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異世界という名のゲーム攻略  作者: 山羊執事
第一章 異世界新生活
2/12

第一話 牢屋から始まる非日常

7月18日:ほぼ丸々書き直しました。

 初めまして俺は、朝倉遥(あさくらはるか)コレでもごくごく一般的な男子高校生だ。

 まぁちょっとゲーム好きってだけの。


 突然だが俺は今、薄暗い牢屋の中にいる。


 なぜこんな事になっているのかと言うと、俺自身も状況を理解しているわけじゃない、が。


 この状況になった経緯を話すことは、できる。


 という訳で話そう。


・・・・・・


 まず俺は、放課後の教室でゲームをしていたんだ、普通に一人で。


 そしたら突然一通のメールが来た、まぁイタズラと思い適当に返事を返して。


 すると、辺り一帯に隕石が降り注ぎ、気づいたら、全裸で街中に放り出されていた。


 まぁその後、俺を見つけたご婦人が警官?を連れてきて、しょっ引かれたって訳だ。


・・・・・・


 ちなみに、しょっ引かれてすぐ気を失っていたらしく、今どれぐらいの時が過ぎたのか全くわからん。

 

 今が昼なのか夜なのかもだ。


 「おい、目が覚めたようだな?」


 部屋の外から男の声がした。


 どうやら動き出したこちらの気配を察知したらしい。


 「あの、今は昼ですか?夜ですか?」素直に質問してみる。


 「あぁ?・・・今?あぁ夜だけど?」


 男が当然のように言ってくる。


 今が夜、って事は、少なくとも、半日は過ぎてるってことか・・・?


 「あの!俺ってどれぐらい寝てたんですか?」


 男に再び質問する。


 「あぁ?どれぐらいって・・今。目が覚めたんだよな?って事は、三日か?」


 男がめんどくさそうな声で教えてくれる。


 三日ッ!?・・・三日もここにいたって事か、それなら親父か母さんが捜索願とか出してると思うんだけど・・・。


 「あの、何か情報とか来てませんか?高校生を探してるとか」


 「あぁ?コウコウセイ?よく分からんが、そういう事は、教えてやれねぇな」


 「ニィそうですかい・・・」


 やっぱそう簡単には、教えてくれないか・・・。


 さて、今の会話で奇妙だったのが、高校生って響きに、疑問を持っていたことだな。


 聞き馴れない単語だったんだろうな・・・。


 でも、言語は通じてるっぽいし、海外って線は薄いだろう。


 となると、もしかしたら面白い状況かもしれんぞ?


 「そんなことより、お前服を着たらどうなんだ?」

 

 考え事の途中に男から話しかけられる。


 「ん?服たって俺持ってないぞ?」


 持ってたらとっくに着てるわ!


 「いや!ソコにあるの着ろよ、ベットの上」

 

 そう言いながら、ベットの方向を指差す男。


 そこには、いかにもな囚人服が丁寧に畳まれていた。


 「何で今まで気づかなかったんだろう・・・」


 とりあえず囚人服を着ようとしてある事に気づく。


 いつも見慣れている俺の相棒、そう股間のアイツの形が違うことに!!


 そう思ったら別な所も違う事に気づいた。


 腕から手のひら。


 足から指先まで。


 「一体どうなってんだ・・・?」


 俺は、慌てて男に鏡を貸してくれるよう頼んだ。


 「鏡ィ?貸せる訳無いだろ?何するか分かんねんだからよ?」


 そりゃそうだ、鏡は使い方次第で立派な凶器になる。


 そんなもの、はいどうぞって貸してくれるわきゃないか・・・。

 

 「分かった、アンタが持っててくれて構わないから、とりあえず鏡を持ってきてくれ」


 「はぁ・・・わぁったわぁった!持ってきてやるよ!ただし変な真似すんじゃねぇぞ?」


 そう言って鏡を、持ってくる男。


 「ほれ」


 そう言って、鏡に俺を映す。


 「これが・・・俺・・?」


 思わずそんな言葉が出た。


 鏡に映っていたのは、見慣れたいつもの顔ではなく見知らぬ美少年だった。

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