで 最もダンディーな儂が ヨダレなど垂らすわなどあるはずかない!」


 そう言うと 兄龍は、素早げ念話を終わらせてしまった。


 それから、ほんの一時間程で白龍の処に来客があった。

 そう フォルトゥーナが、リヤカーを引き 息を切らしながら酒樽を持ってきたのである。

2話目も読んで頂き ありがとうございます。

序盤はあまりも 盛り上らないと思いますが

頑張って書いていこうと思います

出来れば、最後迄 お付き合いいたたけると嬉しいですね。

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