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双銃  作者: 天照 暁
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#002:誰か一人滑るとあとも滑る

教室(ナレ:佐)

「ピン、ポン、パン、ポン」

 校内にアナウンスが流れる。

(富)「生徒会の皆さん、今日放課後、生徒会室へ来てください。終わり。」

 富士先生の放送は毎回変だ。基本、最後の『終わり』って何?と毎回思う。

 いらないでしょ。


 独りでアナウンスに対してツッコミをしていた。


(鬼)「生徒会室とはどこだ?」

 そうこう考えていると、横から話しかけられているのに気づかなかった。

(佐)「・・・・・」

(鬼)「佐藤・・・」

 顔は完全にボーっとしていた顔だったと思う。

(佐)「えッ・・ああ、生徒会室ね。案内する。」 さっきの富士先生の話とは変わるが、気になっていた。

 あいつの鉄のように冷たい気配が。 あいつの半径50センチに入るまでは、見ていない限り気配がないのに、その中に体の一部が入ると全身が氷の針で刺されるような冷たく、悲しいものに包まれることについて。


−放課後−(ナレ:鬼)

 こういった、よく知らない場所での基本動作は情報収集である。

(鬼)「残りのメンバーは、いったいどんなやつだ?」

 すると、佐藤はまた人の話を聞いていなかった。

(佐)「・・・・・・」

(鬼)「佐藤?」

 ようやく、気付いたようであたふたしていたが、すぐに落ち着いていた。

 個人的なこいつに対する感想は変な人である。

(佐)「えーと・・・・説明するよりあった方が分かる。」

 先行して佐藤が生徒会室の戸を開けた。


「ガラガラガラガラ」


 入るとまだ一人も来ていなかった。

(佐)「まあ少し待ちましょ」


−10分後−


 この気まずい空気は何だ。早く誰か来てくれと何回も心の中で叫んでいた。


 作者もずるい。


 二人っきりほどきまずいことがないのに、わざわざこの展開にしやがって。

(鬼)「おい作者!!おい作者!!!いい加減ボーとしてないで人出せよ。特に会長ださないとどんだけグータラな会長なんだと思われても、しんねーぞ。」

(作)「いい加減話しかけないでくれないかな。こっちは他の編集が残ってんの。」

(鬼)「他作品の宣伝しやがった!!第一、何でソ連がらみが多いの?」

(作)「いいじゃんか!!第一こっちは、作者いじりすぎだろ!!」

(鬼)「はいはい。いいから続きを書いて。」

(作)「二話続けて同じ下りは、まずいだろ!しょうがない続きを書くか。」


 私たちからすれば、作者が書き進めると言うことにより、横の方から黒子が出てきて、出演者に追加の台本が支給される。この光景を文字でしかお伝えできないのが残念である。


 すると、会長、武田弘が来た。

(武)「イエーイ!!!!!あら二人!?!?」

 こいつには果たして、この学校の生徒を導く力があるのか甚だ疑問である。

 待たされた側の返事といったらこれしかない。

(鬼)(佐)「遅い!!」

(武)「すんません・・・ちょっと授業が長引いてて」

 こんな滑る会長とやらなければならないとなると、この先、不安だ。

 続いて、1年生の久保田と岡田も来た。さすがに会長みたいなことはなく、普通に入った。

(岡)「授業が遅れていたので、遅れました。」

(久)「右に同じです。」

 すると、武田は二人に近寄り、二人の肩をたたく。

(武)「かまんよう〜〜!!俺も遅れたから。」

 会長としての威厳の欠片もない。

 次に、越智と富士先生が来た。

 すると、武田は急に目つきを変えた。

(武)「どうしたのかな〜〜??」

(越)「授業長引いとったんよ。」

 メンチを切り合っている、不良にも見える光景だった。武田は、一様滑るが、面倒見がいいと分かった。

 そんな二人を止めるように佐藤は言った。

(佐)「武田が言える立場じゃないし、越智も突っかからない。」

 そんな奴らを横目で見つつ、富士先生も事情報告する。

(富)「おくれました。申し訳ない。」

 短いが的確である報告だ。先生も非があれば認める素直な人だなとこの時、感じた。 こういう状況で、忘れてはならないのが、最後の人間である。

(富)「濱田がいないけど時間がないから始めるよ。」

 間に合わなければ、置いてけぼりなのは、どこでも同じだ。

(武)「起立ッ!!」

「ガラガラガラガラ」

 武田の号令とともに、戸が開いた。

(濱)「あいうえ、遅れたよ〜!!ゴメンチョッ」

 こんな事で許してもらえるはずがない。

(全)「・・・・・・・・」

 やはり、滑りは続く。

 あまりにも、無惨な滑りだったので佐藤がキレた。

(佐)「この!!滑りヤローがー!!!最近、作者のネタがおもしろくなくて、ストレスが貯まっている時に、くだらんことを言いやがって!」

 跳び蹴りを食らわした。

 同時に鈍い音が響く。

「ゴキッ!!」

(濱)ギャーーーーーー!!!!!!」

 先が思いやられる。

久しぶりの投稿でした。と言っても3日ぐらいのことですが。大変皆様のおかげにより、読者が増えております。心から感謝します。

話が変わり、宣伝の内容ですが、本文にも出てきた「ガン・トライアル」も是非見てください。またどんどん読者を増やしたいので、口コミ、紹介など等で広めてください。お願いします。

さて次は、滑って入ってきた濱田がねらわれます。マフィアに・・・それを聞きつけ鬼帝+OOが助けに行きます。とうとうガンアクションがでます。

次回、#003:やられる前にまず逃げろ!!

お楽しみに。

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