表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界という名のゲーム攻略  作者: 山羊執事
プロローグ
1/12

現実の終わり 夢の始まり

放課後の教室で一人PCゲームに打ち込む少年。


彼の名は、朝倉遥。

こんな名だが、男である。


彼は、超が付くほどのゲームマニア。

ネットの世界では、《ネロ》と名乗り。

一つの伝説ともなっている。


そして、この物語の主人公である。




「・・・ふぅ」

PCから手を離し体を伸ばす。

その流れで時刻を確認。


「あー。べーわ、もう下校時刻とっくに過ぎてたわ」

気付くと時計は八時を過ぎた頃。

外は真っ暗だ。


固まった体をほぐし、頭を掻きながらPCを片付ける。


「んじゃ帰るか」

教室の電気を消し、鍵を閉めようとすると。


ピロン♪

と突然PCにメールが届く。


何気なしにメールを開く。


メールの内容は。

『貴方ガ求メルモノハ?』と一文字だけ。

送信主の部分は、文字化けしてよく解らない。


イタズラか?と思い、適当にメールを返す。


「えーっと『ドキドキとワクワク』っと」

そして送信。

直ぐにメールが返ってくる。


『承認シマシタ』の一文字。

メールを見て、そっとPCを閉じる。


「さて、早く帰んねぇと」

この手のいたずらは、無視に限る。


ふと、そこで異変に気づく。


電気を消したハズの教室が明るい。


いや、教室が明るいんじゃなくて外の光が入ってきてるのか?


不審に思い窓に駆け寄り外を見る。


「なん、だと?」

そこには、信じられない光景が広がっていた。


学校は、山の上にあり一番上の階からなら街を見渡せるほどだ。

そんな場所からみてるんだ異常が丸分かりよ。


町に降り注ぐ燃え盛る火の玉。

隕石である。


一つ一つの威力は凄まじく、瞬く間に見渡す景色が変わっていく。


ビルやマンションは押し潰され粉々に。

住宅街も跡形もなく消え去っていく。


「なんだよ、コレ・・・」

目の前の光景を信じられず呆然と立ち尽くす。


「何の冗談だよ・・・そ、そうか!コレは夢だ!はぁそうに違いねぇ」

頭を掻きながらしゃがみこんで再びPCを開く。

すると目に飛び込んできたのが。


『貴方ノ願イ叶エル準備ガ整イマシタ』

と書かれたメール。


「おいおい、まさかこのメールのせいか??」

怖くなってPCを閉じ立ち上がる。

すると視界の隅にあるものを捕らえた。


それは、こっちに向かってくる隕石。

「あっやば、」

もう逃げられる距離じゃなかった。


あぁここで終わりか、そう思った。

でも、不思議なことに気づいた。

それは、隕石に音がないと言うこと。


しかし今更だ、気付いたとこで何にもならん。


そして彼の意識は途切れた。




プロローグは、ここでおしまい。

お付き合いいただき、誠に光栄です。


あっ私が誰かって?

そうですねぇ

私は、《世界樹》此処から先の世界のもの。


まぁ御好きなように、御呼びください。

それでは、またいずれお会いするのを楽しみにしていますよ♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ