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双銃  作者: 天照 暁
12/39

#012:残業代は小説家にない

試験前でもがんばります。

5月12日

鬼帝宅会議室(ナレ:藍)

みんな、真剣に鬼帝さんの話を聞いていた。

(鬼)「とりあえず、明日から。コール、そっちを頼んだ。」

(登)「実際聞き込みからかな。」

(藍)「そうだね。」

その日は皆さん自宅に帰るため、7時には解散した。

そして私は今ドンちゃんと、がっちり腕を組んで歩いている。

(登)「あまり、ベタベタしないでほしいんだけど。」

(藍)「夜道をエスコートしてよ。」

(登)「はぁ・・・。」

(藍)「今度、坂本さんのラーメン屋さんに行かない?エディさんも誘って。」

(登)「確かに、坂本さんのラーメンはおいしいからなぁ。この仕事が終われば行くか?」

(藍)「うん!!」

何もないこの時間が好き。ドンちゃんとひっついている時間が好き。戦っている自分じゃない姿が好き。


5月13日

事件現場周辺住宅街(ナレ:登)

本日、学校が休みのため朝から、聞き込みに回っていた。

そして、約束の時間になったため公園へ一回集合した。

(鬼)「こちらは全然ダメだ。」

(登)「無理だなぁ。」

(藍)「こちらも全く。」

情報は何も得ることが出来ず、鬼帝の家に戻った。


鬼帝宅(ナレ:鬼)

帰るとそこにはとてつもない光景が広がってた。

(鬼)「コール、調子はどうだ?」

(コ)「見ていただければ解りますように、順調です。」

そこには目を鬼にして、パソコンのキーボード高速でうつ、佐藤さんがいた。

(佐)「資料がなんぼのもんじゃーーー!!!!」

奥では、本棚へキレイに本を並べている井練さんがいた。

(井)「戊流ーー!!並べ終わったよ。」

(鬼)「ありがとう。」

(藍)「鬼帝さん、これあなたが昔、必死でそろえた資料?」

(鬼)「ああ、保存状態が悪い奴はデーターにするため、佐藤ががんばっているわけ。」

すると、佐藤さんが叫んだ。

(佐)「これで終わりだーーーー・・・エンターーー!!!」

「バシッッッ!!」

相当がんばったのだろう。息を整えていた。

(鬼)「さて本日はここまでにして、解散。」

そして、佐藤は目の前の家に、暁星とシャンは自宅へ、井練は俺が護衛しながら帰った。

帰り道、暁星達と途中まで一緒に帰るべく、また、事件現場の確認を含めて例の住宅街を通っていた。事件現場付近に来るとあるにおいがした。

(藍)「何か匂わない?」

すると少しばかり、眉にしわを寄せて、糸目のまま答えた。

(登)「ああ、血の臭いだ。」

(井)「そりゃあ、この間だったから、残っているやつでしょ?」

(鬼)「確かにそうだが、この臭いは・・・・・。」

(登)「まさかだと思うが・・・・・。」

(鬼)「まさかだろうな。」

(井)「何のことだか解らないのですが?」

その時だった、後ろの方から血の滴る音がした。

(鬼)「あいつも日本にいるのか。」

(藍)「一番居てほしくないですね。」

三人供、かまえる。

(鬼)「由井。今から出てくるやつはご厄介野郎だ。家に早く行け。」

(井)「うん。」

すると彼女は、家に向かって走り出した。

(?)「生ぬるいねぇ。」

(登)「そんな死臭ばかりじゃあ、日本でも動きにくいだろう。」

(?)「おかげさまで。とりあえず、うるさそうなのは、処分したし。」

(鬼)「キメジ・ハーディー。」

(ハ)「フルネームで覚えていてくれるとは。てっきり、コードナンバーだけかと。」

(藍)「キラーズⅣ。不死の四番。」

影の中から、出てきた。茶髪。少しパーマ。青の目。彼を見るたびに死を感じる。

(ハ)「また一段と美人になって。」

(鬼)「今回の事件はお前の仕業らしいな。」

(ハ)「上からの話でねぇ。とりあえず、そこの美人さんもらっていくよ。」

(登)「ふざけるな!!!!」

暁星が前に出た。それと同時に回し蹴りをハーディーの首に入れた。

(ハ)「痛いなぁ。それが効かないことぐらい知っているでしょ。」

全然びくともしてなかった。

(ハ)「邪魔。」

そして、足をつかみ横のブロック塀に投げつけた。

(藍)「よくもーーー!!!」

(鬼)「前に出るな!!」

言うのが遅かった。シャンは暁星同様回し蹴りを入れたがびくともせず。足を捕まれ、下にたたきつけて、首もとへ手刀を入れ気絶させた。

(ハ)「君もさよなら。」

こちらが銃を抜く前に足下を撃たれた。

(ハ)「ロイヤル。精々もがけよ。」

(鬼)「貴様!!」

その時、暁星がハーディーの足を捕まえた。

(登)「おめいさん、一つ忘れてる。おれもお前と同じ体ってことを!!」

(ハ)「鋼鉄の8番でしたね。それほど死にたい?お望み道理に。」

ハーディーが銃をかまえたのを見て、自分の残った力で引き金を引き銃を持つ右手に当てた。

「バキューン」

銃が空を舞う。

(ハ)「あーあ。これじゃあ新調しなきゃなぁ。精々ガンバレ。」

そう言い、暁星を蹴り飛ばし、闇の中へ去っていった。


シリアスな展開になってきました。そして、なんと藍さん拉致されましたね。さて、戦神の方は順調に四月に向けて準備が整いつつあります。また、最近滞っているガン・トライアルも近日中にでも次話を書き上げたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

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