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異世界という名のゲーム攻略  作者: 山羊執事
第一章 異世界新生活
3/12

第二話 見知らぬ土地と世界の言葉

 鏡に映る知らない顔。

 「何がどうなってんだ・・」


 白い髪に青い瞳。

 まるで、ゲームや漫画のキャラみたいだ。


 「おい、どうした?急に黙り込んで?」

 牢屋の外から男が声をかける。


 「い、いや何でもない・・一つ聞くが、ここは何処だい?」

 

 さっき思った仮説を、再確認するために、再度質問する。


 「はぁ?ここは牢屋だ」


 いや、それは分かるんだけど!

 

 「いや、そうじゃなくて、えぇーっとつまり・・・街の名前?」


 「あぁ?街ぃ?そんなのも分からんのか?」

 男が驚いたように聞き返す。


 「知らんから聞いてるんだけど!?」

 


 「あぁまぁそうだな?服も着ないで街中にいた奴だし訳あり、か?・・・分からなくて当然か?・・・」

 男が何やら納得したらしい。


 「まぁいい、ここは、リナウンド領のティフロンって街だ」

 男がこれまた当然のように言う。


 ティフロン?リナウンド?なんだそりゃ?


 リナウンド領ってことは・・・日本じゃないのか?

 いや、まずそんな名前の街を知らないな、ハハ(笑)


 「おい、どうした?まさか知らんのか?街の名を?」

 男が心配になったのか顔を覗かせてくる。

 「い、いや違うよ?そうかぁ~って納得しただけ、ハハハ(笑)」

 声が裏返っちゃった。


 「そ、そうか?ならいいが・・・」

 男が納得いかない顔ではあるが、顔を引っ込める。


 一体どうなってんだよコレ・・・


 流石に聞き覚えのない名前だぞ、街の名前。

 って事は、やっぱり・・・


 結論を出したところで・・・。


 《ハロハロ~♪お目覚めですかな?マスター》

 突然頭の中に若い女性の声が響いてくる。


 「何だ!?誰の声だ!?」

 思わず驚いて辺りをキョロキョロする。


 「今度は何だ?」

 流石に呆れたように男が顔を覗かせる。


 「いや!今、変な声が!・・聞こえないのか!?」


 「声ぇ?なんも聞こえんが?」

 男も辺りを見渡すが他には、看守が居るだけで誰もいない。

 マジか・・・


 《アッハハハ♪》

 また、声が聞こえる。


 《ゴメン、ゴメンwww驚かせちゃったね♪》

 声は随分と軽い感じに謝って来た。

 いや、まず誰よ・・・


 《そうだね♪まずは、自己紹介だね!》

 何!?心が読まれた!!


 《と言っても私に名前はないんだよ、ゴメンね?》

 名がないのか!

 《皆からは、世界の言葉とか、天の声なんて呼ばれてるよ♪》

 なるほど、ゲームなんかでよくあるアレか・・・


 「お~い急に黙り込んでどうした?」

 男が心配そうに見てくる。

 そんなに心配なら入ってくればいいのに?流石にダメか(笑)

 心配症な看守だな・・・


 「大丈夫だ、問題ない!」

まぁこの台詞言えただけ良しとしよう♪

 一度言いたかったんだよね!このセリフ。

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